交通事故が起きてしまうと、被害を受けた方はもちろん、事故を起こした方もパニックになってしまいます。
そのうえ、事故を起こした方は警察への報告義務があるし、救急車も呼ばなければならないし、保険会社にも連絡しなければならないし…
とにかくやることがたくさんあります。
そういうときに見落としがちなのが、ズバリ「証拠集め」です。
きっと皆さん、そんなことは警察がやってくれると安心していますよね?
しかし、事故現場の状況は、後日変わっていることもよくあります。
現場だけでなく、相手の言い分が変わることだってよくあるのです。
意味のわからないことを言って責任逃れをしようとする人や、吹っかけて賠償金をたくさんもらおうとする人もいます。
困ったものです…
そして、警察が残してくれる証拠って、意外と万全ではない。
結局、自分の身は、最終的には自分で守らなくてはいけないのです。
しかし、安心してください!
ス・マ・ホ!スッ!マッ!ホッ!
現代の相棒ことスマホがあれば手軽に証拠を残せます。
では、どんな証拠をどんな風に残しておけばいいか見ていきましょう。
証拠の中で一番気をつけなくてはならないのが、「相手の言い分」です。
加害者は自分の責任を軽くするために、被害者は保険金をたくさんもらうために、どんどん言い分が変わっていきます。
事故時の信号の色まで、赤から青に変わったりすることも…
そういう理不尽なウソから自分の身を守るためには、相手の言い分をできるだけ早い段階から残しておくことが大事ですね。
そこで、スマホの登場。
操作は簡単。
デフォルトで入っているレコーダーアプリや、カメラについている動画モードなどで、録音(録画)ボタンをポチっと押すだけです。
事故が発生したら、なるべく早い段階で押しておきましょう。
そして、胸ポケットかお尻のポケットなどに入れておけば準備万端です。
後から証言が変わったときに、重要な証拠として、ものすごい役に立ってくれるはずです。
例えば、
・信号があったかどうか
・一時停止のマークは点いていたかどうか
・車のどの部分がどのように傷ついていたか
などです。
確かに、警察が実況見分でも撮影はしますが、漏れがある場合もありますし、示談交渉で使える訳でもありません。
このような写真を撮っておけば、相手のウソが簡単に見抜ける場合もあります。
スマホであれば簡単に撮影ができるので便利ですよね。
スマホの使い道は、それだけではありません。
特に、被害を受けた場合には、相手の運転免許証などの身分証を撮影したり、車検証を撮影したりしておけば、相手がそのまま警察にも届け出ずに音信不通になった場合、被害届けを出す際に非常に役に立ちます。
メモを取ったりするよりも簡単です。
スマホや携帯がなかった時代に比べて、今は誰でも簡単に証拠を残すことができるようになりました。
緊急時こそ、スマホを活用して、スマートに記録を残して、示談交渉がスムーズにいくようにしてください。
ただし、注意点をいくつか。
スマホの録音や、写真などのデータは、すぐにUSBやSDカードに落としたり、プリントアウトするようにしてください。
せっかく残したデータがなくなってしまっては、元も子もありません。
また、個人の情報が含まれている場合には、それをネットなどで公開しないことも当然です。
『報復してやる!!』とネットにアップしてしまえば、場合によっては名誉毀損などの罪に問われることもありますからね。