ガッチガチでもない自動車コラム

免許証裏の「臓器提供意志表示」

2010年以降から、運転免許証を更新すると、裏側に「臓器提供の意志」を尋ねる欄があることに気がついた人は少なくないでしょう。

「臓器提供の意志」とは、自分がもしも事故や病気で脳死や心停止の状態に陥ったときに、臓器提供(心臓・肺・肝臓・腎臓・すい臓・小腸・眼球など)をする意志があるかないかを伝えること。脳死になったら提供するか、心停止の状態で提供するかといった、提供するタイミングが選べるようになっています。さらに、「基本的には臓器提供に応じる」と意思表示しても、上記のうち、提供したくない臓器があれば、それを明記することができるようになっています。

こうした死後に臓器を提供してもよいという人(ドナー)やその家族の意思を生かし、臓器を提供してもらいたいという人(レシピエント)との橋渡しを行っている日本で唯一の機関が、(公社)日本臓器移植ネットワークです。

そういえば、私が「臓器提供意志カード」を所持するようになったのは、2007年の3月のこと。役所で上記ネットワークのパンフレットを見つけたことがきっかけでした。 「脳死で臓器全部」を選択し、コメント欄に「使える器官すべて」と書き込んで、長い間運転免許証といっしょに所持していたように記憶しています。「使える器官すべて」とは、皮膚や髪なども含めて提供するつもりだったのですが、実際に使われるかどうかは不明。できることなら、死後に自分が誰かの役に立つといいな、と考えたのです。

最近では、運転免許証や健康保険証の裏側に記入欄が設けられるようになり、より手軽に意思表示ができるようになりました。私も現在では、「運転免許で意思表示派」となっています。
このほか、パソコンやモバイルからサイトにアクセスして申し込むこともできます。

ちなみに、同ネットワークによると、2014年9月時点で移植を希望する人の登録者数は、13,549人で、実際に手術を受けた人は117人。まだ実績は十分とはいえませんが、運転免許証や健康保険証でも意思表示できるようになったことから、今後、移植手術を受けられる人は増えていくのではないでしょうか。

ただし、本人が臓器提供の意志を示していることを移植コーディネーターが説明しても、家族の同意を得られないことも少なくないようです。本人の意志と、残された家族の気持ちが一致しなければならないというのが難しい点だといえるでしょう。

そういえば、わが家の場合も、私は比較的早い時期に臓器提供の意志を表示していたのに、夫は「臓器提供しない」を選択していました。最近、そのことに気づいて、「どうして臓器提供しないの?」と尋ねたら、「お前が以前、たとえ死後でも俺の体を傷づけたくない。そのままの体で葬式を出したいといったからだろ?」
あらま。そんなことをいったなんて、すっかり忘れておりました。でも、大丈夫。今では、夫の臓器提供にも大賛成。でも、娘についてはまだだめですね。
人の気持ちは時間と共に変わります。みなさんのご家庭でも、この機会に話し合ってみてはいかがでしょうか。

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記事を書いた人香川みゆき
香川みゆきフリーランスの編集者・ライター。
日々の暮らしに密接な、お金、健康、美容、通販などのテーマで執筆活動を行っている。読者の目を留め、分かりやすくて楽しい記事づくりがモットー。
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