2017.03.27

クルマが準主役の人気映画とそれ関連のクルマ情報(パチパチパチ)

“オシャレ”って、それだけで他をマルっと許容させてしまう感じが、だいぶエモいよね。要は、世の中だいたい似たり寄ったりで、どうせ中味はそこまで変わらへんねんから、じゃあせめて“オシャレ”にいっといた方が皆ハッピーやろ?みたいなことがあるわけやん


そんなことで、映画とクルマって相性いいですよね。
というのも、アメリカを中心に栄華を極めた20世紀を代表するカッコええもんの掛け合わせやから、別に内容がなくても、画だけで何とかなっちゃうズルいパターンなんですよ。

でも、そういうことって、世の中いろんなところで結構ありますよね。

オシャレはそれ自体が最上級の広告になるというか、オシャレっていうだけで、とりあえずワーってなってしまうというか、その場を無条件に明るくするというか、テンション上がるというかね。
単体のオシャレでもワーってなるのに、さらにオシャレの掛け算なんか起こると、そりゃもうスゴい破壊力なわけですよ。
ブラピとアンジーの夫婦、ニューヨークと美術館、カルボナーラに黒トリュフ、みたいなもんですよね。
オシャレの圧だけで、理屈抜きでマネしたい!憧れてしまう!みたいな感じにするパワーはエグいわけです。


とにかくまあ、オシャレって得です。
何事もオシャレに越したことはないんですよね。
オシャレで損することあったら教えてほしいくらいですね。
ちなみに、嫉妬を食らう、とかそんなんは損の内には入らないですからね。
人生、嫉妬食らってなんぼですよ。



そして、映画に出てくるクルマは、オラついたアクションで爆走するやつとか、ただ単に画的に華を添えるやつとか役割は様々ですね。


ということで今回は、なんとなくクルマの存在感がスゴい映画とそれに関連するクルマの情報を適当に並べていきます。

なお、写真は載せないので、どんなやつか気になったら自発的にググるなり、どこかにリアルに見に行くなりしてください。
なぜなら、その方がスタンスがオシャレやから。
要するに、写真を毎度いちいち見せるのと、あえて見せずに川の流れのように読み手の想像力を喚起するのとでは、果たしてどちらのオシャレ感が強いかっちゅう話ですわな。
親切とオシャレって、全然違うんです。
スゴい親切な人って、オシャレ感を多少なりとも犠牲にしてるっていうのはあるんですよ。
オシャレ感って、多くは語らずに包み隠した感じからドバドバ出てくる、みたいなことがありますやんか。
例えばね、愛嬌あって喋り倒すBARのマスターと、無口でミステリアスなBARのマスター、どっちがオシャレか言うたら、ほぼほぼ後者になってきますよね。


もう、いいですね。
参りましょう。


ワイルド・スピード

映画『ワイルド・スピード』シリーズは今さら説明する必要もないですが、派手なカーアクションでぶっ飛ばすやつで、1作目は2000年に全米公開されました。主役を務めたヴィン・ディーゼルやポール・ウォーカーは、作品を契機にブレイクしましたが、特にポール・ウォーカーのカーキチっぷりは有名で、所有するクルマは数十台、日本車に対する思い入れも強く、トヨタのスープラ、日産のフェアレディZ、シルビア、スカイラインGT9を持っていたようですね。今はどうか知りませんが。

トヨタのスープラ

『ワイルド・スピード』にも登場するトヨタのスープラは2002年、排ガス規制に阻まれ生産を終了しましたが、2018年には新モデルが発売されることが決定しています。
劇中でお馴染みなのは、派手なオレンジのA80型4代目スープラですが、1993年から2002年くらいまで販売されていて、一応スポーツカーなので一般車よりも少し高めの値段設定でした。
さらにスープラはトヨタを代表するGTカーとして、Super GT、ル・マン24時間耐久レースなど数々のレースに参戦し、持ち前の280馬力の直列4気筒ターボエンジンで活躍しました。
ちなみに、国内レースにおけるライバル車は、日産のスカイラインGT-R、ホンダのNSXあたりで、幾多の名勝負を繰り広げましたね。


日産のGT-R

日本を代表するスポーツカーといえば、GT-Rを挙げる人が多いかもしれません。
過去に“スカイライン”の名を冠していましたが、現行は“NISSAN GT-R”です。
V6ツインターボエンジンを搭載したモンスターで、世界的なコースでも最速ラップタイムを記録しており、量産市販車の中では最強かもしれない的スポーツカーです。


60セカンズ

『ワイルド・スピード』が出たら、同時期の映画『60セカンズ』も出るでしょうね。内容は、高級車を指定時間内に50台盗むというムチャクチャな感じですが、とにかく登場するクルマがマニア垂涎のイケてるやつばかり。キャデラック、シボレー、フォードといったお馴染みのアメ車から、アストンマーティン、ベントレーといったイギリスの超高級車、フェラーリ、ランボルギーニといったイタリアのスポーツカーまで、あらゆるハイエンド車種がストーリーを賑わせます。

