2015.07.29

【骨折したらまず手当!】うわっ、骨折、曲がった手足はどうすればいい??


骨折した痛みがどんなものかは、実際に骨折してみないと分からないものです。
そんな経験、しないに越したことはありませんが、いつ骨折するかは分かりません。

その痛みは、たとえ足の小指1本でも、周りのモノに八つ当たりしたくなるほどです。
交通事故などによる複雑骨折ともなれば、「骨折した瞬間」と「痛みを自覚する瞬間」にタイムラグがあるというくらいですから、考えるだけで恐ろしいですね。

もしも、自分や周りの人間が骨折してしまったとき、冷静に対処できる自信はありますか?

応急処置方法は一度覚えても、時間が経てば忘れてしまうもの。
定期的におさらいする姿勢が大切です。

ここでは、突然のアクシデントに遭っても落ち着いた対応ができるようになる「応急処置のキホン」をご紹介します!

まず落ち着いて症状をしっかり見る!

事故に遭ったとき、以下のような症状が出ていたら、骨折の疑いがあります。

・動かしたり触れたりすると、強烈な痛みがある
・急激に腫れる
・骨がぶつかり合うような「コツコツ」という音がする
・異常な形に変形している 

身体の一部が変形していれば、パニックになってすぐに元に戻したくなるものですが、重症に見えるときこそ、落ちついて対処することが重要です。

まずは、無理に動かそうとせず、痛みが落ち着く状態にして身体を休めしょう。
車道や交差点で事故が起こり、後続車が気になるようなら、骨折している人を動かすのではなく、三画板などをおいて「避けて!」とアピールします。

なるべく自分一人で解決しようとせず、周囲に協力を仰いで、それぞれ役割分担で対処しましょう。

骨折手当の基本は、確実な「固定」!

骨折手当の基本は、患部がそれ以上悪化しないように処置をすることです。

患部を動かしてしまわないように、固定をするものを探しましょう。
固定に必要なモノは、「添木(副子、シーネともいう)の代わりになるもの」と、「包帯代わりになる布」です。

添木は、長くて固くて曲がらないモノなら何でもOKです。
例えば、車の中にあるような、傘、適当なサイズの板や角材、塩ビ製のパイプ、ステッキ、洗車用ブラシの柄、テニスラケット、段ボール、厚めの雑誌でも使えます。
手足の指だけなら、割り箸やアイスクリームのヘラでも問題ありません。
使えるものは何でも使いましょう。

固定に使うモノは、タオル、スカーフ、ハンカチ(小さい場合は端っこを縛って繋げる)、衣服などです。
大きいモノは、割いて適切な大きさにします。

なお、固定する際のポイントは、無理に骨の形を整えないことです。

異常な形に変形していたり、足や手などが変な方向に向いていることもありますが、それ以上動かないように固定すればOKです。
強く固定しすぎると、血行障害を起こすこともありますので要注意。
30分おきに、指先などの血行障害を確認しましょう。

ちなみに、ストッキングはギューッと縛ってしまうので、血行障害を起こしやすいです。
ひと肌脱ぐ必要はありませんから、別の布を探しましょう!

骨折部位の上下も動かさない!

気を払うべきは、骨折箇所だけではありません。
それぞれの骨折部分に応じて、以下の部位も動かさないように気をつけましょう。

●下腿の骨折の場合:
足首から膝の上(大腿)まで

●足首の骨折の場合:
膝の下あたりから指先まで

●前腕(肘から手首まで)の骨折の場合:
肘から手首まで

●上腕(肩から肘まで)の骨折の場合:
肩から肘まで(身体にくっつけてもOK)

骨折時は、身体の外からは見えない血管や神経などを傷つけている可能性があります。
上下の関節も一緒に固定することで、痛みや腫れを少しは軽減できます。

救急隊への報告も忘れずに!

そして、救急車が現場に到着したら、骨折していそうな部位、骨折したと思われる時間、事故後にアナタが行ったことなどを報告しましょう。

骨折した場面を見ていない救急隊員さんにとって、この情報は非常に有用です。
迅速な応急手当に役立ちます。




交通事故は本当に身近なものです。
明日のドライブで遭遇する可能性だってあります。
そういう意識を持つだけでも、いざという時にすごいパワーを発揮するのです。

いつでも対処できるよう、傘やタオル、毛布などを車に積んでおくことをオススメします。

事故が起こった瞬間、多くの人はパニックに陥るか、ただ呆然としてしまいがちですが、現場では、何を隠そうアナタが頼りです。

深呼吸してまずは119番。
それから処置を始めてください!




NEXT/STORY