2015.04.30

たかが突き指?骨折の可能性も!悪化させない正しい応急処置とは?


改まりまして、指に何かが当たったり、ぶつけたりしてケガをすることを「突き指」といいます。

誰でも一度は経験したことがある、日常生活でよく見られる外傷のひとつですよね。
指先をぶつけることで起こるため、つい指先のケガだと思いがちですが、それは実はちょっと違います。

実際に負傷しているのは、指の関節なのです!
そのため「突き指は、指の関節の軽い捻挫」とも言えます。
日常的に起こるケガのため、甘く見てしまうことが多いですが、自然に治るものから、場合によっては手術が必要になるものまであります。

突き指は引っ張っても治りません

「指を突いた」というと、関節の骨同士がめり込んだ状態を想像しがちで、「突き指は引っ張って治す」と思っている人がまだまだ多いようです。
しかし、それではかえって症状を悪化させるだけですよね。
患部を引っ張っても治ることはありません。

突き指というのは、突いた衝撃で関節がめり込むのではなく、その衝撃で関節が捻じれたり、過度に伸ばされたりして捻挫している状態のことなので、場合によっては、骨折していたり腱が断裂していたりもしますから、絶対に引っ張ったり動かしたりはしないでくださいね。

突き指は甘く見ず、しっかり応急処置

突き指は関節の捻挫でもあるため、打撲や肉離れ同様、応急処置には『RICE』が効果的です。

RICEとは、Rest(安静)、Ice(アイス)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字をとったもので、早ければ早いほど効果が高い応急処置です。
覚えておきましょう。


●まず「R」
突き指をしたら動かさずに安静を保つようにします。
次に、痛みや腫れがどの程度なのかを確認。
骨折の有無についても確かめましょう。
突き指をすると患部が腫れるため、関節の曲げ伸ばしが制限されます。


●そして「I」
腫れを抑え、痛みを軽減するために、患部を流水で冷やしましょう。
氷水を入れたコップに指をつけてもいいでしょう。
患部を冷やしたら、隣の指を副木にして固定します。
例えば、中指を突き指した場合には、中指と薬指を2本まとめてテープで固定します。
なお、ケガの放置は関節機能に障害をきたすことがありますので、応急処置を行ったら、早めに専門医を受診することが肝心です。


………
……
…!?

『おいおい、CとEは?』となった方もいるかもしれませんが、突き指は「R」と「I」で終わって大丈夫です。
「ライ」で基本的に大丈夫です。



以上、突き指は一瞬の出来事のため、どんな風にケガをしたのか、指がどうなってしまったのか、といったことがハッキリと分からない場合が多いです。
どうして突き指をしたのか、何にぶつけたのか等、ケガに至った状況が少しでも分かれば治療の手助けとなりますので、受診の際には医師にケガをした時の状況をしっかり伝えるようにしましょう。





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