2015.06.09

警察だけでは不十分?ならば、交通事故の証拠は自分で集めちゃうぞっ!


突然ですが、こんな風に考えていませんか?
『証拠集め?そんなもの、警察が勝手にやってくれるじゃない。私は何もしなくていいでしょ?』

確かに、警察はいろいろやってくれます。
実況見分をしてくれる。
被害者の負傷状況も写真に収めてくれる。
もちろん、目撃者探しもしてくれる。
…それでも案外、後からいろいろと問題が出てくるものなのです。

『あのとき、被害者はあんなこと言ってなかった!』
『自分はそんなこと話していない!』

その結果、何が起こるでしょう。
「被害者にも落ち度があった。そのため賠償額を減額されてしまった。」
「過剰に過失が裁判で認められてしまった。その分、賠償額がすごく高くなってしまった。」
そして、刑も重いものになってしまう…

こんな事態に陥るのは不本意ですよね。
皆さんが不当な損失を受けることは避けたいところです。

ですので、被害者も、事故を起こした側も、自衛のために、自分にできるだけのことをしておくのが定石です。

「供述調書」が全部正しいとは限らないですよ。

事故が起きると、先ほど述べたように、警察が実況見分や目撃者探しなどを行ってくれます。

しかし、当たり前のことですが、警察官は事故の当事者ではありません。
それに、被害者も加害者も、その時の出来事について全部覚えている訳でもありません。

曖昧なことや、目撃者情報と異なることを話すと、『それは違うんじゃないか?』と質問されることもあります。

そこで萎縮してしまって、全て“はい”と答えてしまってはいけません。
その“はい”という発言を元に「供述調書」という書面を作った結果、自分に不利な結果になってしまった、なんてことは少なくありません。
だから、自分でできることは自分でやっておくことが大切なのです。

「言い分」を残しておくことが大事ですよ。

供述調書というのは、一度作られてしまうと、そこに書いてある内容は“信用できる”と考えられてしまいます。
これは、怖いことですね。

例えば、好きでもない人に『今度デートでもしようか!』とうっかり言ってしまって、それを必ず遂行しなければならないとしたら?
前言撤回はできないとしたら?
とりあえず行きますかデート…

しかし、「それと違う内容のことを話していた」という証拠さえあれば、その内容は“信用できない”と認められる場合もあります。

そこで!です。
できるだけ早い段階で、自分の言い分を独自に残しておくことが必要なのです。
弁護士さんが付いている場合には、弁護士さんに「陳述書」という形で残してもらってもいいでしょう。

または、事故が起こる少し前のことから起こった直後のことまでを、自分で文章にしておくのもいいと思います。
普段日記を書く習慣のないような人も、後からで大丈夫なので忘れないうちにメモしておきましょう。

そして、最後に署名捺印を忘れないようにしてくださいね。
「私が書きました」という証拠がすごく大事になりますので。

また、相手(被害者から見れば加害者、加害者から見れば被害者)の供述調書に書かれていることが、最初に言っていたことと異なっていたり、目撃者の話が自分の記憶と違う、ということもあります。

そこで、事故が起きたらすぐさま録音をしておくと、そういう相違点を指摘しやすくなります。
今やスマホで簡単に録音できる時代ですから、是非やっておいてください。
録音機能どこだっけ?とならないように使い方を調べておいたり、ビデオで代用したりと、準備は今のうちにしておきましょう。





以上、いかがでしたか?

自分で証拠を残しておくこと、これは簡単なようで見落としがちなポイントです。
残念ながら、警察が常に正しいことをやってくれるとは限りません。
自分の身は自分で守る!
そんな意識で、普段から証拠を残すように心がけてください。





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