2017.11.29

軽自動車:美意識の模様替え:ガラパゴスカーがモテモテ

カッコつけるヤツはモテない、カッコつけないヤツはモテる、ミレニアル世代ってそんな等身大のバイオリズム礼賛っていう感じでも全然ないから、浅はかな邪推はやめておくれやし。


みたいなこともありつつ、このところ日本では軽自動車の勢いがスゴいですね。

かつては単なる実用車に過ぎなかった軽自動車ですが、その使い勝手の良さとフォルムの愛くるしさに若者や女性がハマっていることもあって、販売台数が増加し、車種も豊富になってきている様子。


そんなことで、軽自動車について少々。

軽自動車

まず、“軽自動車”という枠ができたのは昭和24年<1949年>で、そこから税法をはじめとする法律が整えられ今に至ります。
もともとは昭和8年<1933年>に生まれた“小型自動車”というカテゴリーから派生したもので、さらに“小型自動車”が、“軽自動車三輪及四輪”(=軽自動車)と“軽自動車二輪”(=バイク)に分派したという流れです。
ちなみに、“軽自動車二輪”はその後、“軽自動車二輪”と“原動機付き自転車”に分かれました。

そして、“軽自動車三輪及四輪”には、サイズ、排気量、乗車定員において規定があります。


◆サイズ
長さ:3.4m
高さ:2.0m
幅:1.48m

◆排気量
660cc

◆乗車定員
4人

軽自動車の規格


この規格を超えると、軽自動車ではなく、小型自動車になります。

なので、たまに軽自動車と変わらないぐらいのサイズの白ナンバーを見かけることもありますが(※軽自動車は黄色ナンバー)、それはサイズか排気量か乗車定員か、いずれかが軽の規格を超過しています。

軽自動車にまつわる、ん?

スズキのハスラー

スズキのハスラー


マツダのフレアクロスオーバー

マツダのフレアクロスオーバー


ところで、軽自動車を考えた場合、メーカーは違うのに見た目が似てるなぁと感じることも多いと思いますが、それは実際のところ、似てるではなく、同じです。
カラクリは、電化製品などでもよく見られる、OEM生産。
要は、販売力のある企業が、製造力のある企業から車を提供してもらう構図で、軽自動車界隈では普通に行われています。
まあ、ちょっとした豆知識として。

海外に軽自動車はない

そして、この“軽自動車”という概念は日本独自のもので、海外には存在しないので、もはやガラケーならぬガラカーの様相を呈しています。
というのも、日本で軽自動車が生まれた背景には、価格が安く税金の面でも優遇されるような車を庶民の足として提供していこう、という発想があり、また、日本の小さく狭い土地事情に即して発展してきました。

他方、国土の広いアメリカなどの国では、そもそもゴリゴリの車社会で、サイズが小さいことの魅力はさほどなく、燃費に関しても、最近では普通車が軽自動車を追随するレベルにあります。
なお昨今は、東南アジアを中心に日本の軽自動車の人気が伺えますが、国土が小さく道も狭いような場所では、軽の需要は割と大きそうです。

改めて軽自動車の特徴

ちっちゃい

繰り返しですが、日本の道路、特に都市部の道路は狭いところが多いですね。
狭いうえに、対面通行なので、大きい車体では利便性が悪いです。
そこで、軽自動車の最少回転半径は4.5m、駐車時に必要な面積はだいたい5㎡ということで、狭い場所でも駐車しやすいですし、また、日本の道路幅は平均3.8mですが、軽自動車であれば対向が大型車であってもラクラクです。

コスパが良い

やはり、軽の最大のメリットは維持費が安く、コスパが良いこと。
普通車であれば年間5万円はかかる税金も、軽自動車であれば1万円台で済みます。
加えて、保険料も基本的に普通車よりも軽自動車の方が安いうえ、燃費に関しても軽自動車は普通車よりも上手です。

女子ウケ

最近の軽自動車は女子ウケを結構狙っているので、装備にかなり気を遣っている傾向が見られます。
例えば、シートを高く、ドア部分を低くして、スカートなどの衣服も気にせず乗り降りできるような設計になっていたり、ダッシュボードを低めにして、前方の見晴らしを意識してみたり、運転席と助手席両方にミラーを取り付けて、メイク直しや身だしなみのチェックにも使える感じにしてみたり。

アウトドア向き

グランピングなど新しいスタイルのアウトドアが流行る昨今、キャンプ用品を総動員してキャンプ場に向かうには、大型車がないと厳しいと思ってしまいがちですが、ちょっとお待ちを。
そういうキャンプ場はだいたい山中なので、つまり、荒めの細い道をガシガシ走らされます。
そもそも日本の道はただでさえ狭いので、デカいオフローダーは相当使い勝手が悪いですね。
他方、ジムニーは走破性があり、ハスラーはハイスペックでオシャレ。
アウトドア用品などの荷物に気を砕く人も多いですが、最近のキャンプ場は、ほとんどのモノはレンタル可能です。
こだわりのツールがあるなら、それだけ持っていけばOK。
総じて、軽自動車で十分です。

スズキのジムニー

スズキのジムニー


その他、ダイハツのアトレーワゴンは、大人4人乗って全員分の荷物をしっかり積んで出掛けられるほどの荷室があります。
また、スズキのエブリイワゴンは、モトクロッサーなどのバイクを積み込めるサイズです。

ダイハツのアトレーワゴン

ダイハツのアトレーワゴン



まとめ


以上、まとめるようなことは特にないですが、今や軽自動車は普通車に負けないデザイン性、操作性、居住性を有していて、日本ほど軽自動車が活きる国はなかなかないと言えそうですね。


ということで、軽自動車、スゴくいいんじゃないですか。
スゴさはしっかり感じますよね。
スゴくスゴいと思います。
思いますというか、スゴいはずですよ、こればっかりは。


だから、まあ、カッコつけることに意味を感じない出来上がった大人は、軽自動車一択でいいかもしれませんね。






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