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トップ 知って得する!自動車保険コラム 「あおり運転」から身を守る! 万が一に備えたドライブレコーダーの選び方をわかりやすく解説

「あおり運転」から身を守る! 万が一に備えたドライブレコーダーの選び方をわかりやすく解説

「あおり運転」から身を守る! 万が一に備えたドライブレコーダーの選び方をわかりやすく解説

(公開日:2022年2月9日)

新聞やニュースで「あおり運転」という言葉を耳にすることが珍しくなくなりました。スマートフォンやドライブレコーダーの普及によって、あおり運転の被害の映像をニュースや動画投稿サイトなどで見ることができますが、その様子をみて不安に思われる方も多いのではないでしょうか。警視庁が実施したアンケートによると、実際に「あおり運転」にあったことがあると回答したのは35%、約3人に1人があおり運転の被害経験があるという結果になっています。

2020年6月、道路交通法の改正によりあおり運転の罰則が創設され明確な取り締まり対象となりました。しかし、被害を受ける可能性はゼロではありません。ここでは、創設された妨害運転罪の内容や、あおり運転から身を守るためのポイントをわかりやすく解説していきます。

INDEX

そもそも「あおり運転」とは?どんな罰則がある?

    1. そもそも「あおり運転」とは?
    2. あおり運転の厳罰化!どのような罰則が?

あおり運転から身を守るためのポイントは?

    1. あおり運転を受けた時の対処法
    2. 「あおり運転」を「させない」ためには?

需要が高まるドライブレコーダー

    1. ドライブレコーダーの選び方。何を基準にしてドラレコを選ぶべきか?
    2. ドライブレコーダーを選ぶポイント
    3. 現在のドライブレコーダーへの不満
    4. 今後ドライブレコーダーに搭載してほしい機能
    5. ドライブレコーダー特約付きの自動車保険もある

まとめ

そもそも「あおり運転」とは?どんな罰則がある?

「あおり運転」とはどんな運転なのでしょうか。そして創設された罰則はどのような内容なのでしょう。

そもそも「あおり運転」とは?

「あおり運転」とは、妨害運転ともいわれ、自動車の運転中に他の運転者の走行を邪魔するなどの行為をいいます。具体的には、以下の10種類の違反行為があおり運転にあたります。

  • ・対向車線から逆走や接近(通行区分違反)
  • ・不要な急ブレーキ(急ブレーキの禁止違反)
  • ・急な進路変更や蛇行運転(進路変更禁止違反)
  • ・不必要な反復したクラクション(警音器使用制限違反)
  • ・車間距離を詰めて接近(車間距離不保持)
  • ・左車線からの追越しや無理な追越し(追越し方法違反)
  • ・不必要な継続したハイビーム(減光等義務違反)
  • ・急な加減速や幅寄せ(安全運転義務違反)
  • ・高速自動車国道等における駐停車(停車および駐車違反)
  • ・高速自動車国道等の本線車道での低速走行(最低速度違反)

出典:神奈川県警察「『妨害運転』は、犯罪です!!」

上記の高速自動車国道等(以下「高速道路等」)での低速走行や急なブレーキをかける行為は、「逆あおり運転」ともいわれています。あえて遅く走行して追い越させて、その後追いかけて接近してくるなどの行為です。

あおり運転の厳罰化!どのような罰則が?

あおり運転は、犯罪行為とされ、2020年6月30日に厳罰化されています。厳罰内容について詳しくみていきましょう。

他の車の通行を妨害する目的で車間距離を詰めるなどの妨害運転をした場合、3年以下の懲役または50万円以下の罰金です。違反点数は25点で運転免許取り消しになり、欠格期間は2年となります。欠格期間とは、免許取り消し後免許を再取得することができない期間のことです。

さらに、高速道路等において他の車を停止させるなど、著しい交通の危険を生じさせた場合には、5年以下の懲役または100万円以下の罰金です。違反点数は35点で、運転免許取り消しで、欠格期間3年となっています。いずれにしても、「あおり運転」をして違反を1回でもしたら、免許取り消しになることを覚えておきましょう。

また、あおり運転によって負傷させたり、死亡させたりした場合には「危険運転致死傷罪(妨害目的運転)」の対象となります。2020年7月2日から施行され、あおり運転によって他人を負傷させた場合は15年以下の懲役、他人を死亡させた場合には1年以上20年以下の有期懲役となります。

あおり運転から身を守るためのポイントは?

