2016.09.23

保険:自動車保険:過去と現在と未来:歴史に触れて見えるもの

明日になる前に。今日が終わる前に。見出せればいい、その意味を。


いつどこで何をするにしても、生きていくうえでは欠かせない、保険。
車を運転するうえでなくてはならない、自動車保険。


みたいなこともありまして今回は、保険の道標をテーマに、ちょこちょこ要所を押さえていきます。

そもそもの保険のビギニング

そもそもの保険のビギニング


保険の起源は、古代オリエントにまで遡ります。
はるか古来、人々はリスクヘッジに勤しんできたのです。

その時代、特に船による地域間でのモノの行き来が活発だったところに、海賊や盗賊、あるいは自然の猛威によって損失を被るリスクを抱えていたのですが、それに備えて、損失を補填するために資金の貸し入れを行ったのが、保険の最初だと言われています。

船乗りは出港前に積み荷や船を担保にして、金融業者からお金を借り、その後無事に戻ってくることができれば利息をつけて返済、担保が無くなってしまった場合は返済なし、といったものです。
割と簡潔な内容ですが、これが現在の“海上保険”の原型です。
ただ、当時は金利を10%ほど付けるようなことも普通に行われていて、担保が人質であることも割と多かったので、通商そのものが衰退する原因にもなりました。

自動車保険のビギニング


肝心の自動車保険はというと、ベンツとダイムラーが1886年に世界初のガソリン自動車を発明してからおよそ10年後、1896年にイギリスのロンドンで初登場しているというから、その歴史はだいぶ長いです。

なお、日本の自動車保険は、1914年に東京海上日動で初めて誕生しました。
当時は国内に1,000台程度しか車が走っていなかったので、高価な財産としての車を守るための意味合いが強かったのです。
一部の富裕層しか持つことができない高級品だったというのはもちろんですが、事故が起きたら大変じゃ!しっかり備えなければ!という、現代にも繋がる日本人の堅実な保守気質も垣間見えますね。

また、政府の取り組みでも、車が普及していくにつれて事故も当然増えていくことが予想されるので、1956年に自動車損害賠償保障法が制定され、その翌年には自賠責保険への加入が義務付けられることになります。

自賠責保険のビギニング


1950年代後半に入ってからというもの、高度経済成長が進む日本で自動車がものすごい勢いで普及し、それに伴って自動車事故も増加していくというのは半ば当然ですね。

世界的に見ると、1912年のノルウェーに始まり、デンマーク、スウェーデン、イギリス、ドイツと、すでに自賠責保険と同様の強制保険の枠組みが出来上がっていて、そんな流れを受け、日本でも少し遅れて1955年に自動車損害賠償保障法が施行され、1956年には自賠責保険への強制加入が決定されました。

そしてその頃から、自動車保険の意味合いが徐々に変化していきます。
それまでは家財としての車を守るためだったのが、対人補償や対物補償を強く意識した現在一般的にイメージされる保険へとシフトしていくことになります。

からの、競争激化、保険料自由化、外資企業の参入。


そうして1960年に約290万台だった自動車保有台数も、1970年には約1,650万台と5倍以上に激増することになります。
もちろん自動車保険加入件数も激増しましたが、同時に各保険会社間の競争も激しさを増し、さらには海外の保険会社の参入、金融ビッグバンを経て、それまで一律で設定されていた保険料は自由化の一途を辿ります。
それまでは損害保険会社が販売する自動車保険においては、条件が同じであれば保険料も横並びだったのが、1996年に日米保険協議の決着後、1998年に完全自由化されることになりました。
かいつまむと、たとえ契約内容や条件が一緒でも、A社が5万円、B社が7万円という風に、保険料を独自に設定するようになっていったわけです。

そしてこの保険料自由化のタイミングをここぞと狙っていたのが、アメリカンホーム保険です。
さすがアメリカといったところでしょうか。
結果的には、日本初の通販型自動車保険の販売を開始し、広く浸透させます。
今では当たり前となった通販型保険ですが、保険会社と顧客が直接契約する分、サービス提供コスト削減による保険料低減というメリットが大きいサービスとして、多大なインパクトとともに市場で大いに受け入れられました。
その後、日本企業も通販型自動車保険を取り扱うようになり、現在では群雄割拠の様相を呈していますね。

自動車保険のフューチャー

自動車保険のフューチャー


そんなこんなで昨今は、車の走行データを蓄積し、実績に応じた特典や割引を提供するテレマティクス保険に力を入れる企業が出始め、より安全でよりシステマチックなドライビング環境が整いつつあります。
テレマティクス技術は、ドライブレコーダーなどの通信機器と車を連動させたデジタルテクノロジーで、極めて正確なドライバーデータを取得できるようになり、それを活かす形での保険サービスが発展するという流れです。

では、せっかくなのでテレマティクスを導入した日本企業のサービスを少し紹介します。

●『やさしい運転 キャッシュバック型』/ソニー損保

『やさしい運転 キャッシュバック型』/ソニー損保


急発進や急ブレーキといった事故に直結しやすい挙動に焦点を当て、いかにスムーズな運転ができているかを評価し、基準をクリアしているドライバーには保険料をキャッシュバックするサービス。

●『スマ Navi』/三井住友海上


こちら法人専用サービスですが、専用アプリ「スマ保」を利用し、ドライバーの運転データを蓄積。
蓄積データからレポートを作成、フィードバックを行うとともに、結果に応じて保険料を最大6%割り引くというようなサービス。


●『SMILING ROAD(スマイリングロード)』/損保ジャパン日本興亜

『SMILING ROAD(スマイリングロード)』/損保ジャパン日本興亜


こちらも法人向けサービス。
専用ドライブレコーダーを搭載することで走行データを記録し、データ分析、レポート作成、フィードバックまでしてくれるサービス。
なお、導入するだけで保険料が5%割引になり、事故が少なければ、さらに保険料が軽減されるような設計。



お・わ・り・に



今後もますます、自動車および自動車保険関連サービスの競争激化が予想されますが、そうなると正味の保険サービス以外にどんな付加価値があるのかが重要になってきそうですね。



何はともあれ、自動車保険はドライバーの命綱とも言えなくもないので、なるべく自分のライフスタイルに合った香ばしいものを選びたいですね。


そして、そんなとき、自動車保険を楽天で見積もってみるのも、ひとつの有効な手なのであります。
保険の仔細を知るためのヒントもたくさんありますし、見積もり自体えらく簡単なので、やってみて損は一切ないのであります。(結局、告知かよ)




お・わ・り






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