2015.05.21

お酒を飲んでも?歩道を走っても?自転車の「交通規則」って実際どうなってんの?


最近はロードバイクのような本格的な自転車が流行っているようで、朝も自転車通勤している人をよく見かけます。
春秋はとても快適で気持ち良さそうですが、夏冬は暑さと寒さで気が滅入っちゃうだろうなぁと思っている、そんな近頃です。

自転車ですが、東京みたいに、車の駐車場は料金が高くて、道も狭くて、運転しにくくて、どこに行くにも公共交通機関を乗り継がないとならないような土地では、小回りが利いてスピードも出るので、とても便利だと思います。

でも最近、自転車と人の衝突事故について、頻繁に報道されていますよね。
衝突された人が大ケガをしたケースや、場合によっては亡くなってしまったケースもあって、あまり穏やかではありません。

いまひとつ、自転車の交通ルールってどうなっているのか知らない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、自転車の交通ルールについてのお話です。

自転車は「軽車両」!交通ルールは車に準じる。


はい、「自転車」は「車」です。
つまり、そもそも歩道を走ってはいけません。

自転車専用レーンがある場合や、道路標識や表示があれば、それに従い、そこを走るのが正解です。
でも、レーンがない場合には、車道を走るのが正しいルールです。
ただ、信号が設置されている交差点では、歩行者の通行を妨げる恐れがなければ、自転車に乗ったまま横断歩道を渡ってもいいことになっています。

警視庁では歩行者が横断歩道を歩いているときには、自転車から降りて押しながら横断するよう推奨しています。

お酒に酔って自転車を運転すると大変なことになる。


自転車に限られた話ではありませんが、“飲酒運転”という言葉を使いますよね。
ここ実は、法律上“飲酒運転”には2種類あります。
「酒酔い」と「酒気帯び」。

「酒酔い」運転というのは、アルコールの影響で車を正常に運転できなくなっている場合ですね。
そして、ここまでに至らないのが「酒気帯び」運転です。


なお、自転車の場合、「酒気帯び」運転に対する罰則はありません。
ないのです。
しかし、ないからといって『イエア!オーライ!』としている訳ではないので、履き違えてはなりませんね。
『ほろ酔い程度だから大丈夫!』『車じゃないから大丈夫!』と息巻いて、まっすぐ運転できないレベルで自転車に乗っていると、気づいたときにはお縄を頂戴することにもなりかねませんから。

しかも、「酒酔い」運転には、5年以下の懲役又は100万円以下の罰金、という重い刑罰が定められています。
しっかりと前科者になりますからね。

さらに、当然ですが、酔っぱらった状態で人をはねて怪我をさせたり死なせたりした場合には、重い罪に問われることもあります。
一時のほろ酔いによって、一生を棒に振るかもしれませんね。

ただし、「酒酔い」運転として罪に問われるのは、自転車に乗車しているときです。
ですから、押して歩くのは問題ありません。

自転車で出かけて帰りにお酒を飲んでしまった場合には、おとなしく自転車を押して歩いて帰った方が無難ですね。
飲んだ後に夜風をあびながら歩いて帰るのも、なかなか粋だと思います。

その他にも侮れない自転車ルールがあった。


そして他にも、自転車には細かいルールが色々あります。
例えば、ブレーキがない自転車は公道で走ることはできません。
つまり、競技用の自転車で一般道を走るのはダメだということです。

また、一般の自転車では、二人乗りは原則として禁止です。
二人乗りが許されるのは、一般の自転車の場合、16歳以上の人が幼児用の椅子を自転車につけた場合のみ。
さらに、乗せられるのは6歳未満の子ども(幼児)に限ります。

2人以上の幼児を乗せられるのは、自転車自体の構造上、2人乗せられるようになっている場合や、専用の装置が付いている自転車<“幼児2人同乗用自転車”という>を使う場合のみで、16歳以上の人が運転する場合に限られます。





さて、ここまで見てみて『知らず知らずのうちに違反していた…!』という方も多いのではないでしょうか。
暖かい季節であれば、自転車に乗ってお出かけする機会も増えてくるかと思います。
あまり細かいことを言ってしまうと、せっかくの行楽気分も台無しになってしまうかもしれませんが、お酒を飲む場合や、複数人で出かけるときは、しっかり交通ルールを守ったうえで楽しんでくださいね。





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