2016.06.28

車の燃費について、ビッシバシ解説したらんかい。~やたらと、かまびすしい。~

このところ、燃費!燃費!ってよく耳にしますよね。実は私自身が燃費の悪いやつだ!と言われていまして、全く他人事とは思えないんですよね。(知るかいな、そんなもん)


さて昨今、自動車界隈では、燃費性能や環境フレンドリーいかんが何かと話題になっています。
排ガスに関する不正発覚を皮切りに、燃費データの改ざん問題が取り上げられたりもしています。(相当なマジメモードで入ってきてるやん、どうした、だいぶ高尚な人種きどってるやん)


ということで今回はですね、こういった問題にしっかり向き合って解決していくために、何よりも、MTGなどで膝を突き合わせて考えていく前段として、そもそも燃費とは?というところを中心に説明していきます。(いやいや、オマエ、読者全員が自動車業界の人間やと思てんのか、相も変わらず力技の圧がスゴイよね)

車の燃費とは


では、燃費って何?という話から始めます。

至ってマジメにいきますので、ツッコミの登場シーンはございませんわ、残念ながら。(いや、なんかこっちがツッコミたがってるように聞こえるやん、いやだから、ちゃんとせえ、ちゃんとしてたら、そもそもツッコミ要らんねん)



身近なところで、気になる新車が発売された時、その車のことを調べようとWEBサイトやカタログを見てみると、「JC08モードで~km/L」みたいな表記が割とデカデカと扱われていますね。

燃費というのは端的に、『移動するのにどれだけの”燃料”を”費やす”か』を示すものになります。
日本では「20km/L」や「8km/L」のような表記が多く見られますが、これは、それぞれ燃料1リットルで20km、8kmの移動が可能だということを示しています。

また、欧州では「5L/100km」というような表現もあります。
これは、100km走るのに5リットルの燃料を費やすということですね。
要は「20km/L」と同じです。

そして、“燃費がいい”というのは、移動に費やされる燃料が少ないこと、ひいては、燃費効率がいいということを指します。
逆に、“燃費が悪い”というのは、燃費効率が悪いということなので、移動の際に燃料を多く費やしてしまいます。

JC08モードという基準


なお、国産自動車メーカーが発表する燃費はどうやって測定されているのかということですが、国(国土交通省)が指定した「JC08モード」という共通基準がありまして、所要時間1,204秒で8.172kmを走行し(最高速度は時速81.6km)、最終的に消費した燃料から燃費を算出するという結構な厳密度合いです。
この「JC08モード」による測定は、以前標準となっていた「10・15モード」よりも実燃費に近い結果を得られると言われていますので、燃費のいい車を購入したい場合は、JC08モードで測定されたカタログ値を参考にすればいいということになります。


ただし、心に留めておいてほしいことがひとつありまして、もちろん燃費の良し悪しは車の性能による部分が大きいですが、運転の仕方によっても変わってくるのです。
急加速など、必要以上に燃料を消費する運転をしている場合、いくら燃費がいい車であっても、結局は効率が悪くなってしまいますから。(おい、ホンマにマジメやんけ、何があってん、どうした、しかもちょっとインテリ臭するやん)

車の燃費がいい or いいくない(悪いでええやろ、そこは、小悪魔みたいに軽く気を引こうとすな)


では、なぜ自動車メーカーが本気になって燃費の良し悪しをアピールするのか?ということですが、先ほども書きましたが、燃費がいいということは、移動の際に消費されるガソリンや軽油が少なくて済むということですね。
つまり、それだけ燃料代が安くなるので、結果的に維持費が安く済むわけです。
給油回数も少なくて済むということになります。

さらに、燃費のいい車に乗っていると、エコカー減税を受けることも可能です。
エコカー減税対象車であれば、新車を購入した時に発生する自動車取得税や、車検時に支払わなければならない自動車重量税、さらには毎年納税義務のある自動車税が軽減されるというものです。
なお、エコカー減税は国が設けた燃費基準をどれくらい上回っているかで、その内容が変わっていきますので、燃費のいい車を購入すれば、ランニングコストは下がると言えます。
逆に、燃費の悪い車を購入すると、燃料の消費量も多くなるなり、結果的に出費が膨れ上がります。


