2016.09.13

【車の事故への対処】仮に事故が起きたとしても、割と大切なのはその後です。

事故は対処次第でシナリオが変わる。すでに起こった過去を悔やむのではなく、これから起こる未来をより良い方向へ。


公園で三輪車を唸らせていた頃から、自転車へ乗り継ぎ、やがては車やバイクという20世紀が生み出したハイパーメカをブイブイ言わせるに至った今日までずっと、無事故無違反だというスーパードライバーの皆様、こにゃにゃちは。
それ以外の皆様も、こにゃにゃちは。


さて、日常生活で事故なんて滅多に起こらないだろうし、確率がものごっつい低いだろうと思われているでしょうが、実際いつどこで何が起こるか分からないのが人生です。

車も安全運転がモットーです!ゴールド免許です!な人も、相手の車が突っ込んでくるかどうかは予期できませんよね。
本物のブレイン・ダイブができるのであれば、話は別ですけどね。
自分がルールを守っていても、相手がルールを守っていなければ起きてしまう、それが交通事故です。


ということで今回は、車の事故への対処について見ていきます。

なぜ車の事故は起こる?


そもそもなぜ車で事故は起こるんじゃ?のところですが、車の事故にはいくつかパターンがあって、それによって原因も頻度も異なります。
代表的には、以下3パターンです。

■追突事故

年間約20万件も発生し、自動車事故の中で最も多いのが追突事故です。その名の通り「前の車に突っ込む」いわゆる「おかまをほる」と言われるタイプの事故。


【原因】

<1>わき見
スマホのチラ見、運転中のカーナビいじり、窓外の風景に見とれるなど、数秒の油断が命取りになります。

<2>車間距離の詰め過ぎ・スピードの出し過ぎ
煽っちゃダメ、煽っちゃ。割とオラオラ運転系の皆様、追突事故なんて起こしたらカッコがつきません。

<3>注意散漫
寝不足などは大敵です。運転中は気を引き締めましょう。

■出会い頭事故

年間発生約13万件で、追突事故の次に多いのが出会い頭事故。交差点で違う方向に進んでいる車(場合によっては人)が衝突する類の事故です。


【原因】

<1>見落とし
交通事故を防ぐための“進入禁止”や“止まれ”の標識。それを見落としてしまうと幾分ヤバイです。

<2>思い込み
標識や信号のない交差点では、あっちが停まってくれるだろう、減速してくれるだろう、という安直な思い込みから事故は生まれます。譲り合い第一主義で、どうぞぉどうぞぉの精神を持ちましょう。

<3>確認不足
カーブミラーを確認していないなど、安全の確認不足が引き起こすケース。特に自転車や歩行者の姿は見落としやすいうえ、車で衝突ということになれば大惨事なので、注意が必要です。

■右左折時衝突

巻き込みや巻き込まれの右左折衝突事故も侮れません。年間約6万5千件を超えて発生している事故のほとんどが、交差点で起きています。


【原因】

<1>対向車に気をとられる
右折の場合に多いのがこのパターン。直進してくる対向車ばかりを気にするあまり、今行ける!とアクセルを思いっきり踏んだ先に横断歩道を渡る歩行者、というケースが後を絶ちません。

<2>巻き込み確認不足
左折事故の典型的な原因が、後方のバイク、自転車、歩行者の巻き込み確認不足。前方は見えますが、後方は首を後ろに向けたり、ミラーを見なければ確認できませんので、死角は目で見て確認する意識を。


参照:政府統計の総合窓口 │ 総務省 統計局

車で事故を起こした/受けた場合の対処法

車で事故を起こした/受けた場合の対処法


事故が起きたら、そこにいる誰もが驚き慌てふためくでしょうが、そんな折にこそ必要なのが迅速な対応。

いざ実際に事故が起きてから、どうすればいいんでしたっけ?分かりません!助けてください!では厳しいので、『事故が起きた場合の対処法』は、頭に叩き込んでおきましょう。

以下、事故発生後の対応の流れです。

1.警察・救急車に連絡

何はともあれ、すぐに電話です。事故が起きた場所とケガ人の状況など基本情報を報告し、警察官が来るのを待ちましょう。もし、グズグズしていると被害者の命に関わると判断した場合は、警察より先に救急車を呼びましょう。
また、電話をするのは、事故を起こした側でも受けた側でも、どちらでも構いません。喧嘩などの相手とのトラブルを避けるためにも、すぐに警察に電話をするようにしましょう。
なお当然ですが、万が一相手を轢いてしまった状態でその場を立ち去ってしまうと、ひき逃げになってしまいます。

