2016.07.27

【ファッション】“衣食住”で最も長い時間を共にするのは基本的に“衣”ですから。

それほどまでに人生の中で大切な要素であるにも関わらず、なぜアナタがファッションに無関心でオシャレではないのか。それはひとえにセンスがないからなの。まず認めなさい。そして自らのライフスタイルを愛しなさい。結局は人間性なの。それがファッションなのよ。(いっちょまえにイヴ・サンローランみたいなこと言うとるけど、誰やねんオマエ、なんやオマエは)



どうも、ファッショニスタに憧れ続けて77年、オシャ川オシャ子です。(おいこら、今何歳やオマエ、ていうか誰やねんオマエ、いきなり説教気味で入ってきやがってよ)



皆さん、いったいどうしちゃったのよ。
ハッキリ言うけど、ファッションがなってないわよ。
なぜだか分かる?
分からない?
どっちなの?
もういいわよ。
ラチがあかないから、順番に箇条書きしていくわ。


1.体型に合っていない
2.自分のキャラを理解していない
3.とりあえずのブランド品
4.時代のトレンドを無視している




皆さんはほぼほぼ、これ全部を見事にやってのけてるの。
だからダサイのよ。(おいおい、壮大に敵を作りすぎじゃ、アホかオマエは、ほいで口調がめちゃくちゃ気色悪いけど、誰を意識しとんねん)


ただし、1番から3番は生まれ持ったビジュアルや経済力の部分が大きいから、正直シンドイとして、4番の『時代のトレンドを無視している』はかなり危険よ。(そう言うオマエは、さぞかし画になるスタイルと艶やかなフェイスを持ってんねやろな、そうじゃなかったらどうなるか分かってるやろな、ていうか分かったぞ、さてはオマエ、アナ・ウィンター気取ってんのか)


いや、気取ってるんじゃなくて、私はアナ・ウィンターよ。(うそつけ、ドアホが、アナ・ウィンターが日本語でライティングするわけないやろが、しかも、しょーもないことをタラタラタラタラ)


そこまで言うなら、分かったわ。
ここからは至ってマジメにいくから、ツッコミは不要よ、お帰り!!!(やかましい、ちゃんとせえよ、あとな、あんまりズバズバいくなよ、しっかり知恵とプライドを持って大人っぽくいけ、それこそアダルトでセクシーなスタイルで攻めていけ、その方が間違いなくモテるし、だいぶトレンディやから、まあこの段階でこっちまでゲロスベりの痛い感じになっとるけど、全部オマエのせいやからな)

ファッショントレンドにはサイクルがあって、一見古く思われるスタイルが流行るのにも理由がある。

ファッションのトレンドにはサイクルがあって、古いと思われるスタイルが流行る理由がある。


ファッションのトレンドというのは、だいたい20年サイクルで繰り返し回っていると言われていまして、これはファッションに限ったことではなく、音楽などのエンターテインメントやカルチャーでも同じことです。

例えば、一昔前に流行ったディレクター巻き、エアマックス、クラッチバッグなどなど、どれも全て今現在もぶり返しているものですよね。


そして、なぜそんな20年サイクルが起きるのかということですが、大きな理由のひとつとして、人間のライフステージが関係しています。
13~15歳だった子供たちは、20年経てば33~35歳になりますね。
簡潔に言うと、13~15歳という多感な思春期に影響を受けたものは、その後の人生にも大きな影響を及ぼし、20年経って社会の中で力を持ち始めた彼らが、当時の流行を復活させる訳です。

また、そもそもファッションのモチーフとなるものには数に限りがあるので、提供発信側が少しずつ手をかえ品をかえ、真新しいトレンドに昇華させているといった側面もあります。

2020年の流行ファッションのヒントは2000年にある可能性。


では、来たるオリンピックイヤーの2020年はどんなファッションが流行るのかという問いを設定し、参考までに、その20年前の2000年あたりはどんな雰囲気だったのかを見てみます。

2000年前後は、10代を中心に安室奈美恵を支持するアムラーが、バーバリーを身に着け、タイトスカートにタートルネックセーター、厚底ブーツを履いて、街を闊歩したような時代でした。
それとは対照的に、篠原ともえを支持するシノラーも存在し、アパレルは原色で奇抜、さらにはランドセルまでファッションアイテムとして背負ってしまうなど、大人っぽいとは真逆のファッションが市場を席巻しました。
さらには、そんな両者を掛け合わせたように、ルーズソックスを履いて、派手で濃いメイクを施した黒ギャルやコギャルが渋谷のセンター街などを彩っていました。

こんなところに幾分、2020年流行のカギが隠されていそうですね。


ただし、覚えておいてほしいことがありまして、流行というのは、マイナーチェンジした形で再来します。
つまり、昔の流行と全く同形態のものが流行るということはまずありませんので、物持ちがいいからと言って2000年に着用していたアイテムを引っ張り出してきて、2020年に身に着けるみたいなことは相当厳しいですし、いくら勘所を押さえていてもファッショニスタとは言えませんので、悪しからず。
なお、ヴィンテージがいろんなカテゴリで流行っていたりもするのですが、そこも一歩間違えると、だいぶ厳しいことになり得ますので、悪しからず。

流行色はあらかじめ決定されている。

ファッショントレンドはある程度先読みできる。


ところで、世の流行ファッションはパリコレクション、ミラノコレクション、ニューヨークコレクション、東京コレクションなどのファッションショーで脚光を浴びるデザイナーやスタイリストが作り出している、と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは全部とは言いませんが、半分間違っています。

