2015.07.16

意外に複雑な!交通違反の点数制度!正しく基本を理解しましょうね。


交通違反の点数制度!

『法定速度15キロオーバーで捕まって、持ち点から減点…』
『あ~、あと1回駐車違反したら免許停止だ…』
こういった覚え方をしている方、意外と多いのでは?

でも、ちょっと待ってください!

実は、交通違反の点数制度は、思っているほど単純なものではありません。
今回は、この点数制度の基本について、正しく理解してもらうための解説をしていきます。

交通違反の点数制度の基本的な考え方

交通違反の点数制度は、運転者の過去3年間の交通事故や交通違反に対して一定の点数をつけて、その合計点数が所定の基準に達した場合に、運転免許の取り消し処分や停止処分を行う制度のことです。


基本その1<点数の付け方>

まず、点数の付け方は、以下の3つです!


1つ目は、交通違反を起こした場合に、その違反自体につけられる基礎点数と呼ばれるもの。

2つ目は、交通事故を起こした場合に、この基礎点数に対して、加算される点数。
これを「付加点数」といいます。

3つ目は、ひき逃げやあて逃げをした場合、措置義務違反としてさらに加算される点数。
これも2つ目と一緒で「付加点数」といいます。

基本その2<加算のされ方>

そして、上の3つの付け方で算出した点数を都度累計して、過去3年間の合計点数が所定の処分基準点数(基本その3で解説)に達した場合に、免許取消または停止処分になります。

ただし、これには例外がありますから、要チェックです。
1年間交通違反がなかったとき、免許取消・停止処分を受けたときは累積がリセットになり、過去3年以内のものであっても、それ以前の点数は加算されなくなるのです。

また、2年間交通違反がなかった人については、軽微な交通違反(点数が2点ないし3点)を起こしても、その後3か月間無違反であれば、累積はリセットとなり加算されません。

基本その3<処分を受ける場合>

そして、点数が加算された結果、処分基準に達すると、免許取り消しや停止処分を受けることになります。

ここで問題は、この処分の基準となる点数の決め方です!

処分基準点数は、過去3年間の交通違反歴の回数によって変わります。
違反歴が多い人ほど、低い合計点で処分が科されることになるのです。

例えば、過去3年間に1度も交通違反がない人は、違反点数12点で免許停止90日、15点で1年の免許取消、25点で2年の免許取消となります。

これに対して、過去3年間に2回交通違反歴がある人の場合は、違反点数2点で免許停止90日、3点で停止120日、4点で停止150日、5点で1年の免許取消、15点で2年の免許取消となってしまうのです。


違反があるかないかで、大きく違ってくる訳ですね。

どんな違反に対して、どれだけの点数が加算される?

最後に、特に注意すべき点数加算について紹介していきます。

普段やってしまいがちな違反は、携帯電話を使用しながらの運転や駐車違反。
こちら、1点ないし2点です。

その他、スピード違反であれば、法定速度から20キロ未満の違反に対しては1点となっていますが、30キロオーバーになると6点です。

また、酒酔い運転については35点が加算されます。
過去3年のうちに違反歴がない人でも、1回で3年間の免許取消となりますので気をつけてください。




以上、小さな違反でも何度も繰り返してしまえば、簡単に免許停止・取消処分になってしまうことが、よく分かりますよね。
仕事の足として、日常的に車を使う人も多いと思います。
見つからなければいいや~などと考えずに、他人のためだけでなく、何よりも自分のために、交通ルールを守って安全な運転を心がけるようにしましょう。





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