2015.12.01

【新訳・鶴の恩返し】それは自動車保険が繋ぐ切ないラブストーリーだと判明

『INLIFE~あなたと保険を繋げるメディア~』でしか読めない“ルーツーのガエシオン”、ついに解禁。







はじまりはじまり







銀座のワッフルストア前で、鶴が罠にかかっていました。

昔々、ある所におじいさんとばあさんが静かに暮らしていました。


寒い冬のある日、おじいさんは銀座のワッフルストアに新型ワッフルウォッチを買いに行きました。


そしてその帰り道、罠にかかった一羽の鶴を見つけたのでした。


鶴は道路の往来で罠にかかっており、車に危うく轢かれそうになっていたので、おじいさんは慌てて鶴を助けて、こう声を掛けました。
『キョーッ、キョキョキョッ、クエーッ、クエーッ!!』
おじいさん、本意気で精一杯のツル語です。


『助けていただき、本当にありがとうございます!!』
けれども、鶴は普通に日本語を話せました。


『ほぇ?なんて?』
おじいさんは耳が相当遠いようです。


『お・じ・い・さ・ん・あ・り・が・と・う!!』
鶴はハッキリ大きな声でお礼を言いました。


おじいさん、ありがとう




『ハァ?わしゃ「笑い飯」じゃありませんよ、人違いじゃて~。確かに、Wボケが斬新だった「笑い飯」が新星のごとく現れた2002年のM-1で2回戦まではいきましたがの。しっかしね~あの年のM-1は本当に波乱続きで、、、、』


罠を解いてもらった鶴は、おじいさんのM-1話が長くなりそうだったので、食い気味にこう言って飛び立っていきました。
『ありがとう!このご恩は必ずお返ししま~す♪』


『え?わしゃ朝はご飯派じゃよ。』
残念ながら、おじいさんの耳には正確には届きませんでした。


このご恩は必ずお返ししま~す♪



おじいさんの奥様(ばあさん)は、パーリーピーポーの金髪ギャルでした。

それから、家に帰ったおじいさんは、ばあさんに鶴を助けたことを報告しました。




『まぢ!?タクヤっち(※おじいさんの名前)やるじゃ~ん♪まぢパないんですけど!これ、とりま「鶴の恩返し」パティーンくるんぢゃね!?鶴がくぅるぅぅ~~的なチョベリグぢゃぁん♪』
ばあさんは渋谷系ギャルに憧れる、アメリカ国籍のパツキンのルーギャーでした。



ちなみに、“ばあさん”というのは「お婆さん」という意味ではなく、本名の「ヴァネッサ」に由来しています。
(ヴァネッサさん ⇒ ヴァネさん ⇒ ヴァーさん)


この鶴を助けたんじゃ




ちょうどその時でした。
コン…
コン…
コン…
と、入口の戸を叩く音が聞こえました。




『誰だろね、こんな時間に。(もう鶴だよね、完全に。)』





戸を開けるとそこには…大変麗しい娘が立っていました。





『夜分にすみません。外はとても雪が激しく、道に迷ってしまい…できればここに泊めていただけ、、、、』
その娘が喋っている最中も最中に、
『鶴、キタコレーーーーーーーー!!』
と、ばあさん歓喜の絶叫です。


『ちょい待ち、いえ、鶴じゃないですよ!鶴じゃないです。私が鶴だったら結構ヤバイですよ。あの~、それで~、できれば一晩泊めていただきたいのですが??』
娘は必死に話を前へと進めました。


『うぇ~い♪もちOK!うぇ~い♪』
ばあさんは、生粋のパーリーピーポーでした。


泊めていただけますか?



ばあさん、おじいさんに出逢ったのでした。~恋の嵐は突然に~

そのあくる日も、そのまたあくる日も、激しい雪は降り続きました。


とても外を出歩けるような天候ではなかったため、娘はしばらく泊めてもらっていました。


その礼にと、娘は掃除、洗濯、料理などを甲斐甲斐しくこなしては、毎夜、ばあさんとのガールズトークに花を咲かせていました。


クラブで出会ったの




そこで、ばあさんは娘にこんなことを話していました。



タクヤ(おじいさん)との出会いは、新木場にあるクラブで開催されたハロウィンイベントだったこと。
その時は、当時の彼氏であるマサヒロがいたこと。
けれども、マサヒロが最低の男だったこと。
そのハロウィンイベントにマサヒロと一緒に来ていたのに、どこぞの女性をナンパしていて、ばあさんはその様子を目撃してしまい、激オコしているところを、たまたま居合わせたタクヤに優しく慰められたこと。
『今、うちの彼氏(マサヒロ)自動車保険入ってないんだよ!?あり得なくない!?なくなくなくない!?』
そんな愚痴をタクヤがただただ黙って聞いていてくれたこと。
そんな風にして、包容力を持ったタクヤの横顔を見て、速攻でトキめいてしまったこと。
そして、他の女性と一緒に姿を消してしまったマサヒロに愛想を尽かし、タクヤと付き合うと心に決めたこと。

などなど


カレシが他の女と消えたし!




