2016.08.29

車の名義変更。メンドイ。けどやらなアカンねん。

所有者をボカすな!的な


早速ですが、友人や知人、家族から車を譲り受けたとき、必ず済ませておかなければならないのが、車の「名義変更」ですね。

最初に言っておきますが、車の名義変更、めっちゃメンドイです。
どんな寸評やねんってなもんですが。


まあ、格安orタダで車を譲ってもらったという場合も多いはずなので、プロパーのコスト差分と引き換えに与えられた試練とでも受け取っておきましょう。

では、名義変更の手続きや書類、費用、そして保険におけるポイントを見ていきます。

車の名義変更について


名義変更はその名の通り、車の所有者の名前<名義>を変えることです。
家族や友人から車を譲ってもらう、または買い取る場合には欠かせない手続きです。

なんとなくネットでサクッとできてしまいそうな気もしますが、まだまだ社会はフレキシブルになっていません。
簡単手続き!ネットで解決!な現代において、出向いて手続き!が基本の名義変更となっております。


以下、名義変更の流れです。

【1】旧所有者側から必要書類を受け取る
【2】新所有者側も必要書類を用意
【3】陸運局<運輸支局>に行って手続き(※軽自動車の場合は軽自動車検査協会)



必要書類は次の項目で説明しますが、ここを全部揃えるのが、だいぶメンドイ。
正確に言うと、旧所有者と新所有者の連携が上手く出来ていないと、かなりややこしくなります。
名義変更を経験した人であれば分かりますが、そこのコンビネーションが悪いと、手続き完了まで数ヶ月を要することさえあります。
もちろん、ちゃんとサクサクいけば、1週間程度で終わりますので、サクサクいきましょう。

車の名義変更:必要書類

車の名義変更:必要書類


名義変更に必要な書類は、普通車と軽自動車で若干異なります。

普通車

旧所有者が用意するもの

■車検証(車検が切れていないもの)

■印鑑証明書(市町村役場で手続き/発行から3ヶ月以内のもの)

■実印が押してある委任状(印鑑証明と同じ印であることが条件/ネットからダウンロード可能)

■実印が押してある譲渡証明書(印鑑証明と同じ印であることが条件/ネットからダウンロード可能)


新所有者が用意するもの

■実印

■印鑑証明書(市町村役場で手続き/発行から3ヶ月以内のもの)

■車庫証明(管轄の警察署で手続き/発行から1ヶ月以内のもの)
※車庫証明の発行には以下の書類が必要
・自宅と車庫<駐車場>の近隣地図
・車庫<駐車場>と近くにある道路幅の地図
・専用の申請書(警察署にあり)
・自認書or使用許諾書(どちらもネットからダウンロード可能)
《自認書》
車庫の土地の権利を自分が所有している場合
《使用許諾書(駐車場契約書)》
車庫の土地の権利を家族もしくは他人(駐車場管理会社、マンション管理人)が所有している場合


※他者に委任する場合、以下も必要
■委任状(申請を代理サービスもしくは旧所者などの代理人に頼む場合)


※新所有者が未成年の場合、以下も必要
■戸籍謄本(発行から3ヶ月以内のもの)
■父もしくは母の印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの)
■両親の実印が押してある同意書


※新所有者と新使用者が異なる場合、以下も必要
■新所有者の実印(本人が申請する場合)
■実印を押した新所有者の委任状(代理人が申請する場合)
■新使用者の住民票もしくは印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの)
■新使用者の認印(本人が申請する場合は実印でなくて大丈夫)
■新使用者の委任状(代理人が申請する場合)
■新使用者の車庫証明(発行から1ヶ月以内のもの)


