自動車保険の基礎知識

保険料はこう決まる 「運転者限定」

運転する人を限定すると保険料は安くなる

自動車はいろいろな目的で使われますが、個人で車を所有・使用している場合はその車を運転する人は限られているケースも多いでしょう。自動車保険は年齢条件とあわせて運転する人の範囲で保険料が決まります。

運転者の範囲を設定する車種は、一般的に自家用8車種(自家用普通乗用・自家用小型乗用・自家用軽四輪乗用・自家用小型貨物・自家用普通貨物0.5トン以下・自家用普通貨物0.5トン超2トン以下・自家用軽四輪貨物・キャンピング車)です。 運転する人を限定すればするほど保険料が安くなる仕組みです。範囲の設定は主に3つの方法があります。

運転者の範囲を設定する3つの方法
限定の方法 運転できる人 保険料
家族限定 本人+本人の配偶者+同居の親族+別居の未婚の子 高から低
本人・配偶者限定 本人+配偶者のみ
本人限定 本人のみ
  • ※家族限定で別居の既婚の子を対象にできる保険会社がある等、保険会社によって限定できる範囲が異なる場合があります。
  • ※本人限定が無い保険会社もあります。
<運転者を限定した場合の保険料例>
運転者の条件 年間保険料
運転者限定なし 51,870円
家族限定 50,330円
本人・配偶者限定 47,810円
本人限定 46,790円
<試算条件>
  • 保険会社:ダイレクト系保険会社S社
  • 主に運転する人の年齢:40歳
  • 車種:アクア(平成25年式・NHP10)
  • 等級:15等級、年齢条件:30歳以上、免許の色:ゴールド
  • 使用目的:主に家庭用、走行距離区分:5,000キロ以下
  • 補償内容:対人・対物無制限、人身傷害3,000万円(車内のみ)
  • 一般車両保険165万円(免責5万円‐10万円)

2014年11月1日現在

運転できる人の意味を十分理解しよう

運転者を限定する際、運転できる人の“意味”を十分理解しておく必要があります。

・未婚の子とは、結婚したことがない子のことです 結婚した後に離婚して別居している独身の子は『別居の未婚の子』ではありませんので、家族限定の範囲に入りません。

・配偶者には内縁を含みます 内縁とは、結婚の意思があること、同居して共同生活を送っていること、違法な内縁関係でないこと等の要件を満たしている関係となっています。単に同居している恋人(同棲)というだけでは内縁とはなりません。

・同居とならない場合があります 同じ建物でも内部で完全に区分されている二世帯住宅や、同一敷地内の別棟に住んでいる場合は同居とはなりません。このような二世帯住宅に住んでいる子が親の自動車を運転して事故を起こした場合に、親の自動車保険に家族限定がついていると保険金は支払われません。なお、二世帯住宅の構造については保険会社によって異なる場合があります。

運転者を限定しまうことによるリスクは?

運転者を限定し、補償の対象外の人が人身事故を起こした場合、自動車の所有・使用者は“運行供用者”として賠償責任が発生します。自分が起こした事故ではないから責任は無いということにはなりません。運転者を限定しているので保険金は出ないけど責任は負わなければならなくなる可能性があります。

また、運転者を限定することで、他社運転特約の運転手も同様に限定されることになります。 例えば、「本人のみ」や「本人・配偶者限定」に限定されていると、自動車を持っていない別居の未婚の子(親と別居している大学生など)が友人の車を借りて運転して事故を起こしたような場合に、他社運転特約で補償することができません。運転していた車の保険でも補償の対象外であった場合、運転していた子どもは、保険金は出ないけど責任は負わなければならないということになってしまいます。

>>人の車を運転して事故になった場合にも保険は使える?

運転者を限定すればするほど保険料は安くなりますが、限定した以外の人が運転して事故を起こしてしまった場合には保険が使えませんので、車を使うシーンを想定しながら十分検討することが必要です。

ところで、子どもがたまに運転することがあるかもしれないという人の場合、運転者の条件を子どもに合わせる必要がありますが、保険料がかなり高くなってしまうでしょう。その場合には一日限りの自動車保険を活用することができます。

保険期間の途中で限定運転者から外れたのに変更手続きを忘れたら?

保険期間の初日には運転者に該当していた家族が、保険期間の途中で転居したり結婚したりして、限定された運転者に該当しなくなった場合の事故による損害に対しては、下記条件が満たされる場合、運転者限定が適用されず補償されます。

  • 1.保険期間の初日に、運転者に該当していた事実が公的資料等により確認できること
  • 2.運転者に該当しなくなった日を変更日とする追加保険料を一時に払い込むこと

逆に、新しく運転者に該当することになった家族を追加する変更を忘れたらどうなるでしょうか?それは「家族内新規運転者の自動補償特約」でカバーされます。保険期間の途中で、家族が新たに免許を取得した場合や結婚して家族が増えた場合など、運転者の年齢条件や運転者限定の変更を忘れた場合でも、一定の条件を満たせば、その間に起きた事故が補償される特約で、一般的には自動的に付いている特約です。変更の事実発生日の翌日から30日以内に発生した事故は契約内容通りに保険金が支払われます。31日以降に発生した事故は、対人賠償保険と対物賠償保険のみ保険金が支払われます。

※本ページに記載されている情報については一般的なものとなっており、保険会社によっては定義が異なる場合があります。
ご契約をされる際は必ず保険会社のウェブサイト等で、商品内容をご確認くださいますようお願いいたします。

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