2016.06.14

放置駐車違反?いや、数分でもアウトかい!取り締まりが厳しくなっとんぞ、駐車違反の。

いやいや、コンビニでトイレ借りてただけやし。


車を路上に停めてコンビニから戻ってきたら、フロントガラスに駐車違反の黄色いステッカーが貼られていて、「なんやこれ!?一瞬停めただけや~ん。」と憤慨し、“甘噛み”ならぬ“甘蹴り”をガードレールに提供した経験のあるドライバーの皆さん、晴れやかにコンニチハ。


その日の寝つきが悪いのなんのって。
どうしてくれる?
なあ?
どうしてくれるの?

みたいなことになってくる訳ですが、かつてならタイヤに白いチョークを付けられてから、最低でも5分くらいは猶予される空気感があったのに、2006年6月1日の道路交通法の改正によって、ものの数分でも駐車違反になるという、なんともせっかちな取り締まりが始まりました。
こちらは施行されてから10年も経つのですが、いまだに知らない人が多いようです。


そこで今回は、そんな駐車違反について少し詳しめに見ていきましょう。 

駐車禁止エリアは把握してる?

ここ停めたらアカンの?~駐車禁止エリアは把握してる?~


そもそも駐車禁止の場所というのは、どんな場所なのでしょうか?
半ば常識とはいえ、全国で蹴っ飛ばされる可能性のあるガードレールさんたちを減らすためにも、しっかりおさらいしておきましょう。


●交差点やその前後5メートル以内
●横断歩道やその前後5メートル以内
●自転車横断帯やその前後5メートル以内
●踏切やその前後10メートル以内
●曲がり角から5メートル以内
●安全地帯の左側やその前後10メートル以内
●バス停などの停留所から10メートル以内
●自動車用出入口から3メートル以内
●道路工事区域から5メートル以内
●消防用器具庫から5メートル以内
●消火栓から5メートル以内
●火災報知器から1メートル以内
●駐停車禁止標識/道路の右側の余地が3.5メートル未満
●歩道上駐車/右側駐車/二重駐車/斜め駐車
●駐停車禁止路側帯内や歩行者専用路側帯内の駐車
●路側帯設置場所で法定方法に従わない駐車
●パーキングメーター(チケット)での指定部分



…いや、ちょっと多いぞ~っ!
最終的に1コも頭に入ってこないパターンのやつですな、これ。


まあ要するに、公共交通機関のルート付近や交差点に代表される、事故や渋滞の起きやすい場所では、駐車は避けて他の車に迷惑をかけないのが当然だということですね。

どれくらい当然なのかと言うと、ものすごい近くに公衆電話BOXがあったとしても、携帯電話を持ってたら、そりゃ携帯で電話するわい!くらい当然ですよね。


駐車違反のステッカー貼られる前やったらセーフ? 


そして、駐車違反のほとんどが「放置駐車違反」と名の付くもので、放置駐車違反というのは、ドライバーが車を離れて直ちに運転できない状態にあることを指していて、その車両を「放置車両」といいます。

「駐車」というのは、車が継続的な停車(5分を超えて)や、運転手が不在ですぐに運転できない状態のことで、人の乗り降りや5分以内の荷下ろしは含まれません。
なお、駐車以外で車がとまっている状態が「停車」です。
もちろん、“駐停車禁止”と標識がある場所では、駐車も停車もできません。

2006年の道路交通法の改正では、放置車両かどうかを確認する義務を、民間に委託できることになり、いわゆる“緑のおじさん”と呼ばれる人たち(→駐車監視員)が出現することになりました。
なお、駐車監視員の他にも、警察官や交通巡視員もこの確認事務を行っていて、放置車両であると確認したら、取り締まりが始まります。
ここでステッカー(放置車両確認標章)を車に取り付ける作業が発生するので、その前にドライバーが戻れば、放置駐車違反ではないということになります。


ということで現実問題、停車時間の長短は関係なく、ステッカーを貼られた時点でアウト、その前に戻ればセーフとなります。
取り締まり対象は、原付自転車、自動二輪、普通車、大型車です。
※自転車は含まれません



ちなみに、駐車違反のステッカーを貼られた場合、普通は正直に警察署に出頭しますが、実際にステッカーを貼られた際は、出頭する場合と出頭しない場合で対応が若干変わるようです。

出頭した場合は、以下が義務として生じます。
・放置違反の反則金の支払い
・違反点数の加点


一方で、運転手が出頭しない場合、車の所有者のもとに「放置違反金納付命令書」が届き、これに従って違反金を納付することが義務付けられますが、この場合、実際の車の使用者が判明していないので、違反点数の加点はありません。

なぜこのようなことが起きるのかということですが、違反者が出頭しないでいると、駐車違反の責任がドライバーから車のオーナーへと移るからですね。
誰が運転していたのかを確認できないので、点数加点もできないということになります。 


なお当然ですが、違反した場合は基本的に出頭を命じられるので、自分が犯した違反であれば、きちんと警察署へ出頭しましょう。


駐車違反の反則金って高すぎひん?


また最近は、駐車違反をした時に支払う反則金がそれなりに高くなっています。


■「駐停車禁止場所」で放置駐車違反
普通車:18,000円
自動二輪・原付:10,000円

当然、駐車も停車もしてはいけない場所での違反が最も高いです。


■「駐車禁止場所」で放置駐車違反
普通車:15,000円
自動二輪・原付:9,000円


■「駐停車禁止場所」で5分以上停車(非放置駐車違反)
普通車:12,000円
自動二輪・原付:7,000円


■「駐車禁止場所」で5分以上停車(非放置駐車違反)
普通車:10,000円
自動二輪・原付:6,000円



10,000円もあったら、1皿100円<税込>の回転寿司100皿イケますからね。


最後に


駐車違反は、日常的に車を使うドライバーにとっては切実な問題です。
ちょっとぐらいは大丈夫だと少し気を許しただけで、その代償が大きいのも特徴的ですよね。

仮に数分1万円の駐車場があった場合、そこに躊躇なく車を停めますか?
停めませんよね。
同様に、罰金1万円の駐車違反など、やってられない訳です。
そんな無駄な出費を避けるためにも、普段から駐車禁止区域の確認は怠らないようにしてください。

ということで、しっかり「駐車禁止」「駐停車禁止」の標識が立っていないかどうかは確かめましょう。
トリッキーなタイプですと、時間帯によって、車を停めることができたり停められなかったりする場所がありますので、そういうところは要注意です。
また、縁石に塗られた黄色い実線(⇒駐停車禁止)や破線(⇒駐車禁止)も重要サインですので、足下の確認も怠らないようにしてくださいね。






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