広島観光には、市バスや広電(路面電車)を使えば便利!と言われるが、それはほぼ広島市街地だけの話。
一歩広島市を出れば公共交通機関の運行本数は少なく、歩いて観光するにも坂道が多くて大変な思いをしてしまうので、ここはドライブで観光地を巡っておきたい。
一つ目は、今サイクリストを中心に人気上昇中の「しまなみ海道」。
その風光明媚なルートは、当然ながら車で走っても楽しい。
二つ目は福山市の「みろくの里」。
家族連れに人気の“三世代テーマパーク”が注目されている。
最後に、広島市から高速道路でアクセス便利な北広島町の「道の駅 豊平どんぐり村」。
道の駅なのに泊まれる?!という、幾分気になるスポットだ。
広島県尾道市と愛媛県今治市を繋ぐ西瀬戸自動車道は、双方の間にある向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島などを橋で繋いだ総延長59.4kmのルートで、「しまなみ海道」という愛称で呼ばれている。
海上を渡る橋としては珍しく、全ルートを通して自転車道が整備されているため、全国からサイクリストが集まる注目のルートだ。
そして、島々を繋いでいる橋の美しさと、穏やかな瀬戸内海の上を走る「しまなみ海道」は、ドライバーにも人気の観光スポット。
折り畳み自転車をトランクに入れてドライブしたり、気に入った橋だけ自転車で走るのもいい。
車でも自転車でも、思うがまま自由に楽しもう。
向島と因島の間に架かる吊橋の因島大橋は、自動車道と自転車歩行者道が2段階構造になっている。背景には堂々と佇む島々の景観が広がる。
・アクセス
山陽自動車道福山西IC→国道2号線→瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)西瀬戸尾道IC
・営業日
無休
・営業時間
24時間
・駐車場
各所にあり
・URL
・住所
広島県尾道市~愛媛県今治市
福山市の「三世代テーマパーク みろくの里」は、210万平方メートルもの広大な丘陵地にあり、子どもから親、そしてお爺ちゃんお婆ちゃんまで十分に楽しめるという、広島県で唯一の本格的遊園地だ。
大観覧車、ヒマラヤコースターからメリーゴーランド、ガーデンゴルフまで19種類のアトラクションがあり、ファーストフードなどの軽食からお座敷でのコース料理まで、食事も充実している。
昭和30年代の街並みを再現した体験ゾーン“いつか来た道”では、いつかどこかで見たような光景を前に親子の会話も弾みそうだ。
おまけに、温泉や宿泊施設もあり、至れり尽くせりのサービス内容。
冬季にはイルミネーションイベント“星空の下の遊園地”も開催!
《写真提供》みろくの里
自然に囲まれたテーマパーク内には、アトラクションだけでなく、温泉施設や宿泊施設などもあり、親子はもちろん3世代でも楽しむことができる。
・アクセス
山陽自動車道福山西IC→県道48号線→県道47号線
・定休日
無休(冬季遊具運休期間あり、HPで確認を)
・営業時間
平日10:00~17:00
土日祝10:00~18:00(季節変動あり、HPで確認を)
・駐車場
1,000台(利用者無料)
・URL
・住所
広島県福山市藤江町638-1
中国自動車道の広島北ICから約20分の「道の駅 豊平どんぐり村」は、道の駅でありながら、スポーツで汗を流し、体験学習をし、歴史文化も学べるという、総合レジャー施設と言って相違ないようなスポットだ。
大きく分けて4つのエリアに分けられ、“さんさん市”には、とれたて新鮮野菜と色とりどりの花(花苗)と緑が並び、“どんぐり荘”では大自然に触れて心安らぐ時間を過ごすことが可能。
そして、“むさし”では広島で愛され続ける「むすび」と「うどん」が好評だ。
なお、豊平運動公園は、どんぐりスタジアム(野球場)や体育館など本格的スポーツ施設が揃っている。
このように、道の駅なのに安心して休日をマルマルお任せできるのが魅力的。
《写真提供》株式会社どんぐり荘
“どんぐり荘”は、宿泊、温泉、料理、そば打ち体験、そば道場など、家族やカップルで訪れて嬉しいサービスが満載。“温泉龍頭の湯”は、地下500mから湧き出る良質の冷鉱泉だ。
・アクセス
中国自動車広島北IC→国道261号線→県道40号線
・定休日
施設により異なる(HPで確認を)
・営業時間
施設により異なる(HPで確認を)
・駐車場
450台(利用者無料)
・URL
・住所
広島県山県郡北広島町都志見2609
広島県出身の人が『広島は、原爆ドームと平和記念公園だけで観光終わりじゃけぇ!』と謙遜して(?)言うことがあるが、今回ご紹介した場所以外でも、車で少し走れば、楽しいスポットはまだまだたくさんある。
あえて目的地も決めずに走って、自分だけのドライブ観光ルートを探るのも悪くない。
広島名物のお好み焼きも忘れずに。