2015.06.15

【フィアット(FIAT)500は優遇?】各所のフィアット愛に想いを馳せてみた件


いきなりですが、外車はお好きですか?

外車でも、意外と安価な車もありますし、乗りやすくてオシャレな車は多いものです。
メンテナンスにお金がかかったり、保険に入りにくかったり、万が一の事故の時の査定が低くなりがちというのはネックですが、それらを差し置いても、外車は素晴らしいと思います。


今回は、そんな外車のお話です。
特にフィアットのお話です。

サクっといきます。
ライトにいきます。

とりあえず、フィアット500(チンクェチェント)について語る。


数ある外車の中でもイチオシなのが「フィアット500(チンクェチェント)」。
後継車はたくさん出ていますが、絶妙な古さ加減、鈍い動作性を体感すると、運転してるッ!という感覚を得られてたまりません。

設計者であるダンテ・ジアコーサ自身が、“車の基準を満たしていない”とまで言い放ったくらいです。
その割に、しっかりと持ち合わせている高い機能性。
キュートで無駄のある外装。
とにもかくにも愛おしい。

<乗る車>ではなく<運転する車>だということがよく分かります。

また、エアコンの効きも良くないので、夏は暑く、冬は寒い大変な車ですが、バイク乗りと同じ趣味の世界だとも言えるでしょう。

あとは、構造がとてもシンプルなので、レストア(改造)が女性でも気軽にできるというのも、クラシックカー好きの入門には適しているかもしれません。
初心者でも、気軽に手をかけてあげることができるのも魅力のひとつですね。

フィアットの優遇措置が物議を醸す。


実は、フィアットの価値を分かってくれる国が、世界にはたくさんあります。

古き良き文化や街並みを大切にするイタリアや、一人当たりGDPが世界一というお金持ち国家のルクセンブルクでは、フィアットに対する優遇措置が存在しています。

ルクセンブルクは2012年に、税金の優遇措置を始めましたが、これが「特定企業に対する国家補助」であり、法律違反ではないかと物議を醸すほどです。
ルクセンブルクの首都、ルクセンブルク市は、旧市街全体が世界遺産に指定されるほど、歴史的価値も美術的価値もある街です。
そんな雰囲気のある石畳を走るフィアットの姿を想像するだけで私は満足なのですが、話題性も事欠かない車なのです。
愛されている証拠です。

イタリアのフィアットびいきが、これまたスゴイ。

イタリアのフィアットびいき


フィアットの生まれ故郷であるイタリアはもっとスゴイです。

2014年10月から、“フィアット保護法”ともあだ名される法律制定に向けて、イタリア共和国上院にて審議が始まりました。
その法律は、「1000cc以下、25年以上の車に一定の優遇措置を行う」というもの。


その優遇措置の中味は以下。

●自動車税の免除
●車検の期限を倍に延ばす(2年から4年へ)
●自動車通行規制区域に特別に侵入可能


ちなみに、3つ目に記載のある自動車通行規制区域とは、「ZTL」と言われるローマ中心部や世界遺産、文化遺産近辺の住民以外は通行できない地域のことです。

監視カメラがいたるところに設置されていて、間違って侵入すると海外旅行中であろうと罰金請求が届きます。

そこをフィアットだけは通ることが許されるということです。

景観を損ねるという理由で通行を禁止している近代的な乗り物である車ですが、フィアットだけは景観にマッチする、という解釈なのでしょうか。

車両保険代や交通違反の罰金が非常に高いことで有名なイタリアなので、税金や車検代を抑えるためにフィアットを乗る、という方も増えていくかもしれませんね。



ところで、和をもって尊しとなす日本では、ひいきによる優遇措置を講ずるようなことはイメージしにくいことですが、もしも日本で似たような法律を作る場合、どんな車が対象になるのでしょうか。
日本の原風景に合った雰囲気とデザインを持った車となると、どの車になるのでしょう。
フィアットに似たビジュアルをあげるとすれば、スバル360などが思い当たりますが、日本らしいとは言えないかもしれません。



何はともあれ、以上ですけどね。
フイアット万歳。
Hurray for FIAT.






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