-
楽天車検
-
楽天証券
-
楽天オート
-
楽天銀行
いきなりですが、家族間で引き継ぐことができます!
会社が変わっても引き継ぐことができます!
これ、まるで携帯電話の割引みたいじゃないですか?
何の話かというと、自動車保険の「等級」の話なのであります。
ちなみに前回は、この等級について、基礎的な部分を説明しました。
今回は、等級の引継ぎにフォーカスして、詳しく見ていきましょう。
まず、等級についての概要です。
自動車保険では、ノンフリート等級制度という仕組みが利用されています。
そして、このノンフリート等級制度では、等級というランクが設定(1等級から20等級)されています。
通常、6等級からスタートし、1年間無事故であれば1等級アップします。
20等級となった場合には保険料が63%割り引かれます。
等級がアップするほど保険料の割引がきくことになるため、保険加入者にもメリットが生じる仕組みとなっているということですね。
ここからは、等級の引継ぎについて、事例を紹介していきます。
例えば、子供が大きくなって運転免許を取ったはいいけど、普通なら高い保険料を支払わなければなりません。
そこで、一発逆転、親の等級を子供が引き継ぎ、親は新規で保険に加入することで、トータルで保険料を削減することができます。
では、具体的にどれくらい保険料を削減できるのでしょうか?
52歳の男性(親)と、20歳の女性(子供)の例を紹介します。
子供がそのまま保険に加入した場合、保険料は14万円を超えてしまい、かなり高くなってきます。
これに対して、親の20等級を引き継いだ場合は、半額以下に抑えられます。
親の保険料はアップしてしまいますが、親子間で等級を引き継ぐことで、トータルで7万5千円も保険料を削減できるという試算になります。
ただし、等級を引き継ぐには条件があります。
引き継ぐことが可能なのは、配偶者か同居の子供、親戚に限られています。
なお、個人から法人へ契約を引き継ぐ際にも等級は引き継がれませんので注意が必要です。
テレビなどを見ていると、盛んに自動車保険の乗り換えのCMが流れています。
『ふ~ん、安くなるなら乗り換えようかな。』
多くの人はこう考えたことがあると思います。
次に、こう思います。
『保険会社が変わったら等級はどうなる?』
結論としては、無事故を続けた結果、アップした等級は通販型、代理店型、国内、外資系を問わず引き継がれるのです。
また、等級が引き継げるのは保険会社だけではありません。
「全労災」や「JA共済」などの共済から損保へ、または損保から共済へといった場合でも、等級は引き継ぐことが可能です。
ただし注意が必要なのは、「全労災」「JA共済」以外の共済です。
例えば、「教職員共済」「自治労」「全自共」などへの共済への等級引き継ぎは、各保険会社で判断が分かれるので、注意しましょう。
やはり等級の引継ぎによって保険料を削減できることもある、というのは魅力的ですよね。
どの保険会社を選ぶか検討する際は、等級の確認もしてみてはいかがでしょうか?
結婚を機に保険を見直して、ふたりで節約を始めるのもオススメですよ。
以上、自動車保険の等級引継ぎについてでした。