2016.03.16

【もうすぐ新年度。株っちゃう?】《実践》初心者向け・株の買い方

だって、投資家ってカッコよくないですか?


さて、前回は株式投資についての概要をザーッと見てきた訳ですが、今回は実践編へと移っていきます。
株式投資はやりたいけど、具体的に何をすればいいんですか?という部分です。

株式(株券)というのは、イメージ通り、日用品や食料品のようにすぐ購入できるものではなく、購入までいくつかのステップを踏む必要がある訳ですね。
とは言っても、事前に要領を押さえておけば、短期間で株購入の準備を済ませることができます。


ということで今回は、初心者の方が株を購入するまでの流れと、各ステップの注意点についてご紹介していきます。

実際に株を買ってみましょう。~株の購入までの流れと知っておきたい注意点~

株を買う流れと知っておきたい注意点


まず、実際に株を購入するには、証券会社に口座を開設し、その口座に入金する必要があります。
そして、株式を売買した後は、売却損益(売買によって生じた差額)を申告し、税金を納めることになります。

このように、株式投資を行うには何個かステップを踏む必要があるので、以下、各ステップについて説明していきます。

<STEP1>証券会社を選び、口座を開設する


株式投資をするには、まずは利用する証券会社を選ぶ必要がありますが、証券会社によって以下のような点で少々違いがあります。

●株式売買手数料と口座管理料
●提供しているサービス内容(企業分析ツールなど)
●発注管理画面の利便性

例えば、初心者には、パっと目で見て分かりやすい発注画面や株価チャートを用意している証券会社の方がオススメなので、そういう操作性が、各証券会社を比較する時のポイントになったりします。
なお最近は、株式売買手数料と口座管理料が安く抑えられる、ネット証券会社がかなり人気で、SBI証券、楽天証券、松井証券、カブドットコム証券、GMOクリック証券などがあります。


そして、口座を開設する際は、以下3タイプから選ぶことになります。

(1)一般口座
(2)源泉徴収ありの特定口座
(3)源泉徴収なしの特定口座

初心者であれば、自分で「年間取引報告書」を作成する必要がなく、確定申告も不要な、(2)源泉徴収ありの特定口座を選ぶのが無難でいいでしょう。

<STEP2>開設した口座に入金する


株式の売買は開設した口座を通して行うことになりますので、口座にお金が入っていない場合は、当然ですが株を購入することはできません。
ですので、銀行や郵便局から、開設した口座に投資資金を入金します。(ネットで簡単にできます)
なお、利用する証券会社によっては入金手数料がかかることもあるので、入金する回数は、むやみに増やさないようにしましょう。

<STEP3>購入する株を選ぶ


口座への入金が完了したら、株を購入する準備は整ったことになりますので、次は実際に購入する株を選びます。

<STEP4>購入の注文を出す


購入する株券が決まったら、いよいよ証券会社に注文を出すことになります。
注文を出す際は、購入する株と株数の情報が必要なので、<STEP3>の段階でしっかり決めておきましょう。




そして、注文方法は基本的に以下2つの種類があります。

○成行注文(なりゆき)


価格を指定せずに購入する、ごく一般的な注文方法です。
「A社の株を500株ください!」というようなシンプルな買い方ですね。
なお、時期や銘柄によっては、想定外の価格で売買が成立してしまうこともあったりします。

○指値注文(さしね)


成行注文とは違って、購入価格を指定するタイプの注文方法です。
「A社の株価は今1,500円だけど、1,400円になったら買いたいから予約します!」というようなイメージです。
成行注文と比較すると、確実にその株価で買えるので安心感はありますが、指定した金額に達しない場合は、注文自体が成立しないので、柔軟性には欠ける購入法です。


<STEP5>取引が成立する


そして、購入希望者の買い注文に対して、売り注文が見つかった場合に、株式の取引が成立します。
取引が成立することを“約定(やくじょう)”と言いますが、約定した段階で、株券は購入者のものとなります。
なお、買い注文が成立しなかった場合には、支払う予定であった資金は払い戻しされるので、特に心配することはありません。

※例えば、X社の株価が3,000円で今買いたい!と注文を入れても、3,000円で売りたい!という人がいなければ、約定しない訳ですね。そして、そういう場合、売りたい人が存在する株価まで値段は上がっていきます。これが、株価決定の原理です。動きとしては、需要と供給のバランスで、買いたい人の方が多ければ株価が上がっていき、売りたい人の方が多ければ株価は下がっていきます。

<STEP6>確定申告をする


(1)一般口座、(3)源泉徴収なしの特定口座 を選んだ場合は、1年間の損益をまとめて、確定申告をしなければなりません。
さらに、一般口座を利用する場合、年間取引報告書を自分で作成する必要があるので、日ごろから売買の記録を保管しておきましょう。