ばあさんの話がものすごい長かったので、娘は途中オチていましたが、ふたりの馴れ初めにはギリ感動していました。


そして娘は、『私、この家の子供になりたいなぁ。』とか言い出していました。


その娘は鶴だったのでした。~安定のくだりは確実に~

次の日の朝、娘はおじいさんとばあさんに言いました。
『私が綺麗な布を織りますので、その布も泊めていただいているお礼とさせてください。』



そして続けて、例のお約束のセリフを口走りました。
『機を織っている間は、決してこの襖を開けず、部屋の中を覗かないでください。』



※※※
ここからのくだりは本家とまるっきり同じなのでトルツメします。
要するに、娘が部屋に閉じこもって機を織り続け、美しい布を完成させようとしていましたが、1週間後くらいに、おじいさんとばあさんは部屋の中をガッツリ覗いてしまいまっす☆







『あれほど見ないでくださいと言ったのに…』
娘がいるはずの部屋には、一羽の痩せ細った鶴がいるだけでした。


あれほど見ないでくださいと言ったのに…



鶴は、セリフ言わされてる感丸出しで言いました。
『はい、そうです。私は先日、銀座でおじいさんに助けていただいた鶴ですよ…』



ばあさんは驚愕の声を張り上げます。
『な、ん、、だ、と、、!』
棒読みです。


おじいさんは茫然と立ち尽くしながらも、おもむろに写メを撮って『鶴なう。』とインスタグラムにアップしました。(※フォロワー数1、ばあさんのみ)



なんとなんと、その娘は鶴が化けていた姿で、鶴は自らの羽根を抜いては糸に織り込み、立派な布を作り出していたのです。
『おふたりの子供として、ずっとこの家で暮らしていたかったのですが、私の本当の姿を見られたからには、もうここにはいられません。短い間でしたが、ありがとうございました…』



そう言って鶴は家を全速力で駆け出し飛び出し、翼を広げて空へ舞い上がーーーる直前にっ!
キキキキィィィィーーーー!!
ドンッ!!!


あわわわ…私のせいで…



車と保険とマサヒロ、そして感動のクライマックスへ

なんとなんと、おじいさん家の前の国道246号線を走っていた車が、突然飛び出してきた鶴を避けようとして急ハンドルを切ってガードレールに激突してしまいました。

これは交通事故の急展開です。





『あわわわ…私のせいで…』
鶴はひとまず無事でした。



その後、ばあさんが事故を起こした車に駆け寄ると、その瞬間なぜかガチで固まってしまいました。
『マ…マサヒロ…!!』



鶴をかわした車に乗っていたのは、ばあさんの元カレのマサヒロだったのであります。



『ヴァネッサ??なんでこんなとこに!?』
車はかなり破損していましたが、マサヒロは無傷でした。
けれども、たしかマサヒロは自動車保険に入っていないはずでした。



『マ…マサヒロ!!』



『フッ、俺は生まれ変わったんだ。ヴァネッサ、いつかどこかでお前とまた巡り会えたら、もう一度やり直すためにちゃんと自動車保険にも入っておいたんだぜぃイェイ。』
マサヒロはイイ顔でキメました。



『マ…マサヒロ♪』


俺は楽天の一括見積もりで自動車保険に入った男だ!



なんとマサヒロは、無料でかつ最短3分で複数の保険会社を比較できる、便利でお得な「楽天の自動車保険一括見積もり」を利用して、自動車保険に加入していたのです。



『ママ…マサヒロ♪♪』



もちろん、事故対応も迅速でバッチリでした。
楽天の自動車保険一括見積もりを利用していたことは、マサヒロにとって不幸中の幸いでした。



そしてマサヒロは、ばあさんに熱い眼差しを向けて、こう言いました。
『ヴァネッサ、俺が悪かった。俺たちもう一度やり直そう。お前を愛してる。』



ばあさんは間髪いれずに、こう言いました。
『いえ、フツーにムリなのですけれどもぉ(敬語)。ウチは一生タクヤLOVEですしぃ(敬語)。』


ウチは一生タクヤLOVEだし♪



それからというもの、鶴はなんだかんだで出ていくタイミングを逸してしまい、間が悪くなったので、おじいさん家に居つきましたとさ。
こうして、おじいさんとばあさんと鶴は、末永く仲良く暮らしましたとさ。







めでたしめでたし







(完)





◇文・イラスト:昌谷大介(A4studio)





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