2016.04.08

【気分は「ふるさと納税」】あなたにも、忘れがたき“ふるさと”はありますか?

全然足りないかもしれないけど、ちゃんと返したいって想う。


こんにちは。
毎度、経済何でも伝道師、ピタゴラです。


はい、本日のテーマですが、『なんか得しただの何だのと、それなりに盛り上がってるね~。いやでも、どういう仕組みかは、ちっとも分かんね~な~。』であろう、ふるさと納税です。


今は大都会に出てバリバリ仕事して、成り上がったりもしてるけど、誰にだって、心の故郷と呼べる「ふるさと」があって、「ふるさと」のことはいつも気に掛けてるし、機会があれば、ゴッチゴチに貢献したい!


こう考えている方も多くいらっしゃると思いますが、いざ行動に移すのは、なかなか骨が折れるかもしれません。
しかしですね、ふるさと納税は、そこまで難しいことではありません。
いとしの気持ちさえあれば、無問題。


ということで、実際にふるさと納税を実行したことがある方は再放送的なノリで、ふるさと納税を検討している方はリアルタイム放送的なノリで、別にそうでもない方はBGM的なノリで、それぞれの故郷に思いを馳せながら、参りましょう。


ふるさと納税


ふるさと納税というのは、一口で言ってしまうと、個人的に納める“自治体への寄付金”です。


総務省の自主調査によると、現状、ふるさと納税を受け付けている地方自治体は全国の約9割にのぼり、そのうち、見返りとして地方特産品を提供しているのが約半数で、2013年には、納税者は13万人を越え、納税総額は140億円にも達し、2008年のスタート以来、広く浸透しています。



…うわうわ、なんだよ!!
普通に生活してても、しとどに税金かかってきてるのに、寄付までしろってか??
そんな余裕、我が家にはない!!


そんな声も聞こえてきそうですが、しっかりメリットがありますので、とりあえずご安心を。

ふるさと納税のメリット3つ


1)ふるさと納税をすると金額に応じた御礼が貰える

2)税金が控除される(※年収や家族構成によって異なる)

3)納税金の使い道を自分で指定できる




ちなみに、自身の生まれ故郷かどうかは一切関係なく、ふるさと納税で貢献したい自治体を複数選ぶことができます。

ここだけ見ると、良さ気な感じがしてきますよね。
しかし、こちら口酸っぱく言うクセが付いているのですが、「光が射すところには必ず影もできてるから、デメリットもちゃんと考えなさい」ということになってきますね。



が、しかし。
今回はですね、正直なところ、個人におけるデメリットはほぼなくてですね、デメリットがあるとすれば、自治体側なんですね。

ふるさと納税のデメリット


【個人】

・税金の控除額には限度がある(※住民税の2割が限度)


【自治体】

・魅力的な特産品等を提供できない自治体はブランド競争に負けて、逆に、衰退が加速してしまう可能性がある

・魅力的な特産品を提供できない自治体に住む人々が、外の自治体への「ふるさと納税」を進めて、その結果、現在住んでいる自治体の住民税が減ってしまう可能性がある(力のない自治体がさらに弱くなることもある)

・豪華な特産品の提供に目がくらみ、自治体が特産品を仕入れる業者と癒着関係を作ってしまう可能性がある

・豪華な特産品を準備したものの、想定より寄付金が少なく、赤字になる可能性がある





そうですね、比較的立場の弱い地方自治体には、結構ヘビーな雰囲気が漂ってますよね。
誰かが幸せになれば、誰かが不幸になる、まさにそんなトレードオフを感じられると思います。

最近では、宅地を贈呈するような自治体も出てきていて、やりすぎ感が指摘されていますが、自治体のお金問題を孕んでいることは無視できません。



では、メリットとデメリットが分かったところで、具体的な事例について見ていきましょう。

ふるさと納税したら、どんなものが貰える?


