2015.04.23

【車両盗難被害に遭う前に】知っておきたい任意保険の種類と内容


いざ車を購入したら、普通は自賠責保険だけではなく、任意保険にも加入しますよね。

しかし、「任意保険」と一口で言っても、どのようなケースでどの程度の補償を受けることができるのかは、保険の種類によって実に様々です。

そこで、今回は、任意保険にどのような種類があるのか、また、車が盗難された場合に補償してもらえる保険はどのようなものかについて、解説していきます。

任意保険の種類

任意保険は、対象とする事故の様態によって様々な種類があって、一般的なものとしては、「対人賠償保険」、「対物賠償保険」、「自損事故保険」、「搭乗者傷害保険」、「無保険車傷害保険」、そして「車両保険」などがあります。

これらのうち、車両盗難に対応している保険は、車両保険です。
ただし、保険会社によっては車両盗難がオプション扱いとなっているケースもあるので、事前に確認しておきましょう。

なお、自家用5車種(自家用普通乗用車、小型乗用車、軽四輪乗用車、小型貨物車、軽四輪貨物車)に限り、上記の保険全てが付く総合的な保険セットで、SAP(スペシャル・オートモービル・ポリシーの略)と呼ばれるものも存在しています。
同様に、自家用5車種を契約の対象とする保険には、PAP(パッケージ・オートモービル・ポリシーの略)と呼ばれるセットがありますが、これは車両保険を除く保険が予めセットとなっているものです。
他にも、BAP(ベーシック・オートモービル・ポリシーの略)と呼ばれるセットもありますが、全車種について、車両保険を任意で追加することができるとされています。

車両保険での補償を知っておこう

ところで、車両保険とは、「偶然の事故」によって損害を受けた場合に、被保険者に保険金が支払われる保険のことです。
「偶然の事故」として想定されているのは、衝突、墜落・転落、火災、台風・洪水・高潮などの自然災害、そして盗難ですね。

先にあげた3つの任意保険セットのうち、いずれかに加入している場合は、自家用5車種については、車両価額協定保険特約条項というものが付されており、被保険自動車と同等の自動車の市場価格相当額が保険金額として支払われることになっています。
つまり、車両が全損した場合には、新車であれば新車価格、1年以上経過している車両については中古車の価格で補償されることになります。

車両保険で、車内に置いてあった物は補償される?

車両保険は、あくまで「車両」そのものの損害を填補することを目的としていますので、車の盗難にあった場合、その車の中に残されていたものの価額は補償されません。

例えば、ゴルフバックやカメラなどを車内に積んだ状態で盗難にあった場合、車両保険だけでは、これらの物品は補償の対象にはなりません。
車内に積んでいた物品の補償を受けるためには、別途、車内積載動産特約(保険会社によって名称は異なる)への加入が必要です。
なお、有価証券や現金などは、このような特約によっても補償されないことも多くなっているので注意してください。



車両盗難は、一時期に比べると、その件数は減少してきていますが、車を外に駐車する機会が多い人、高級車に乗っている人などは、依然として盗難のリスクが高いと言えますので、契約している保険内容を改めて確認してみて、車両盗難が補償対象となっていない場合は、盗難リスクを考慮して、この際、任意保険の見直しを検討してみるといいと思います。





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