2015.12.08

【自動車重量税とその費用】あなたの車は減税対象車?


車にかかる税金と言えば、「自動車税」をイメージする方が多いかもしれませんが、車の所有者には自動車税とは別に、「自動車重量税(通称:重量税)」と呼ばれる税金が課されます。



なお、「自動車税」については、以前解説しました。




自動車重量税は、平成24年4月1日に内容の一部が改訂されたので、それ以前に自動車を購入した方の中には、内容を誤解してしまっている方も見られるようです。

そこで今回は、この自動車重量税の基本情報から、ドライバーにとってのお得情報までをまとめました。
車を所有している方は、この機会にしっかり理解しておきましょう。

自動車重量税とは?


自動車重量税とは、車の重量・区分に応じて課税される税金のことを指します。
検査自動車・届出軽自動車が対象となるため、国内ではほとんどの車の所有者に課されます。

この税制度は昭和46年から施行され、平成24年の改訂で税額が20%引き下げられました。
ただし、製造されてから18年以上経過した車については、改訂前と同様の課税額とされています。


なお、税金を支払うタイミングは、主に以下2つです。

●新車を購入する時(3年分を支払う)
●車検を受ける時(有効期間に応じて1年分、もしくは2年分を支払う)

自動車重量税が一目で分かる「税額一覧表」

納める重量税の具体的な金額については、以下の要素によって異なります。

・車の重量
・何年分を支払うか
・エコカー減税の対象車かどうか


支払う自動車重量税(自家用車の場合)をまとめた税額一覧表を記しますので、どれくらいの金額感になるか、なんとなくでも掴んでみてください。

車検を受ける時に、1年分を支払う場合


エコカー減税適用

車の重量 《免税》 《75%軽減》 《50%軽減》
0.5t以下 0円 600円 1,200円
0.5t超~1.0t 0円 1,200円 2,500円
1.0t超~1.5t 0円 1,800円 3,700円
1.5t超~2.0t 0円 2,500円 5,000円
2.0t超~2.5t 0円 3,100円 6,200円
2.5t超~3.0t 0円 3,700円 7,500円


エコカー減税適用なし

車の重量 『エコカー』 『13年未満車』 『13年経過車』 『18年経過車』
0.5t以下 2,500円 4,100円 5,400円 6,300円
1.0t超~1.5t 5,000円 8,200円 10,800円 12,600円
1.0t超~1.5t 7,500円 12,300円 16,200円 18,900円
1.5t超~2.0t 10,000円 16,400円 21,600円 25,200円
2.0t超~2.5t 12,500円 20,500円 27,000円 31,500円
2.5t超~3.0t 15,000円 24,600円 32,400円 37,800円



車検を受ける時に、2年分を支払う場合


エコカー減税適用

車の重量 《免税》 《75%軽減》 《50%軽減》
0.5t以下 0円 1,200円 2,500円
0.5t超~1.0t 0円 2,500円 5,000円
1.0t超~1.5t 0円 3,700円 7,500円
1.5t超~2.0t 0円 5,000円 10,000円
2.0t超~2.5t 0円 6,200円 12,500円
2.5t超~3.0t 0円 7,500円 15,000円


エコカー減税適用なし

車の重量 『エコカー』 『13年未満車』 『13年経過車』 『18年経過車』
0.5t以下 5,000円 8,200円 10,800円 12,600円
1.0t超~1.5t 10,000円 16,400円 21,600円 25,200円
1.0t超~1.5t 15,000円 24,600円 32,400円 37,800円
1.5t超~2.0t 20,000円 32,800円 43,200円 50,400円
2.0t超~2.5t 25,000円 24,600円 32,400円 37,800円
2.5t超~3.0t 30,000円 49,200円 64,800円 75,600円


新車を購入する時に、3年分を支払う場合


エコカー減税適用

車の重量 《免税》 《75%軽減》 《50%軽減》
0.5t以下 0円 1,800円 3,700円
0.5t超~1.0t 0円 3,700円 7,500円
1.0t超~1.5t 0円 5,600円 11,200円
1.5t超~2.0t 0円 7,500円 15,000円
2.0t超~2.5t 0円 9,300円 18,700円
2.5t超~3.0t 0円 11,200円 22,500円


エコカー減税適用なし

車の重量 以下一律の金額
0.5t以下 12,300円
1.0t超~1.5t 24,600円
1.0t超~1.5t 36,900円
1.5t超~2.0t 49,200円
2.0t超~2.5t 61,500円
2.5t超~3.0t 73,800円



エコカー減税とは?

なお、上記で触れた「エコカー減税」とは、環境性能が優れている車に対して、軽減措置がとられる制度のことです。

具体的には、燃費・排出ガスの基準値をクリアした車が対象となり、基準値は国土交通省が定めています。


対象車に含まれる車種として、

・電気自動車
・燃料電池自動車
・プラグインハイブリッド車
・クリーンディーゼル車
・天然ガス車

などが挙げられます。

自動車重量税のFAQ

自動車重量税に関してよくある質問をいくつかQ&A形式でご紹介します。




■所有している車が廃車になったらどうなる?

マイカーを廃車にして、車の所有者でなくなった場合には、それ以降重量税を納める必要はありません。
しかしそうなると、車検時に納めるとしたら廃車にすると無駄に税金を支払ってしまうのでは…といった不安があるかもしれませんが、重量税には「還付制度」が設けられているため、余分に払い過ぎることは基本的にありません。
この還付制度を利用すると、すでに支払った重量税の中から、廃車にした時点~次の車検までに相当する金額を受け取ることができます。

ただし、還付制度を利用するには、
・自動車リサイクル法に基づき、適正な廃車処理すること
・車検の有効期間が、1ヶ月を切っていないこと
の2つの条件を満たす必要があります。
なので、車検の有効期間が1ヶ月を切った状態で廃車にすると、残った日数分の重量税額が無駄になってしまいます。

なお、廃車処理の方法については、専門の業者に依頼をすれば特に問題ありません。




■重量税を納めないとどうなる?

重量税を納めなかった場合には、新車を購入できない、もしくは車検を受けることができません。
車検を受けることができないため、当然その車は「車検切れ」として扱われてしまい、公道を走行することが禁止されます。
車検切れの車を公道で走らせると、罰則が科されることになるため、重量税は必ず納めるようにしましょう。




■車の重量に荷物は含まれる?

トランクなどに積載した荷物については、基本的に下ろしてから重量を計測することになりますので、車内の荷物が重量に含まれることはありません。

ただし、重量税では車本体の重量ではなく、「定員分の人数を乗せた時の総重量」が基準値として用いられることになります。
つまり、車本体が1.0tの重量であったとしても、実際には1.0t超~1.5tの総重量として課税額が決められますので、間違えないように注意しておきましょう。







以上、いかがでしょうか。

自動車重量税の具体的な金額は、車種や車検の有効期間、重量などによって変わってきます。
新車を購入する予定の方や車検時期が迫っている方などは、事前に税額を確認しておいてもいいかもしれません。


なお、自動車重量税は、

【課税根拠が分かりづらい】
【自動車税との二重課税】

など度々指摘があるため、今後、税制度が見直される可能性がありますので、重量税を納めるタイミングが訪れたら、その都度少し意識してみることをオススメします。





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