2016.03.08

車の部位・パーツ別の修理費用まとめ~だいたいの相場を押さえておきたい。~

ヒトでもモノでも、「付き合う」ってそういうことだったりするよね。


例えば、車で事故を起こしてしまった時、真っ先に気になるのは人の怪我ですが、次に気になるのは車など物損の修理費用だと思います。

人命第一は当然ですが、リアルな金銭面も大事で、事故を起こして物損した場合には、保険利用と自腹負担、どちらを選択しましょう?と迷う方も多い訳です。


そんなこんなで今回は、車の部位・パーツ別に修理費用の目安をまとめてみました。

何でも長く濃いお付き合いには、修復というのは付き物ですから。


エンジンの修理費用

エンジン


■エンジン交換:50~90万円

こと事故によってエンジントラブルが発生した時は、たいていの場合エンジンそのものを交換することになります。
部品交換などで対応することは、ほとんどありません。

費用については、一般的な国産車の場合、エンジン本体が30~70万円、分解・組み立てなどのエンジンを載せ替える工賃が10~20万円ほどです。
なお、海外メーカー製の外車や、国産でも高級車の場合は、その数倍の費用がかかることもあります。

また、事故車のエンジン部分が大きくヘコんで自走もできない場合は、その他の部品交換やフレーム修理なども含め、車の買い換えを検討するほどの見積もりが届くことになります。
そういったケースでは、自腹負担は諦めて、3等級ダウンするとしても保険の利用を考えましょう。


エアコンの修理費用


■ガス補充:~1万円程度

ガス漏れによってエアコンが効かない場合は、ガスを補充することになります。
ただし、そのガス漏れが事故による場合、どこか別の部品が損傷している可能性が高いので、そうなると、以下2つの費用が必要になることもあります。


■パイプやコンプレッサの修理:各部分3~5万円

事故でエアコンの部品が損傷している場合は、部品の一部を交換することになります。
部品ごとに数万円の費用がかかるので、結局は全交換になることも多くなります。


■エアコン交換:20万円~

ほぼ全ての部品がダメになっていた場合は、エアコンを完全交換することになります。
現行で普及しているモデルであれば、20万円程度で交換可能です。
また、たとえ珍しい海外製の車種であっても、載せているエアコンは日本メーカー製というケースも多いので、その場合は国産車とさほど変わらない程度に費用を抑えられます。


ドアの修理費用

ドア


■小さな引っかき傷:1,000円程度(※タッチペンによる修理)

ドアのキズが針でひっかいた程度であれば、自分で修理することも可能です。
カー用品店には、車の色補修に活用できるタッチペンが売られています。
タッチペンは、車種ごとに微妙に違う色にも細かく対応しているので、店頭や通販で探してみましょう。
キズの上に色を塗った後、はみ出した部分をマニキュアの除光液を含ませたコットンなどで軽く拭き取れば、目立たなくなります。


■えくぼ、ヘコみ:2万円~

ガードレールやポストにドアをぶつけてしまった場合や、バイクなどの立ちゴケによってできたヘコみは、放置するとサビの原因にもなりますので早めに補修しましょう。
ここは、板金もしくはパテ盛りでの補修となりますが、範囲が広いほど費用が上がります。
ドアの内部は、サイドエアバッグやパワーウィンドウの配線などを通すので、基本的には空洞になっていて、少しの衝撃でも大きなヘコみが出やすいので、普段から注意しておきましょう。


■ドア交換:10万円~

ドア全体が歪んでガラスまで割れてしまったような場合や、ドア素材がアルミやカーボンで、板金による補修ができない場合は、ドアを丸ごと交換することになります。
国産自動車であれば、ドア1枚あたり10万円程度で、外車の場合は、部品を調達するための輸送費なども負担することになるので、数十万円を超える金額になることもあります。


バンパーの修理費用


■狭い範囲での簡易補修:~1万円

5cm×5cm程度の範囲で小さなヘコみしかない場合は、1万円程度で補修することが可能です。
なお、自損事故の場合は正規ディーラー修理ではなく、修理専門業者に自腹負担で依頼した方が、費用を抑えやすいです。


■部分修理:2.5~4万円

自損事故でバンパー側面を擦ってしまった場合は、部分的な板金と塗装のやり直しで補修します。
主に、中央から片側半分を塗り直します。


■一本塗り:3~5万円

バンパーの中央付近まで擦ってしまった場合や、塗装の継ぎ目が気になる場合は、バンパー全面を塗装し直します。
なお、もらい事故で相手の保険が利用できる場合は、キズが小さくても一本塗りでキレイにするケースが多くなっています。


■バンパー交換:5~20万円

バンパーが完全に折れてしまった場合や、板金や塗装による補修ができない素材の場合は、バンパーを丸ごと交換します。
費用に関しては、部品が手に入りやすいかどうかで大きく変わってきます。


マフラーの修理費用

マフラー


■溶接修理:~1万円

マフラーに穴が開いている場合は、車検にも通らなくなってしまうので補修が必要となります。
開いた穴を溶接で補修する場合の費用は、1万円程度です。
部位によっては、パテ埋めで対応することもあります。


■マフラー交換:3万円~

溶接やパテ埋めで補修できない場合は、マフラーごと交換することになります。
国産の軽自動車など、多く普及している車の場合は、マフラー本体の価格が2万円~、工賃が1万円程度のケースが多いです。
部品が手に入りやすい車種かどうかによっても、費用は大きく変わってくるので注意しておきましょう。


フレームの修理費用


■ごく一部の板金修理:10~100万円

自動車のフレームそのものが歪んでしまった場合、フレームを板金加工で修理することになります。
フレームの板金補修自体は10万円程度ですが、それプラス、周囲パーツの解体や組み立て工賃が必要になることもあります。


■大きな範囲の修理:100万円~全損(数万円~数百万円)

自走できないほどの損傷や、その他の部品交換が多すぎる場合は、車を買い換えるよりも多額の費用が必要になることもあります。
全損の場合は、修理見積もりよりもさらに費用が上乗せされるか、車を買い換えることになるでしょう。
なお、車の現状復帰が難しいとなると、金額面で半ば争うような、デリケートな示談になる可能性も出てきます。
自分が加害者で、相手が任意保険の“弁護士特約”に入っていた場合は、法律のプロが交渉相手になることも考えられますので、話を極力こじらせないよう、最大限誠実に対応することを心がけましょう。


雨漏りの修理費用


■パッキン、コーキング補修:5~15万円

こちらは、ドアや屋根、ボディの防水部品が劣化して雨漏りしている場合の概算費用となります。
サビを発生させないための内部クリーニングも行うので、部品補修だけでは済まないことが多いです。


■フレーム補修:10~100万円

事故が原因の雨漏りであれば、フレームの歪みが発生している可能性が高いです。
その場合は、上で紹介した「フレームの修理費用」と同等の費用がかかります。
また、フレーム全体が歪んだ車体を完全な状態に修復することは難しく、一度は修理できても数ヶ月後や数年後に雨漏りが再発するケースも結構見られるので、補修方法は慎重に選ぶようにしましょう。


さいごに


という訳で、車の補修が必要になった時にですね、保険利用か自腹負担のどちらを選ぶか、あるいは車ごと買い換えてしまうかといったところで、上記各パーツ別の修理費用相場を参考にしていただければと思います。


なお、車の修理費は、部位や損傷状態によって大きく変わってきますし、珍しい車種やパーツを使用している車の場合には、一般的な車の数倍の費用がかかることがあるので、その点は意識しておきましょう。






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