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自動車事故を起こしてしまい、保険金が支払われた場合でも、翌年のノンフリート等級が、現在の等級と同じ等級になる車両事故のことを言います。具体的には、
・火災、爆発、窓ガラス破損(飛来、落下物以外の他物との衝突・接触は除く)
・盗難、落書き
・騒じょう、労働争議に伴う暴動行為や破壊行為
・台風、竜巻、洪水、高潮
・飛来、落下物との衝突
が該当します。
まず申し上げておくべき大前提として、新しい等級制度が施行されている現在の自動車保険において、等級すえおき事故という分類は廃止されています。
旧来の自動車保険では、上記にあるようないくつかのケースにおいて、自動車保険の保険金が支払われても等級が継続される等級すえおき事故というものがありました。
しかし、2013年より今まで以上に公平な保険料負担をめざし、自動車保険が大きく改訂されることになったのです。
その目玉の1つとも言えるのが、等級すえおき事故の廃止などを掲げたノンフリート等級別料率制度の変化でした。
等級すえおき事故に限って言えば、上記のようなケースで自動車保険を利用すると1等級ダウン事故扱いとなり、等級が1つ下がってしまうことになるのです。
しかも、事故有等級が適用されることになりますから、割引率の大幅な悪化は避けられないでしょう。
ここで考えるべきは、1等級ダウン事故に該当する事故と遭遇した際、自動車保険を適用すべきか、という点です。
今までは等級すえおきだったので気軽に修理を依頼した方もいたはずですが、これからは1等級ダウン事故扱いとなるので、保険を使わず自腹を切ったほうが得な場合もあります。
翌年以降に割引率がどう変わるかは契約している保険会社しだいではありますが、自分でもしっかり確認する必要があるでしょう。
ちなみに、搭乗者傷害保険や人身傷害保険などで適用されるノーカウント事故のように、従来のまま運用されているものもあります。
ただ、全体的には保険の利用や事故に対するペナルティを強化する動きが目立つでしょう。
より一層の安全運転を心がけるのが各ドライバーに求められていると言えます。
※各用語の説明については一般的なものとなっており、保険会社によっては定義が異なる場合があります。
ご契約をされる際は必ず保険会社のウェブサイト等で、商品内容をご確認くださいますようお願いいたします。