なお、(2)源泉徴収ありの特定口座 を選んだ場合でも、確定申告をすることによって払い過ぎた税金を取り戻せることがあるので、証券会社から送られてくる年間取引報告書は紛失しないようにしましょう。


株を選ぶコツ

株を選ぶコツ


上記で紹介したステップの中で、初心者が最も悩ましいのが<STEP3>の株の選び方です。
どこの企業の株を買えばいいか分からない…ということですよね。

ただ、ハッキリ言って、どの銘柄を選ぶかというのは投資家それぞれの判断で、そこが投資の醍醐味になってくるので、絶対的な解はないのですが、初心者は最低限ここは押さえておきましょう!という株選びのコツを5つご紹介します。

《コツ1》安定している企業を選ぶ


株価の上下が激しい銘柄を選べば、大きな利益を得られる可能性もありますが、十分な知識と情報がない状態ではリスクも大きいので、まずは経営が安定している企業の株から入るというのが、ひとつの選択肢ですね。

安定しているかどうかは、株価チャートの動向や、事業の内容からも判断することができますし、有名な大企業株というのは比較的安定しています。

《コツ2》自分が興味のある業界を選ぶ


株式投資を成功させるには、定期的な情報収集が欠かせません。
しかし、興味のない業界や企業であれば、情報収集のモチベーションが低下してしまったり、スムーズに覚えられなかったりする訳ですね。
ですので、基本的には、自分が興味のある業界や企業を選んだ方が無難ではあります。
興味のあるところであれば、それまで培った知恵が役立つこともありますし、何よりも、楽しみながら情報収集をすることができますよね。
意外と、こういう部分、ものすごい大事です。

《コツ3》購入する株数を抑える


株は好きな数だけ購入できる訳ではなく、企業ごとに購入できる単位(=単元株)が決められています。
最も多いのは1単元100株(およそ7割)ですが、1,000株(およそ2~3割)を設定している企業も少なくありません。
1単元1,000株であれば、1,000株、2,000株、3,000株…という千単位で株を買うということですね。

なお当然ですが、購入する株数を増やすと、その分だけ株価変動の影響を大きく受けることになるので、初心者の方はリスク対策も兼ねて、単元株が少ない銘柄から選んでみるといいでしょう。

《コツ4》株主優待や配当金も視野に入れる


株式投資に徐々に慣れてきたら、売買による利益(キャピタルゲイン)だけでなく、配当金や株主優待も視野に入れてみましょう。
株主優待とは、所有している株数に応じて企業から提供される特典のことで、配当金とは、企業の利益に応じて受け取れる分配金のことを指します。
ただし、株主優待については企業によって内容が違うので、自分にとってメリットがあるものなのかどうか、事前に確認しておきましょう。
メリットの大きい株主優待を受け取ることができれば、株式を売買しなくても、所有しているだけで得することもある訳です。

《コツ5》プロの意見を参考にする


情報収集をしてみたけど、それでも選ぶべき銘柄が分からない!ということもあるかもしれませんが、その場合は、もうプロの意見を参考にすることを考えてみましょう。
プロ投資家の中には、ブログやメルマガなどで注目銘柄の解説や、株式投資のノウハウを紹介している方も多くいらっしゃいますし、投資家が見るデファクトスタンダード的なWebサイト「Yahoo!ファイナンス」には、そういったコンテンツも豊富なので、参考にしてみてください。
なお、Yahoo!ファイナンス以外にも、無料で閲覧できる株コンテンツはネット上にたくさんあるので、参考にできそうなメディアやWebサイトを探してみましょう。
もちろん、株専門家が出版している書籍を参考にするのも、銘柄を選ぶノウハウを学ぶ手段としては効果的です。


最後に


一見難しそうに見える株式投資も、正しいステップを理解しておけば、準備から株購入まで至ってスムーズに進めることができます。

そして、投資である以上はリスクは付き物なので、購入する株を選ぶ際は、しっかり情報収集することはお忘れなく。
直感でチョイスするというのも、時には有効かもしれませんが、基本はちゃんと吟味して選びましょう。

また、ここは今後伸びそう!好き!と思った企業の株を購入して、半ば応援していこうというスタイルもいいと思います。
長期的な視点で投資するというのは、立派な投資スタンスですから。


なお、初心者の方は、まずは前述のコツを押さえながら、候補となる企業を探して株を買ってみて、その後、運用に慣れてきたら、自分流の選球眼を養って本勝負といったイメージで、経験を積んでいくといいでしょう。





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