よって、燃費のいい車の方が顧客に買ってもらえる可能性が高いので、メーカーはなるべく燃費のいい車を製造するという流れです。
しかし、そういった売上や実利益以外の観点からも、燃費のいい車を製造する必要性があります。
EUやアメリカでは、メーカー毎に年間で販売される車両のCO2排出量が規制されており、当該基準を超過した企業には罰金が科されます。
つまり、燃費うんぬんで販売台数がさほど変わらない車、例えばスポーツカーを製造するメーカーであっても、燃費性能の向上が不可欠となっています。
ポルシェの“ボクスター”や“ケイマン”がそれまでの6気筒をやめ、ダウンサイジングされた4気筒エンジンを導入したのが好例です。

また、忘れてはならないのが環境配慮です。
燃料を消費すればするほど、CO2やNOx(窒素酸化物)が大気中にバラ撒かれ、結果、環境汚染に繋がりますね。
映画『インターステラー(Interstellar)』を観て感動された方には申し訳ありませんが、現状、地球以外の惑星で暮らす手段を持たない人類にとって、地球の環境保全を無視することはできません。
地球にもお財布にも優しい車を選ぶというのは、立派な得策なのです。(おいおい、ホンマにインテリ感を醸し出してきてるやん、オーガニックな知識も入ってきてるし、ええやん)

車以外に燃費のいい乗り物


なお基本的に、近現代の車はものすごい燃費効率のいい乗り物です。
多くの車は、1リットルの燃料で10km前後も走行できます。
エコかどうかとなると話は別ですが、自転車や徒歩で10km移動するのにどれだけの労力が必要かを考えればその凄さが分かりますよね。
どれだけエネルギーを蓄えられる飲み物を1リットル用意されても、それで10kmを楽々と移動できる人はそうそういません。
鉄人か現役バリバリのアスリートくらいです。

一方で、原動機を使って移動する乗り物で、燃費がいいのは、やはりバイクでしょうか。
バイクは車と比較して圧倒的に軽量で、いわゆるスーパースポーツのジャンルに入る速いバイク(1,000ccクラス)でも、コンパクトカーの部類に入る1,000ccのエンジンを積んだ車と比べて、5~6倍の車重差があります。
重いものよりも軽いものを動かす方が、同じ速度を出すのに消費するエネルギーは少なくて済みますので、当然、消費される燃料も車より少なくなるということで、基本的にバイクの方が車よりも燃費がいいわけです。
例えば、日本を代表する原付、ホンダのカブはメーカーの発表によると「110km/L」もの燃費性能を誇っています。

まとめ


ここまで、燃費について基本的なところを説明してきました。

メーカーが燃費のいい車を製造することの意味は伝わりましたでしょうか?(せやな、今回は珍しく伝わってきたし、理路整然としてたんちゃうか、今後もその調子でいこう)


そして、だからこそ、燃費をよく見せかけるために数字を弄ったり、基準とは違った方法で測定するなどといった不正を行う企業がガンガン出てきてしまったわけです。(いや、そこは突っ込んでいくな、調子に乗るな、まだ3年早い)


また、実燃費に近いと言われる「JC08モード」ですら、実際のところカタログ値と実燃費には多少の乖離があるとされています。
メーカーが従来のレシプロエンジンの車を作り続けていく限り、燃費の向上は不可欠なものとなりますが、電気自動車や水素自動車などが増えていくような時代において、エンジン車が生き残っていくためには、見せかけの数字トリックではなく、根本的な性能の底上げにリソースを割いていただきたい限りです。(お、再び巻き返してきたやん、ええ感じやぞ)


と、ここまで散々燃費について語っておきながら、4.2リッターV8エンジンを積んだ平均燃費3~4km/Lのエコもへったくれもない車に乗っている、そんな私です。(いや、そこは燃費のええやつ乗ったらんかいや、最後の最後に説得力ないよね、詰めが甘いねん、ていうか、いちいちカミングアウトせんかったらええだけの話やろが、意外とええやつか、なんのこっちゃ)





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