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こんにちは。
恋愛をロジカルに分析するコラムニスト、堺屋大地です。
僕がドライブにおける恋愛テクニックを紹介していく、このコラム連載。
今回は、好きな女性とのドライブデートで、「キス」という高難易度ミッションをクリアするためのテクニックを、僭越ながら伝授していきたいと考えております。
まず目的地は、コテコテですが夜景スポットにしてください。
はい、ベタです、ベッタベタです。
ですが、“ベタ”と言うのは、“王道”とも言えます。
そう、夜景スポットは安定の「キススポット」でもある、と。
距離的な目安で言うと、1時間程度で到着する場所がちょうどいいと思います。
30分ほどで着く距離ですと、近すぎてドライブした感がそんなに味わえませんし、2時間以上かかってしまうと、逆に長すぎてデートが間延びしてしまいます。
また、近辺の夜景スポットの中でも、有名な場所を選ぶようにしましょう。
穴場だったり他にあまり人がいない場所では、僕のロジックではキスの成功率が下がるからです。
その理由をご説明しましょう。
有名な夜景スポットには毎夜毎夜、何組、何十組ものカップルが集うものです。
自分たち以外の恋人同士がワンサカいます。
あなたはそんな状況をどう思いますか??
うっとうしいと思いますか??
口説くのに気が散ると思いますか??
はっきり言って、その状況こそがキスへの成功率を高めます。
たいていの夜景スポットは、車から降りて夜景がバッチリ見えるビューポイントまでは何分か歩いて行くことがほとんどです。
その道すがらでも、周りにチラホラと他の男女がいたりするものです。
そこで、こう言いましょう。
『やっぱカップルだらけだね。付き合ってもない俺らってちょっと浮いてるかな?周りに馴染むように手繋いどく?』
言った後、スっと彼女の方に手を差し伸べましょう。
躊躇せず、男らしく堂々と振る舞うのがポイントです。
そして、彼女がコチラに手を伸ばしてきたら、もしくは、手を出してこないまでも嫌そうな雰囲気でなければ、ガッと手と手を繋ぎ合わせてください。
「恋人ごっこ」みたいに。
この瞬間、相手の女性の中でスイッチが入ります。
“手を繋ぐ”という行為は“男女のソレ”だからです。
恋愛感情が全くない友達同士でも、ドライブに行くこともあるでしょう。
しかし、“手を繋ぐ”という行為は、基本的に恋愛感情を持った男女のスキンシップです。
たとえ、それまで相手の女性の脳内では、あなたとの関係が“友達ゾーン”だったとしても、手を繋いだことで“男女ゾーン”になる、あるいは、少なくとも“男女ゾーン”に片足を突っ込む程度にはなる訳です。
ちなみにですが、手を繋ぐのを拒否されたら、ここで今回のキスミッションはストップです。
手さえ繋げないのにキスができる訳ありませんから。
ただし、手を繋ぐことができなくても、その恋が終了ということではないのでご安心を。
あくまでジョークっぽく手を繋ぐことを提案しただけですから、そこで断られたからといって、場の空気がそこまで気まずくなることはない訳です。
つまり、とりあえずその日のキスは諦めて、じっくりと口説く長期戦モードに切り替えればいいのです。
さて、無事に手を繋ぎ、彼女の思考回路を“男女ゾーン”に移行させることが出来たら、キスへはあともう一歩。
極論、あとはもう雰囲気で押し切るだけです。
ビューポイントまでは、適当に会話をしながらでもいいですし、雰囲気を盛り上げるためにあえて無言でもいいと思います。
そして、ビューポイントに到着したら、『わ~キレイ~!』なんて女性が言っているタイミングで、繋いでいた手を離して、今度はその手を相手の腰に回し、グイッと体を引き寄せてみてください。
そうすると、彼女が少し驚くような仕草をすると思いますが、『ほら、他のカップルもこんな感じだから、俺たちも浮かないように。』みたいなセリフを言っておけば大丈夫。
とは言え、ここですぐにキスしようとするのはせっかち過ぎなので、3分くらいは2人で夜景に見とれましょう。
ここからは、セリフ不要。
しばらく経ったら、夜景に目を向けている彼女の横顔をじっと見つめてください。
でもって、その視線に気づいた彼女がこっちを向いたら、もう許可なんか取らずに、唇を奪う。
はい。
ミッションクリア!
おめでとうございます!!
余談ですが、する前に『キスしていい?』なんて聞かない方がいいです。
それはムードをブチ壊す行為です。
夜景を見ながら身体を密着させていたら、むしろキスするのは半ば自然な流れ。
というよりも、男としての責務です。
わざわざ確認するなんて、無粋ってものです。
ちなみに、もしも相手の女性に、自分のことをさらに好きになってもらいたいのなら、帰りの車中の会話ではキスしたことに一切触れない方がいいでしょう。
難しいとは思いますが、あえて、いつも通りの会話を心掛けてください。
何だったら、彼女に『あれ?さっきのキス、無かったことになってる?』と思わせるほどに。
そして、相手の家の前まで送り届け、彼女が『じゃあね…』と言って車のドアを開けようとした瞬間に、すかさず再び唇を奪ってください!
そうして、こう言ってやりましょう。
『さっきのキス、無かったことになってないよね?なんか不安になったから、もう1回した。』
これで彼女は、もうあなたにキュンキュンしまくり…
のはず。
<文・イラスト/堺屋大地>
【堺屋大地】
恋愛コラムニスト。中高時代はスクールカースト的に4軍男子(非モテ)。現在は痛いほど、どチャラい。そんな4軍マインドとどチャラい経験則を融合させ、真摯に恋愛を分析する。『女子SPA!』にて女性向けの恋愛コラムを連載中。その他、『BusinessJournal』『AOLNews.』などのメディアでも活躍。