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私たちの生活環境では、「切り傷」をつくるものが多くあると思いませんか?
料理をする時の包丁、DIYなどで使うカッターナイフ、折れて尖ったプラスチックの破片、時には普通の紙でも切り傷をつくる凶器になります。
『切り傷なんて、消毒して乾かせば大丈夫』という方もいらっしゃると思いますが、間違った処置は、消えない跡を肌に残すことにもなり得ます。
今回は、そんな「目立つ傷跡を残さない」ための切り傷のセルフ応急処置をご紹介します。
もしも指を切ってしまったら、あなたはどうしますか?
次の3つから選んでください。
1. 消毒する
2. 唾をつける
3. 水道水で洗う
正解は…
3です。
怪我をした場合は、まず傷口を水道水で洗いましょう。
多少しみて痛いかもしれませんが、砂やゴミなどの異物をキレイに洗い流すことが大切です。
傷口に異物があると、傷の治りが遅れ、跡が残ってしまうこともあります。
この「最初の水洗い」を忘れないことがポイントです。
もしも近くに水道がなければ、「未開封のペットボトルの水」でもOKです。
これが、意外と使えるあんなモノ、1つ目です。
自然の中へのドライブなど、外出する時はあらかじめ用意していくと重宝しますよ。
一昔前までは常識だった消毒薬での処置ですが、最近は事情が変わってきました。
消毒薬は、細菌などの微生物をやっつけてくれますが、傷を治療する善玉菌も同じように殺してしまいます。
そのため、最近では消毒をしないで、傷を比較的早く治す処置が注目されています。
ちなみに唾もよくありません。
唾の中には、傷口を消毒する成分も確かに入っているのですが、それ以上に雑菌が多く、傷口の感染を起こすこともあるのでオススメできません。
これと同じ理由で、飲みかけのペットボトルの水もよろしくありません。
その中には、傷に悪さをする雑菌が、ウヨウヨしているのです。
こちら諸説あるようですが、現在は「傷口に滲み出てくる液(便宜上、ジュクジュク液と呼びます)に、表皮の元になる細胞を元気にする成分が入っているため、乾かさず湿った状態を保つ方が早くキレイに治る」とされています。
乾燥を防ぐには、ドラッグストアなどで購入できる「傷を乾かさない絆創膏」がオススメです。
しかし傷からのジュクジュク液が多い場合、もっと簡単なのがラップで覆う方法。
これが、意外と使えるあんなモノ、2つ目です。
水道水でキレイに洗ったら、傷の上から傷のサイズに切ったラップを当てます。
その上から、傷よりひとまわり大きいガーゼを当て、テープで止めます。
こうすることで傷の乾燥を防ぎ、ジュクジュク液(浸出液)をガーゼで吸い取ることできるので、早くキレイに治ります。
傷が大きいほどジュクジュク液は増えるため、1日に1回以上は、水道水で洗うところから繰り返しましょう。
ところで皆さん、大切な顔に傷がついたらどうしますか?
私が子どもの時は、「唾を付けて終わり」というような時代でしたので、額には今でも昔の傷がウッスラですが残っています。
やはり、顔など目立つ所に傷跡を残さないようにするためには、病院できちんと処置してもらうことをオススメします。
血が止まらないほどの深い傷は迷わず病院へ行きましょう。
以上、切り傷のセルフ応急処置についてでした。
是非とも覚えておいてください。