2015.05.11

知っておきたい心肺蘇生法~例えば愛するヒトが目の前で突然倒れたとき~


心肺蘇生法とは、呼吸が止まり、心臓も動いていないと思われる人を救うために行う、呼吸と循環の補助手当のこと。
文章で説明すると、こうなります。

なお、救急車の平均到着時間は8.3分とされています。
その約8分が命運を分かつのです。
さらに、救命率は心臓の停止から1分毎に7~10%下がると言われていますので、救急隊が到着するまでに心肺蘇生法が行われたかどうかが生命線な訳ですね。

誰でもできる心肺蘇生法

呼吸が止まり、脳への血流が止まると、脳細胞は4~6分で死んでしまいます。
脳には酸素を蓄えておく能力がないため、一刻も早く新鮮な酸素を送る必要があります。
ですので、いざという時のためにも心肺蘇生法を覚えておいた方がいいのです。
愛するヒトを救うのはあなたですよ。


(1)意識を確認する
交通事故などでは、二次被害を防ぐため、まず周囲の安全を確認しましょう。
そして、負傷者の肩を叩きながら、耳元で大きな声で呼びかけてください。
同時に、外傷の有無をすばやく確認しましょう。
その際に、負傷者の身体をむやみに揺さぶったり、動かしたりしてはいけません。


(2)応援を呼ぶ
意識がない場合は、大声で周囲に呼びかけましょう。
そして『119番に通報して救急車を呼んでください!』『AED(自動体外式除細動器)を持ってきてください!』と具体的に指示を出してください。
具体的にです。
抽象的な指示は、平常時でさえ通らないのですから、緊急時には通りません。


(3)呼吸を確認する
胸部と腹部の動きを見て、規則的で正常な呼吸があるかを確認します。
心停止直後には、シャクリあげるような不規則な呼吸が見られるため、不自然な呼吸、もしくは、呼吸自体が判別できなければ「呼吸なし」と考え、ただちに心臓マッサージを行いましょう。


(4)心臓マッサージを行う
胸の真ん中に手の付け根を置き、両手を重ねて肘を真っ直ぐ伸ばし、1分間に100回以上の速さで強く圧迫します。
心臓マッサージは、AEDや救急隊が到着するまで、休まず続けてください。


(5)AEDを使う
AEDは音声や画像で指示を出してくれる賢いヤツです。
まず電源を入れ、音声ガイダンスに従って電極パッドを胸部に貼りつけましょう。
AEDが心拍を自動的に解析し、除細動が必要であれば指示が出ます。
周囲の安全を確認してから通電ボタンを押し、通電させます。



そして、道路交通法上、交通事故現場での運転者には、負傷者を救護する義務があります。
迅速な心肺蘇生は、負傷者の救命とその後の社会復帰に大きく貢献するものです。
慌てずに適切な行動をするために、日ごろから心肺蘇生法などの応急救護処置について学んでおいて損はないと思います。


以上、心肺蘇生に関するティップスでした。





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