2.警察が来て実況見分

警察が来ると、事故の当事者(被害者・加害者)と周辺の目撃者から事情を聞いて状況を把握する、実況見分が行われます。当事者が救急車で運ばれた場合は、当日ではなく後日に行われることもあります。
もし、相手がいない対物事故(例:ガードレールに突っ込んだ)の場合、実況見分はなく、事故報告書が作成されます。

3.保険会社に連絡し、なるべく相手方の保険会社のことも伝える

自分が加入している自動車保険会社に連絡し、事故の状況を伝えます。また可能であれば、相手方が加入している保険会社を聞き出して、その旨を伝えておくと、その後の手続きがスムーズに進みます。
事故の処理手続きは、当事者間のトラブルを避けるために双方の保険会社がやりとりをするのが基本です。
仮に加害者が強面のイカツイお兄さんであっても、事故直後だけは辛抱して、気丈に立ち向かいましょう。

4.相手と連絡先を交換しておく

保険会社同士がやりとりをするのが基本ですが、相手と連絡がつかなくなるなどのトラブルを避けるためにも、氏名、連絡先、住所、職場などの情報は、その場で聞いておきましょう。

5.病院へ行く《被害者の場合》

事後直後の手続きが終わっても、それで終了ではありません。
もしケガを負ってしまった場合は、その分の治療費を相手に請求することができるので、病院で診察を受けてください。その内容を契約している保険会社に伝え、相手方への請求手続きを頼みましょう。

6.示談交渉

事故直後のやりとりが終わると、数日かけて警察の実況見分の結果や当事者の話から、加害者と被害者どちらがどれだけの責任と負担なのかを決める交渉が行われます。ここで「過失割合」を決めるのですが、その内容に双方が納得すれば、あとは定められた支払いなどを進めていきます。納得できない場合は、示談決裂となり裁判で争うことになります。
なお、事故当日以後の手続きは保険会社が行ってくれますが、人間は感情で動く生き物です。自分が加害者である場合は、被害者のところへお見舞いに行くなど、しっかり誠意を見せましょう。


車で事故を起こさないために

車で事故を起こさないために


事故を起こさないために、または起こってしまった場合に備えて、日頃からどんなことができるのでしょうか。

自動車事故防止分野の最新技術も押さえながら見ていきましょう。

●シートベルトやチャイルドシートの着用徹底

まずこれは基本中の基本。実質的に事故をゼロにするのは不可能ですが、事故が起きた時の被害を最小限に抑えるためにも、シートベルトやチャイルドシートの着用は徹底しましょう。特に、後部座席の人は気を抜きがちなので注意です。

●目視する癖をつける

車のサイドミラーやカーブミラーには死角が存在します。巻き込み事故などを完全に防ぐためには、ミラーを確認するのはもちろんのこと、直接目で見る癖をつけるようにしましょう。

●定期的な健康診断

視力低下や薬の副作用による眠気など、様々な体調不良が事故に繋がるケースが多々あります。睡眠時無呼吸症候群のような自覚しにくい病気もあるので、定期的に健康診断を受けて、そもそも車を運転してOKな身体なのかを随時確認するようにしましょう。

●進化する事故防止技術

そして近年、人間の集中力に頼るだけでなく、機械による自動車事故防止技術の発達が著しいです。


自動ブレーキ
このところ大手自動車メーカーが力を入れているのが、車が自動でブレーキをかける技術です。法定速度以内で、適切な車間距離であれば、前の車が急ブレーキをした際に自動ブレーキがかかり、事故を回避してくれます。

車間距離調節機能
前の車の走行速度に合わせて、自動でスピードを調節してくれる機能です。特に高速道路などスピードが出ている場所では距離感を誤りやすいので、特に活躍してくれるでしょう。

注意喚起機能
車が車線をはみ出しそうになったり、挙動が左右にブレたりすると音が鳴り、注意喚起してくれます。

自動運転
人が運転することなく車自ら運転し、目的地まで運んでくれる自動運転機能です。
国内ではまだまだ進んでいませんが、アメリカではすでに公道でのテストドライブが実施されていて、この機能が上手く実用化されると、人間の不注意による事故発生率は劇的に改善されるでしょう。


最後に


事故を起こそうと思って車を運転している人は基本的には存在しません。
それでも事故ってしまう確率はゼロではないのです。

まずは、事故を起こさないためのアクション、次に、事故が起こった場合の対策を理解しておけば、実際に事故が起こった時には被害を最小限に抑えることができます。



自動運転技術の普及で車による事故が激減する世界が今世紀中に実現するかどうかはさておき、根本的にはドライバー本人が、意識的に事故への備えをしておくべきですね。
以上、何卒よろしくお願い申し上げます。





NEXT/STORY