「あおり運転」の被害者になったとき、どのようにしていいのか不安な方も多いのではないでしょうか。「あおり運転」から身を守るためのポイントを解説します。

あおり運転を受けた時の対処法

「あおり運転」を受けた時は、以下の対処法が考えられます。

  • ・車線変更して道を譲る
  • ・車の窓を閉め、ドアのロックがかかっているか確認する
  • ・安全な場所へ避難・停車
  • ・ドライブレコーダーや携帯電話、スマートフォンで一部始終を録音や撮影
  • ・警察に通報する

「あおり運転」に対して、あおり返すなどの行為は大変危険です。「あおり運転」をされると心に余裕がなくなり、焦ってしまうこともあるでしょうが、交通事故を起こさないためにも、冷静に対応しましょう。

「あおり運転」から逃れるために避難や停車した際、「あおり運転」の相手が追ってきて脅したり、挑発したとしても相手にはせず、車から降りずに、警察が到着するまで待機しましょう。とくに他の車が近くに走っている高速道路上などで停車したときには、「あおり運転」の相手とのトラブルだけでなく、交通事故にあう可能性もあります。

「あおり運転」を「させない」ためには?

次に、「あおり運転」を「させない」ためにはどうしたらいいのか考えてみましょう。

「あおり運転」をする人が悪いのはもちろんなのですが、「あおり運転」をされるきっかけを作らないよう、周りのドライバーを刺激しないような運転を心がけることも大切です。具体的にはどのような点を意識すればよいか、次のとおりです。

  • ・ゆずりあいの安全運転を心がける
  • ・十分な車間距離をとる
  • ・みだりに車線変更しない
  • ・運転に集中する
  • ・急な割込みをしない
  • ・並走している車に幅寄せしない
  • ・ドライブレコーダーを設置する
  • ・ドライブレコーダーを設置していることを知らせるステッカーを車に貼る

しかし、安全運転を心がけていたり、対策グッズを活用したりしていても「あおり運転」の被害にあうこともあるようです。そのような場合は、落ち着いて安全な場所へ避難しましょう。

需要が高まるドライブレコーダー

「あおり運転」にあったとき、証拠として映像が残っていると、被害を警察に届けた際に証明証拠資料となるだけでなく、犯人の特定にもつながります。また、交通事故にあったときにも警察や保険会社に届ける証拠となります。そのため、ドライブレコーダーの需要が高まっています。

ドライブレコーダーを設置することで、「あおり運転」の被害の証拠や、「あおり運転」を抑制するメリットが考えられます。また、交通事故の証拠、免許取得したての家族や高齢者の運転の見守り、交通事故以外で起こった事故や災害などに遭遇したときの映像としても残すことができ、活用方法は広範囲にわたります。

ドライブレコーダーの選び方。何を基準にしてドラレコを選ぶべきか?

ドライブレコーダーを購入の際は、どのような点に注意したらいいでしょう。

国土交通省のインターネットモニターアンケートによると、ドライブレコーダーの導入目的は「交通事故の記録」と「あおり運転等危険な運転の対策」との回答が大半を占めています。したがって、しっかり証拠として映像を残せる機能が付いているのかが重要になります。具体的には、以下の通りです。

ドライブレコーダーを選ぶポイント

  • ・画素数が高く、相手のナンバーを読み取ることができる
  • ・正面だけではなく、斜め前など広い範囲が撮影できる
  • ・信号の色がきちんと読み取ることができる
  • ・夜間や遮光時でも撮影可能な明るさに自動調整してくれる
  • ・車上荒らしや当て逃げなどの犯罪に役立つ、運転中以外にも録画撮影可能な駐車監視機能

