2017.05.29

高速道路:車線:緊張と弛緩

いきなり言わせてもらうけど、高速道路の車線についての記事って、どこの誰が興味あんねん。(おいおい、言うな、大人の事情じゃ、ごく一定数は需要あんのじゃ、だからやっとんねん)


はい、失礼いたしました。
ついつい心の声が可視化されてしまった次第ですが、編集の方の手厳しいツッコミのおかげで気を取り直しましたので、続けます。



一般道や高速道路をクルマで走行する際、当然ドライバーは車線を意識した運転を心掛けますね。
走行中の最大の目印と言ってもいいでしょう。
特に高速道路では、走行車線、追越車線、登坂車線などがあって、あらかたの役割を覚えておいた方が運転も首尾よく運びます。


ちなみに余談ですが、物事にややこしい名前を付けるのは、どうかとは思います。
いろいろ事情はあるのかもしれませんが、例えばこの場合も、高速の“走行車線”って、そりゃ走行するよぉ!道路だからぁ!みたいな話になってきますよね。
それ言い出したら、追越車線も走行車線だよぉ!みたいなことになりますね。
シンプルに“普通車線”とかの方が、追越車線との違いも強調されそうな気がしてなりません。
まあ、まだマシな方かもしれませんが。
世の中、そういう類のことがゴマンとありますからね。
とにかく不思議です。



さて、そんなこんなの今回は、日常の様々な怒りを携えながらも、高速道路の車線をテーマに軽くホジって参ります。

高速道路の車線


ではまず、高速道路の車線について、おさらいです。

■走行車線

高速道路など複数の車線が設けられている専用道路の場合、一番右側の“追越車線”以外を「走行車線」と呼びます。
高速道路は片側1~3車線が基本ですが、2車線の場合は左側を「第1走行車線」といい、3車線の場合は左から順に「第1走行車線」「第2走行車線」といいます。

なお、一番左の走行車線を運転するときは、合流地点で他のクルマが入ってくることがあるので注意するのと、また、追越車線から車線変更して進入してくるクルマにも注意しましょう。

■追越車線

文字通り、前のクルマを追い越すための車線。
高速道路など複数車線が設けられている専用道路において、一番右にある車線を一般的に「追越車線」と呼びます。
追い越しが終わったら、速やかに走行車線に戻ることが法律で義務付けられていて、仮に戻らずに継続的に走行していると、通行帯違反の取り締まりを受けることがあります。
通行帯違反の目安としては、だいたい2,3kmで、それはもう完全に追い越す目的で走ってないということでアウトです。

なお、追越車線は走行車線と比べて流れがスムーズだと思われがちですが、実際は走行車線から進入してくる他の車両にも気を配ったりと、それなりに遅延が出てくるので、トータルで見るとそうとも言い切れません。
また、先にも述べた通り、追越車線を走り続けることは交通違反に繋がるので、無駄にガンガン攻めることは避けましょう。

■登板車線

上り坂の斜度がきつい道路に設置されている車線を「登板車線」と呼びます。
トラックなどの大型車や貨物車が上り坂を走行する際に、速度が急激に低下する恐れがあるので、道路の流れを乱さないことを目的に設けられた車線です。

一般的に、左側の路肩に設置されることの多い車線ですが、あくまで大型車両用なので、追越車線のような通常利用は違反行為になります。
渋滞時に登板車線を走りたくなる気持ちは分からないこともないですが、本末モロ転倒で立派な交通違反となってしまいますし、やめましょう。

□路肩

路肩は今さら説明するまでもないですが、本車線から外れて左側にある、実線(レーンマーク)で区切られた場所ですね。
車両の故障や緊急時に活用されることが多く、本車線の流れを乱さないためのものです。

ということで、何か停車しなければならない事態に陥った際に利用するスペースなので、クルマが普通に走行することを意図しておらず、区切られた幅も1.75~3メートル程度しかありません。
もちろん渋滞時でも、路肩を走行することは違法行為です。


※世界的にレアな暫定2車線の高速道路

暫定2車線


暫定2車線は、写真のように、2車線を暫定的に併用する道路形態です。

しかしながら、これでは、ちょっと何言ってるか分かりづらい。
ここでもゴリゴリ出てきているわけです、名前でややこしくなったやつが。
おそらく、“暫定”が完全にやってしまっております。
そして、説明する側はスゴく噛み砕かないといけなくなる始末。

いやぁ、池上彰さん。
いろいろと感服いたします。


みたいなことで、平たく言うと、“暫定”は“仮”という意味なので、暫定2車線というのは一時的に2車線で道路を運営しまっせ!ということです。
4車線で別にイケるんやけど、とりあえず2車線でいかせてや!という感じです。
交通量も多くないし、もともと4車線で設計されていた道路の片側を2車線の往来道路として使用しましょうや!ということですね。

そして、日本には暫定2車線の高速がところどころにあって、これは世界的に見ると珍しいです。
当然、暫定2車線は片側1車線なので、クルマの追い越しはできず、安全の観点から制限速度も70km/hに抑えられます。

また、暫定2車線は、反対車線との区切りとしてポールを立ててあるだけというのが当たり前なので、正面衝突などの事故が後を絶たないという問題点があります。
だから、交通安全面からも暫定2車線の道路形態を採用している国は極めて少なく、日本のように割と頻繁に目にするような国は珍しいわけです。
逆に、それだけ日本のドライバーのレベルが高いということも言えるかもしれません。


※暫定2車線の高速道路を4車線化


そうなると必然的に、暫定2車線の高速道路を4車線化する計画が持ち上がってきます。
暫定2車線っている?そもそも利便性ある?という話が、これまでもよく聞かれました。


以下、今後4車線化が予定されている、暫定2車線の高速道路の例です。
ふ~ん結構あるんですね~、ぐらいの温度で見ておきましょう。

・常磐自動車道(いわき中央IC~広野IC、山元IC~亘理IC)
・仙台東部道路(亘理IC~岩沼IC)
・館山自動車道(君津IC~富津竹岡IC)
・上信越自動車道(信濃町IC~上越JCT)
・東海北陸自動車道(白鳥IC~飛騨清見IC)
・舞鶴若狭自動車道(福知山IC~舞鶴西IC)
・湯浅御坊道路(有田IC~御坊IC)
・阪和自動車道(御坊IC~印南IC)
・高松自動車道(鳴門IC~高松東IC)
・長崎自動車道(長崎多良見IC~長崎芒塚IC)



おわりに


うん、悪いけど、やっぱり誰も興味ないって、こんな重箱の隅をつついたような記事。
(おい、それを言うなって)


皆とっくに離脱してるって、絶対。
(中には離脱してへん人もおるわ、いらんこと言うな)



世の中って、分からないことだらけですよね。
本当に多種多様な価値観があるんですね。
ダイバーシティを感じさせてくれて、誠にありがとうございやした。
(やかましいんじゃ、オマエのためにテーマ設定してへんわ、そんな愚痴みたいなんを記事に書いとるオマエにこそダイバーシティを感じとるわ、どんなライターやねん、でもオモロイから許す)






NEXT/STORY