逸失利益について (自動車保険用語集)

逸失利益【いっしつりえき】

事故がなければ本来得られるべきであった利益のことです。交通事故ではケガの治療費や慰謝料の他にも、事故が無ければ得られたと想定される利益、つまり給与収入などが逸失利益として損害賠償に含まれます。
モデルとなる計算方法はあるものの、実際には個々の事情により逸失利益の算出は難しく、賠償額計算では最も意見が分かれるところです。

逸失利益【いっしつりえき】の詳細について

逸失利益の計算方法には、主にライプニッツ方式とホフマン方式の2つがあり、近年はライプニッツ方式が主流とされます。大まかに述べると、どちらの方法でも対象者の年齢や年収、就労可能年数に労働能力喪失率、中間利息などを出し、それらを細かな計算で処理していって算出します。もちろん、法律に関する知識も不可欠であり、素人が簡単に出せるものではありませんが、そのぶん賠償額の大小で意見が対立しやすいことにもなるでしょう。

そもそも、逸失利益は被害者が死亡するだけでなく、重い後遺障害を負うことで働けなくなった際にも判定することになります。この後遺障害の場合、どれだけ労働能力を喪失し、収入の減少に結びついているのかというのも考えなくてはならず、被害者が死亡したケースとは違った意味で逸失利益を出すのが難しいのです。

具体的な金額も数千万から1億以上など大きな幅があり、未成年の方の場合は当時の平均賃金からその人の年収を仮定するのが一般的です。しかし、その金額が妥当かどうかというのは簡単にわかるものではなく、逸失利益を出す際の難しさを象徴していると言えます。

計算方法についても、現在はライプニッツ方式が主流と述べましたが、この方式では中間利息の控除額が大きいことから、被害者に不利とされてきました。そのためライプニッツ方式からホフマン方式へ切り替えて判定するケースも出てきています。どちらの方式を採用しているかで、その金額も変わってきます。

※各用語の説明については一般的なものとなっており、保険会社によっては定義が異なる場合があります。
 ご契約をされる際は必ず保険会社のウェブサイト等で、商品内容をご確認くださいますようお願いいたします。

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