基本性能だけの廉価なものから高性能かつ高額なものまで、様々な機種が販売されていますが、ドライブレコーダーは性能ありきです。安さだけにとらわれず、上記のような性能も確認しつつ、万が一のときにしっかりと効果を発揮してくれる機種を選ぶことをおすすめします。

また、納得してから購入したはずのドライブレコーダーでも、使用し始めてからいろいろと不満が出てきてしまうこともあります。現在ドライブレコーダーを搭載している方のドライブレコーダーの不満やほしい機能についてみてみましょう(出典:国土交通省のインターネットモニターアンケート)。

現在のドライブレコーダーへの不満

  • ・録画機能については、録画範囲が狭いことや特に雨天や夜間での画質の悪さ
  • ・装置の内容については、録画の容量が小さい、バッテリーの負荷が大きい、後付け装置が運転視界の邪魔になるなど

今後ドライブレコーダーに搭載してほしい機能

  • ・駐車時に録画できるもの。
  • ・自動通報装置や警報装置や運転評価機能そして録画情報を共有する機能
  • ・AI(人工知能)の機能

以上のアンケート結果も参考に、ドライブレコーダーを選んではいかがでしょう。

なお、ドライブレコーダーの設置位置は道路運送車両の保安基準(第29条)で決められています。前面ガラスの実長の20%以内の範囲の上部または下部など、運転の妨げにならない、車検ステッカーの上には設置しないという点にも注意しましょう。

ドライブレコーダー特約付きの自動車保険もある

近年、一部の損害保険会社では、ドライブレコーダー特約を付帯できる自動車保険を販売しています。この特約は、一定の保険料を払うと、保険会社のドライブレコーダーを貸出ししてくれる特約です。

ドライブレコーダー特約のメリットは、ドライブレコーダーを貸出すためドライブレコーダーの購入する手間が省ける、事故にあったときにドライブレコーダーの映像が直接保険会社に通知されるため事故の手続きがスムーズになるといった点です。

ただし、ドライブレコーダーは自身で購入するとだいたい10,000円から50,000円くらいですが、保険会社より借りる場合はだいたい月額600円から800円の貸出費用が発生し、数年間、ドライブレコーダー特約を付け続けると、ドライブレコーダーそのものの費用より多く払うことになります。

ドライブレコーダー特約のサポート内容などを確認してどちらが自分にとって向いているのかよく検討しましょう。なお、ドライブレコーダー特約は比較的新しいサービスのため扱っている保険会社は限られています。

まとめ

「あおり運転」の厳罰化により、「あおり運転」が減少することを期待できますが、「あおり運転」の被害にあう可能性はゼロではなく、自分が注意していても、「あおり運転」は相手によって防ぎようがないこともあります。自動車を運転するときには、自分本位にならず、ゆずりあい運転を行うことを心がけつつ、いざというときの証拠を記録したり「あおり運転」を予防したりするために、ドライブレコーダーの設置などの対策を検討してみてはいかでしょうか。

監修者情報

ファイナンシャルプランナー 髙杉雅紀子先生

監修 髙杉雅紀子(ファイナンシャルプランナー)

生命保険会社に約8年勤務後、住宅建築の建設会社に16年勤務。現在も建設会社で住宅取得資金や住宅ローンアドバイスを行う。また、ファイナンシャルプランナーとして、ライフプランをもとにした教育資金や自営業者の老後資金、保険見直しなどのアドバイスを行う。主婦・母・自営業の嫁・親の介護の経験を活かし、相談を受けている。
(地域密着型・お客様に寄り添うFP) https://takasugi-fp.com

【保有資格】
AFP・2級FP技能士・住宅ローンアドバイザー

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(掲載開始日:2022年2月9日)

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