以下、趣味と独断で、有名どころを中心に、ふるさと納税に対する御礼の品を列挙していきます。

<安定路線>お米


お米は、特に山形県が多く取り扱っていて、「あきたこまち」「つや姫」「コシヒカリ」「はえぬき」等が主力です。

金額によって提供される量が異なるものの、だいたい10,000~20,000円で、10~25kgものお米が受け取れます。
お米は保存もききますし、普段の食生活の主役な訳ですから、喜ばれないはずがありません。

<高級路線>和牛やカニ


ハイソな御礼としては、代表的なもので、和牛やカニが挙げられます。

だいたい10,000円の寄付で、和牛であれば500~600g、カニであれば1~2kgの提供があります。

「最上牛」「宮崎牛」「佐賀牛」「淡路ビーフ」等、日本の和牛産地は多岐に渡り、ふるさと納税との相性もバッチリです。
同様にカニも、高級食材かつ、地方の強みが活かせるジャンルです。

<オシャレ路線>地ビールやワイン


お酒類も、貰えるとハッピーでスタイリッシュでアダルトな気分になりますね。

ジャンルにもよりますが、10,000円で、およそ4,000~6,000mlの提供があります。

ここ最近流行りの地ビールであれば、新潟、宮城、岩手の東北勢、岡山、山口の中国地方が強いようです。
ワインに関して言えば、ぶどう名産地の山梨、ハーブワインが強い埼玉、県内にワイナリーが多い山形、ここらへんは特にイニシアティブがあります。

<無難路線>フルーツ


ここはかなり手堅いカテゴリです。

果実によってマチマチですが、10,000円でおよそ1~2kgが相場です。

フルーツ類も、地方ならではの強みが出るジャンルですよね。
最近ですと、栃木県産のスカイベリーなど、高級ジャンルに該当する品も続々と出てきています。





フ~ッ♪
フ~~ッ♪
こんなに素晴らしい産品が貰えるのであれば、何も貰えずに税金を支払うよりも、よっぽどいいですよね。



ただですね、ここでひっかかるのが、“納税”なだけに、申込みの手続きがいろいろと面倒なのではないでしょうか。
どうなんでしょうね。

ふるさと納税の手続き



自分の故郷、あるいは、めぼしい特産品などを探して、ふるさと納税したい自治体を選ぶ

ふるさと納税を扱っているWEBサイトを訪れ(※自治体に直接電話でも可)、納税を申し込む

特産品などの御礼を受け取る

確定申告を行う



これが一連のフローです。


最も面倒なのは最後の確定申告ですが、実のところ従来であれば、税務署まで足を運んで確定申告を行わなければならなかったのですが、現代ではPCなどで入力後プリントアウトして、税務署に郵送するだけでOKです。

ただ、前述の通り、年収や家族構成によって受けられる控除額等、特典が異なりますので、その点だけは注意しましょう。

最後に


ふるさと納税は、個人と自治体、両者ともにメリットが多い施策である反面、すでに知名度とハイエンドなブランド力を持っている自治体と、そうでない自治体とでは、お金の集まり方においても、出来レースになってしまうであろう構図も見えてくると思います。

そして何より、かつて人気を博した“夕張メロン”の夕張市、“篤姫”ブームの指宿市、“ふなっしー”の船橋市、“くまモン”の熊本市などの事例を見てみても、地方創生や再生には、時の運や自治体の継続的な経営努力が欠かせません。

ふるさと納税が地方活性化に一役買っているという事実は否定できませんが、真の意味で、力強く、地方創生を果たすには、まだまだ課題が多いと言えるのかもしれません。


ただ、そういった経済的観点はさておき、自分のふるさとや元気がないと言われる地方に、与えられてきたものを少しでも還元して、その一助になれるなら、ふるさと納税をしない理由はないと思います。
なんだかんだ言っても、母なる“ふるさと”ですから。


私も早速、納税しますよ。
という訳で、忙しいですし、この辺で失礼します。






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