運輸支局で手続き当日に記入するもの

■申請書
■手数料納付書
■自動車税取得申告書



軽自動車

旧所有者が用意するもの

■車検証
■印鑑


新所有者が用意するもの

■印鑑証明書もしくは住民票の写し(市町村役場で手続き/発行から3ヶ月以内のもの)
■印鑑


軽自動車検査協会で手続き当日に記入するもの

■軽自動車税申告書(自動車取得税申告書)
■申請書




はい、メンドイ。
そう言いたい気持ちは痛いほど分かりますが、こらえてください。


そして特に大事なところは、『印鑑証明書は3ヶ月以内のもので、車庫証明は1ヶ月以内のものでないと受付けてもらえない』です。


プリーズリピートアフターミー。
印鑑証明書は3ヶ月以内!!車庫証明は1ヶ月以内のものやないとアカン!!
グレイト。


中には、ここでズッコズコにつまずいて、『自分は書類を用意しているのに相手が書類を用意してくれず、ようやく用意してくれたと思ったら、自分が用意した車庫証明の手続き期限が1ヶ月を越していて再度車庫証明を取り直した』という人も多数いらっしゃいます。

今後あなたが誰かに車を売る、買う、はたまた譲ってもらうなどの機会が訪れたときは、相手に対してものすごい勢いの催促が必要になってくるかもしれません。

車の名義変更:費用

車の名義変更:費用


●移転登録手数料
500円

●申請書
100円

●印鑑証明書
相場は300~500円ほど(市町村によって異なる)

●車庫証明代
3,000円以下(市町村によって異なる)

●ナンバープレート代
変更を希望する場合は1,500~2,000円ほど(他県からの譲渡で自動的に変更になる場合も含む)
さらにナンバーを指定する場合は追加で4,000~5,000円ほど

●自動車取得税
車種によって発生することがある
※年式や車の時価によるなど条件が多岐に渡るので手続き先で要確認。なお、取得金額が50万円以下の場合は適用されない。


車の名義変更:自動車保険


こうして、陸運局で手続きを終えれば、とりあえずは名義変更は完了となります。

しかし、ここで同時に忘れてはいけないのが“保険”の名義変更です。
自動車保険の名義が自動的に変わるわけではありませんからね。

そのままにしておくと、事故を起こしても保険がおりないという事態になりかねませんので、車の名義変更をしたときは必ず、保険会社に連絡するようにしてください。

その場合、いくつかのパターンに分けられます。

旧所有者の保険内容を引き継がず、すでに加入している保険内容で契約する場合/ネット完結

名義変更をしても、手続きを行わなければ、車の保険はそのままです。
保険の引き継ぎはしないという方は、以下の手順で手続きしてください。


(1)旧所有者に前の保険の契約を解除してもらう

(2)前の保険が解除されたら、自身が現在登録している自動車保険会社へ連絡し、「乗る車が変わりました」=「車両入替」の手続きを行う


※以前の車よりもサイズが大きくなっている場合などは、その分保険料を追加で支払うケース、逆に差額の保険料が返金されるケースがあります

旧所有者の保険内容を引き継ぐ場合/電話もしくは取扱代理店に赴く必要がある

(1)自動車保険会社に電話、もしくは取扱代理店に行き、契約者名の変更を伝える
※会社によってはいくつか必要書類があるので、事前にホームページなどで確認しておきましょう。ただし、本人が連絡した場合はこの後の書類記入は不要。

(2)契約内容の変更書類が送られてくるので、必要事項を記入して返送

(3)保険会社から変更確認書が送られてくる


なお、保険内容によって定められている等級の引き継ぎに関しては、“同居している親族”に限られます。
同居していなければ等級の引き継ぎはできないので注意しましょう。


最後に


車の売買や譲渡に浮かれる我々の前に燦然と立ちはだかる、名義変更。


ネットだけでは済まさん。
期限を過ぎたら受け付けん。
同居してないから親族とは見なさん。


まだまだ契約書社会全開で融通の利かないシビアな環境なので、旧所有者としっかりタッグを組んで、脇目も振らずに必要書類を揃えましょう。



しつこいようですが、最後にもう一度言っておきますね。
印鑑証明書は3ヶ月以内!!車庫証明は1ヶ月以内のものやないとアカン!!





NEXT/STORY