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誰もが一生に一度は経験すると言っても過言ではない「やけど」。
やけどって、ついうっかりアツアツの鍋の蓋を触ってしまったり、カップラーメンに注いだ熱湯をこぼしてしまったりと、日常生活の中に原因がたくさん潜んでいますよね。
軽いものであれば、ほんの少し赤くなってヒリヒリする程度で、放っておいても自然に治っていきます。
でも、広範囲に深く負ってしまったものでは、どんなに良い治療を受けても傷跡が残ってしまうこともあり、最悪の場合は死に至るケースもあるので、『たかがやけど、モーマンタイ!』と侮ってはいけません。
身近に潜むやけどの原因をしっかり確認して、予期せぬ事故を防ぎましょう。
ちなみにやけどは、正式には熱傷(ねっしょう)と呼ばれ、熱による皮膚の損傷のことですが、ここでは全て「やけど」で統一します。
実はやけどって、家庭内で発生する事故の中で、最も多い事故だってこと知っていましたか?
冒頭で書いた、アツアツの鍋の蓋…私は何十回も苦しめられています。
沸騰すると慌てちゃう人いますよね?
私だけじゃないはずですよね?
沸騰したときの合図の、あの音量、少しでも調整できればいいのに…
そして、家庭内の事故のうち2~3割が、乳幼児または高齢者が起こすと言われています。
乳幼児は皮膚が薄く重症化しやすいですし、抵抗力の弱い高齢者は感染症などの合併症を引き起こしやすくなるので、乳幼児や高齢者が居る家庭では特に注意が必要なのです。
では、どのように注意すればいいかと言えば、日頃からやけどの原因になるものを知っておき、危険な場所は作らない、近寄らない工夫を行い、やけどのリスクを最小限にすることを心がけましょう。
<1>温熱やけど:熱湯や蒸気、熱した油、炎など熱いものに触れることによるやけど
<2>化学やけど:強力な化学物質(酸など)によるやけど
<3>電気やけど:電気コード、電化製品から発せられる電流によるやけど
<4>放射線やけど:主に日差しに含まれる放射線を浴びることによるやけど
<5>低温やけど:電気あんかやカイロによるやけど
<6>気道やけど:高熱の蒸気や煙を吸い込むことによるやけど
このうち、やけどの受傷原因として最も多く見られるのが、<1>温熱やけどです。
熱湯によるものが最も多く、ほんの些細なことで受傷してしまうことがほとんどです。
アツアツ鍋の蓋もそのひとつです。
何度も出てきます、アツアツ鍋。
私、相当、気にかけていますからね…
そして、冬場になると多いのが、<5>低温やけど。
カイロや湯たんぽなどに長時間肌が触れることにより、ジワジワとやけどが広がっていきます。
これは、低温であるにもかかわらず、温熱やけどよりも重症化することもあり、要注意です。
さらに、真夏の炎天下では、日光を原因とした、<4>放射線やけども侮れません。
水ぶくれを伴う重症例となると、辛い痛みが続き、皮膚に傷跡を残すこともあります。
<2>化学やけどは塩素系の漂白剤が皮膚にかかってしまうこと、<3>電気やけどはいわゆる感電、<6>気道やけどは火災現場で熱や煙を吸い込むことに、それぞれ原因があります。
以上、身近に潜むやけどの原因と種類を紹介してきました。
再度触れますが、やけどは最悪の場合は死に至るケースもあります。
死に至ることはなくても、皮膚移植が必要になってしまうほどの傷になってしまうことも十分あり得ます。
そうなると、身体の傷だけではなく、心の傷にも繋がります。
大げさではなく本当に。
ところで、アツアツ鍋の蓋を触ったときの、あの身体能力の覚醒たるや、いつも我ながら驚かされています。
平常時にあれくらいの反射神経が出ればいいんですけどね…
といった具合に、冗談めいたことを言ってられるうちが華だと思います。
まずは、自分の生活圏内にある原因となり得るものを知り、うっかりやけどを予防することから始めてみましょう。