2015.07.30

【保険代理店のルーツはコーヒー専門店!?】「ロイズの保険」って知ってる?


こんにちは。
ミズミズです。

いきなりですが、私は中毒かってくらいコーヒーや紅茶が大好きなので毎日飲んでいます。

皆さんは行きつけの喫茶店ってありますか?
居心地が良いとか、Wi-Fiが繋がるとか、好みは人それぞれあるかと思いますが、サービスの良い喫茶店は、何度も足を運びたくなっちゃいますよね。

ですが、本来ありがたいはずのサービスも、やりすぎはよくない!
過剰サービスじゃい!

ということで今回は、行き過ぎた喫茶店からの、行き過ぎた保険のお話。

異端のコーヒーハウス「ロイズコーヒー」


さて、冒頭で述べました通り、重度のコーヒー中毒の私。
近所の喫茶店やファミレスは完全網羅でどこも常連状態です。
空調のきいた店内で、音楽を聴きながら仕事して、小腹がすいたら軽食とって。
天国です。

そして!
喫茶店やファミレスに長時間いると、毎回会う方がいらっしゃるんですよね。
綺麗なお姉さまや、素敵なスーツを着たピシっとした紳士が、毎回違う方と一緒にご来店されます。

実はこの方たち、何を隠そう、保険外交員の方々。
お茶を飲みながらお客様と打ち合わせをされているようです。
同じ場所にいるのに、小汚いジャージで血走った目でカチャカチャやってる私とは大違いです。

お姉さま方は、大切なお客様とお会いするため、綺麗な格好をして美味しいお茶をごちそうしていたのですね。
お仕事中だけあって、ピシっとしているのに優雅なアフタヌーン感もあって実に素敵です。

そして、常連同士で気が付いたら仲良くなっていた一人のお姉さまから、こんな話を聞いてしまいました。


『もともと保険代理店はコーヒー専門店なのよ』




え?
保険代理店のルーツがコーヒー専門店?
なんと、保険代理店は、イギリスのロンドンを流れるテムズ川のほとりにあった「ロイズコーヒー」という喫茶店が元祖なんですって。

イギリスなのにコーヒー?紅茶じゃないのか?と思われがちですが、イギリスでは貿易時代にコーヒーが大流行り。
“コーヒーハウス”というイギリス発のカフェ、こちら多い時には3,000軒もあったそうで、ある時は客同士の民主主義に関する議論の場にもなっていたようです。
またある時は当時の商人たちの情報収集の場として重宝されていたそうです。

なお現在も、イギリスではコーヒーブーム真っ只中。
4日間で実に2万人以上のコーヒー党が集結する、ザ・ロンドン・コーヒーフェスティバルというイベントもあるほどです。

それはさておき、輸出入や船便が発達した頃、保険も同時に発達しました。
そのため、テムズ川に停泊する船乗りや保険業者は喫茶店に集まり、商談したり、アイツ生きて帰ってくると思う~?と、おそらく賭け事にいそしみました。

そう、その賭け事が、生命保険の発達にも関わっているのです。

そんなコーヒーハウスのひとつ「ロイズコーヒー」は、お客様方のために海事ニュースが載っている「ロイズニュース」など独自の新聞を発行したことで有名となりました。

が、ロイズコーヒーの本当のスゴさはここから。

ロイズコーヒー店主であったロイド氏の死後、有志が集まり、喫茶店を存続させ、さらには個人保険業者が「ロイズ保険組合」を立ち上げたというのが、「保険代理店」や「保険窓口」の始まりです。

そんなロイズ。
成り立ちも去ることながら、いろんなところが愉快でございます。



まず、みてみてみてみて!
この本社ビル!!

ロイズ保険本社ビル




先進的を通り越してエキセントリック。
1978年から1986年まで、およそ8年の歳月をかけて作られたこのビル。
SFに出てきそうな建物。
30年も前に建てられたとは信じがたいデザインですよね。

無茶ブリ大歓迎?ロイズのサービス精神がスゴイ


ビルの様子から見ても分かるように、ロイズという会社は少し変わっています。
語弊を恐れずに言うと、良い意味でオカシイ会社です。

そのオカシさは、受賞するのは不名誉だとも言われる、イグノーベル賞を受賞している点でもお分かりいただけるかと思います。

ご存知無い方のために簡単に説明すると、イグノーベル賞は《人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究》に対して与えられる賞です。

例として
『ハトはピカソとモネの区別ができるのかの研究』
『ウシのフンからバニラフレーバーを作りだす研究』
といった具合に、まさに、良い意味で頭オカシイで賞といった感じの賞です。


そんな、コーヒー店から始まって、イグノーベルを受賞したり、一風変わったビルを建てたりしているロイズ。
何よりも面白いのは、どんな保険も引き受けるところでしょう。

これまでも、「自国のサッカーチームが負けたショックで心の病気になったときの保険」「留学中に娘が処女じゃなくなったときの保険」などなど、不思議な保険がワンサカありました。

ちなみに、「留学中に娘が処女じゃなくなったときの保険」は申込み件数が多過ぎて、すぐに取り止めになったとか。
そりゃ、自由に恋愛を楽しんで、その上お金をもらえるんじゃ、コトをいたしますよね?
えぇ、いたしますとも!!

「変な保険」から「定番保険」へ


どれもバカな保険だと思われた方もいらっしゃるかも知れませんが、ロイズに感服するところは、その挑戦心です。

例えば、ゴルフのホールインワン達成のお祝いなどで必要な費用に対して保険金が支払われる「ホールインワン保険」や、コンサートなどが不慮の事態で中止になった際の払い戻しに対応した「興業中止保険」など、最初は「ちょっと変な保険」扱いだったのに、現在では定番の保険になったものもあります。

他にも「誘拐保険」などはお金持ちには需要があるようですし、霧が強くて事故が起きた際の「濃霧保険」なども実用的です。

このように、ロイズの変な保険がいずれ一般的になることは、案外珍しくないようです。


ちなみに、ロイズの労災保険には、「職場のメシが不味すぎて辛い時の保険」まであります。
なんだか、とりあえず何でも言ってみたら保険ができちゃうんじゃないのか?!って気がしてきました。


「動物園に行ったら目当ての動物がずっと寝てた保険」
「イカリングだと思ったらオニオンリングだった保険」
「前髪切りすぎちゃった保険」



いや、こんな保険はさすがのロイズにも取り扱いがないようですが、もう言った者勝ちの世界になってくると思いません?


とはいえ、どんな保険も、本質を突いていれば需要はあるのかもしれませんね。




こんな保険あったらいいな!という要望がある方、一度意見してみてはいかがでしょうか?



ただまあ、ここまで無茶ブリに応対してくれそうな保険会社など、なかなか現れないとは思いますが。






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