GMのキャデラック

キャデラックは、アメリカのゼネラルモーターズが展開する、漢感えげつない高級車ですね。
よくパレードなどで映し出されますが、米国大統領専用車として採用されているので、名実共にアメリカを代表する高級車として認知されています。
このところは全体的にモダンでスタイリッシュになり、日本の公道でも昔よりは見かけますが、絶頂期はやはり1950~1970年代で、米国大統領だけでなくハリウッドスターや経済界の富豪などセレブリティが所有し、今現在でもクラシックカーを収集するカーマニアには人気です。

フォードのシェルビー・マスタング

フォードは、20世紀のパクス・アメリカーナに最も寄与したと言っても過言ではない自動車王、ヘンリー・フォードが創業した自動車メーカーです。
そして、『60セカンド』で最後に盗むことになったクルマが、1967年モデルのシェルビーGT500で、この“シェルビー”というのはレーシングドライバーのキャロル・シェルビー氏の名を冠したもので、彼は引退後もデザイナーとして活動し、数々の名車を世に残しました。


007

映画『007』シリーズはそれこそド定番で、劇中に登場するクルマは“ボンドカー”として世界中で親しまれています。特にアストンマーティンのスポーツカーは、ジェームズ・ボンドと共に、その歴史を歩んできたような節もありますね。

アストンマーティンのDBシリーズ

『007』のクルマといえば、アストン・マーティンのイメージは強いはずです。
映画ではコミカルな改造車になって出てくることも多いですが、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる近年のシリーズでは、プライベートカーとして現行タイプのDBSやコンセプトカーのDB10が登場し、よりスタンダードな出で立ちと本来的に溢れ出す気品を拝むことができます。
なお、劇中の激しい扱いとは対照的に、DBシリーズは超高級車として高嶺の花ポジションを陣取り、映画に登場した車種をオークションにかければウン億円になることもザラです。
よって、映画内でいとも簡単に大破しているのを観てニヤつくのも、ひとつの楽しみ方でしょう。


マーベル映画

ニューヨークに本社を置く漫画出版社マーベルが描くキャラクター映画にもクルマがたくさん登場しますね。例えば、『アイアンマン』の主人公トニー・スタークは車の収集家で、アウディのR8を愛用しています。トニーは他のマーベル映画『アベンジャーズ』にも登場していますが、そちらではR8ではなく、ホンダの高級スポーツカーであるアキュラNSXをプライベートカーとして使用します。

アウディのR8

アウディのR8は、2006年に登場したクーペ型スポーツカーで、2016年には2代目がお目見えし、新車価格2,400万円以上という絵に描いたような高級車です。
搭載するV10エンジンは最高時速330km/hを誇り、まさに走ることに特化したスーパースポーツカーといったところ。


スタジオジブリ作品

この際オシャレかどうかは置いといて、日本なので、ここも挙げておきましょう。『風の谷のナウシカ』『ルパン三世 カリオストロの城』『千と千尋の神隠し』など、世界的名作を世に送り出してきたスタジオジブリですが、映画に登場するクルマは実際の製作者たちの愛車が多いです。『ルパン三世 カリオストロの城』では、ルパンがフィアット500を愛用していますが、これは当時の作画監督である大塚康生氏が所有していたクルマだったので採用したとのこと。さらにヒロインのクラリスがシトロエンの2CVに乗っていますが、これは宮崎駿監督が所有していたお気に入りのクルマだったようです。また『千と千尋の神隠し』では、アウディのA4を家族で乗っているのが描かれていますが、こちらも宮崎監督の愛用車。

シトロエンの2CV

フランスの自動車メーカーでシトロエンの2CVは、1990年までの約40年間に製造されていた小型大衆車です。
発売当時はその見た目とデザインを酷評され、“醜いアヒルの子”と呼ばれるなど、割と不当な扱いを受けた黒歴史がありますが、徐々に燃費の良さと機能性が認められるようになり、フランス国民車として定着しました。


おわりに


当然、現在生産を終了しているクルマは手に入りにくいですが、現行車であればディーラーや中古車販売店で見つけられます。

なお、大手自動車メーカーなどは映画を通してクルマを宣伝することがあるので、そこらへんをチェックする習慣があっても、ひとつ映画の見方としてはオモロイですね。
ちなみに、そういうのはプロダクト・プレイスメントと言って、普通にマーケティング手法です。
映画観てるつもりがモロにCM観てたんかい、みたいなことがあるんですね。




最後、この流れにフィットする究極のオシャレって何でしょうね。

トムフォードのスーツを身にまとい、アストンマーティンをブオンブオン走らせる、的な感じですか。
あるいは、ヴァレンティノのアウトフィットで、MacBookとスタバのコーヒー持って、颯爽とマセラティに乗り込みますか。

ただ、ここまであからさまでエグい組み合わせになると、もうオシャレというか、軽いコントの域ですね。
台本があって、動線もあらかた決まってて、バミってあるんちゃうか、みたいなね。
絵に描いた餅って見てるだけで、なんとなくヤル気なくなるというか、よく分からない脱力感すらありますよね。

まあ、そういう方向性のやり過ぎであれば、何も悪いことはないんですけど。
オシャレは、身の丈という言葉を無視しても、ベクトルさえ合ってればやり過ぎても無問題、みたいなことはあったりしますからね。



もう割とグチャグチャってなってきてるんで、この辺で。






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