2015.09.01

【頼れるものは「対人賠償保険」】いまや賠償金の常識は億単位だから


人の命は等しいものです。
人の命に高いも安いもありません。

しかし、実際に事故が起きてしまったら、そんなことは言っていられないのが現実です。

近年、交通事故の死亡・後遺症賠償額がどんどん高額になっていて、もはや億単位の賠償金も珍しくはないのです。

想像以上に高額な交通事故の死亡・後遺症賠償額

裁判例に見られる最近の高額賠償として、平成23年に横浜地裁にて人身総損害額5億843万円という判決が出ています。

被害者は開業医で高額所得者であったことも考慮されての賠償額ですが、被害者が大学生や会社員であっても、3億円を上回る賠償金の判決が出た事例もあり、もはや億単位での賠償金は当たり前になっています。

自賠責保険があるから、大丈夫ではない。

万が一、自分が加害者になったら。

『その時には保険があるから大丈夫!』
漫然とそう思ってはいても、加入している保険では全額支払えないこともあります。

あなたが現在加入している保険は、億単位の大きな賠償額をカバーできますか?

法律で加入が義務付けられている自賠責保険の支払い限度額は、死亡事故の場合(被害者1名あたり)3,000万円、重度後遺障害の場合(被害者1名あたり)4,000万円、ケガの場合は(被害者1名あたり)120万円と決められています。

億単位の賠償を請求された場合、自賠責保険だけでは全く足りないということになります。

そこで、「対人賠償保険」が必要となります。

そこで強い味方になるのが対人賠償保険

対人賠償保険とは、歩行者や同乗者などを死亡、または負傷させて損害賠償責任を負った場合、自賠責保険から支払われる保険金額を超えた部分をカバーしてくれる保険ですね。

対人賠償保険の補償金額は{(被害者の損害額×契約者の過失割合)-自賠責保険の補償額}により算定されます。

さらに、対人賠償保険が支払われる場合、支払われる金額は「過失割合」によって大きく変わってきます。
相手の過失割合を差し引いて、自分自身の過失割合分だけが相手に支払われるのです。

左折時の自転車の巻き込み、交差点での出会い頭の衝突、センターラインを超えての正面衝突など、過去の事故の例をもとに過失割合を決めていくことになります。

こんな場合には保険金が出ないから気をつけて!

なお、対人賠償保険では、免責の場合、保険金が支払われないケースもあるので注意が必要です。
例えば、加害者になってしまった場合、飲酒などの故意的な事故を起こしてしまった時や、自然災害による事故が免責にあたります。

そして、対人賠償保険の支払い対象は、あくまで「他人」です。

保険における他人の定義は「被保険者(保険の対象となる人)」以外の人のことで、「被保険者」は対人賠償の対象にはならないのです。

愛車で家族とドライブに出かけて、単独事故を起こした場合、妻や子供がケガをしても、その自動車の対人保険金はおりません。
被保険者の配偶者および子は、保険支払いの対象外になることがあるのです。

また、故意の事故は当然ですが、戦争や暴動、地震や洪水などの自然災害による損害も保険金が支払われないケースに該当しますので、ご注意ください。



当然ですが、命をお金に置き換えることは実質できません。

しかし現実問題、億単位の賠償金を請求される可能性があることを考えると、対人賠償保険の必要性は高いと言えますね。






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