というのも、ファッショントレンドは毎年、商業的な面から大枠が決定付けられていて、その道筋通りに業界全体が動いています。
ですので、トレンド発信の場であるファッションショーにおいても、各ブランドのクリエイティブ・ディレクターやデザイナーたちは、ある程度決められたテーマの中で、自由度の高い表現をしているといったイメージになります。



具体的に説明すると、まず最初に決まるのが「色」です。
ターゲット年のおよそ2年前に、パリのインターカラー(国際流行色委員会)で、ファッションに用いる流行色が決められます。

インターカラー(国際流行色委員会:INTERNATIONAL COMMISSION FOR COLOR)は、1963年に発足した、唯一の国際間で流行色を選定する機関です。加盟各国が提案色を持ち寄り、実シーズンに先駆ける約2年前の6月に春夏カラー、12月に秋冬カラーを選定しています。これは、世界的に最も早い時期のトレンドカラーの選定であり、インターカラー選定色の方向は、その後に発表される世界各国のトレンドカラー情報の、いわばトレンドセッター的な役割をしています。日本は発起国として設立に携わり、創立当初よりJAFCAが日本を代表して参加しています。日本国内では、インターカラー日本委員会がJAFCA内に組織され、日本提案色の選定、インターカラー決定色および各国提案色の共有が行われています。

加盟国 (2015年1月現在15ヶ国)
イギリス / イタリア / 韓国 / スイス / スペイン /タイ / 中国 / ドイツ /
トルコ / 日本 / ハンガリー / フィンランド / フランス / ポルトガル /アメリカ

日本流行色協会(JAFCA)のホームページより



以下、日本の市場から見た、おおまかな流れです。


【2年前】
色彩動向・社会動向調査
インターカラーが流行色を決定<複数>

【1年半前】
日本流行色協会(JAFCA)が国内の流行色を決定

【1年前】
各メーカーがアセンディングカラー(※流行色を軌道修正した色で、小売を意識して提案された色)を決定

【6か月前】
商品化/コレクション等で発表/メディア等に掲載/PR


そして、いったいなぜこんな流れになっているのかということですが、ファッションビジネスでは、生地の仕入れ、買い付け、デザイン製作、ショー開催など、必要工程が順序立って多岐に渡るので、もう足並みを揃えて枠を決めちゃいましょう、その方が全体的に楽でしょう、ということですね。

もちろん、流行色は適当に決められている訳ではなく、リサーチ含め過去から現在に至る時代の流れを読んだうえで、最大公約数的に市場が求めるであろう色がピックアップされています。


ということで、ファッショントレンドと色を洞察するうえでは、時代背景も重要です。
例えば、“24時間戦えますか”のバブル期には、サイケデリックで刺激的な色が流行しましたし、その後バブル崩壊などで不況に陥ると、人々は精神的な安らぎを求めるかのように、アースカラーやエコロジーカラーを手にしました。
平成不況が長らく続いている昨今でも、明度と彩度を落ち着かせた優しい色合いが多く見られます。

ファッショントレンド予測もビッグデータで解析される時代に。


現在では当たり前の存在となったEC(ネットショッピング)。
“ファッションは着用してみないと分からないことも多い”ということもあって、リアル店舗での販売が主流だった頃が懐かしいほどに、今やネットでのファッションアイテム購入が市民権を得ましたね。
そして、EC普及のおかげもあって、ファッショントレンド予測も実態に基づいた内容に近づいていきます。
消費者がファッションアイテム等についてネット検索するようになり、さらに属性に合わせた購買履歴などもどんどん蓄積されていくことで、市場がどんなモノに興味を示しているか、将来何を求めそうかといったことが、データとしてそれなりに可視化できるようになる訳ですね。

余談ですが、このところコンピュータのディープラーニング研究と実践が加速度的に進展していて、わざわざ人間が流行色を決定しなくても、人工知能自らデータから学習し、未来のトレンド予測と共に流行色を決定するような時代もやってくるでしょう。


また、同じデジタル領域で言うと、VRがファッションの購買体験をガラっと変えると言われています。
VRとは、バーチャル・リアリティ(Virtual Reality)のことで、現在では映画やゲームでも取り入れられている、ヘッドセットやグラスを装着してリアルな3D体験ができるテクノロジーですね。
やがては、VR上で旅をして現地の風や匂いを感じるといった4D体験が可能になるとか何とか言われていますが、ファッション関連でも、リアル店舗で買い物しているような購入体験ができたり、海外の小売店を回ってトレンドの最先端を肌で感じるようなこともできるようになるかもしれません。

まとめ


ファッションには押さえるべきポイントがいくつかあって、中でも、トレンドをある程度掴んでいけば大きな失敗はないでしょうということですが、かと言って、毎年2回コレクションで発表される“いつどこで着るんだ的ブランド品”を身に着けなければいけないということではなく、トレンドを基にリアルクローズに落とし込んだ製品が市場にたくさん出回りますので、そこをチェックしながら、審美眼を養っていけば、自然とファッショニスタへと近付いていきます。

また、ファッショントレンド自体は自然発生的なものではなく、半ば意図的に人によって生み出されるということもあって、このご時世、インターネットが重要ツールになってきますね。
インスタグラムにしても、コーディネートアプリにしても、今後はますますネット界隈から新たな流行が生み出されていくであろう構図が垣間見えます。


いずれにせよ、人生において、ファッションは非常に大切なのです。
“衣食住”で考えてみても、“食”は基本的に1日3回、“住”は仕事などで家を空けるとして1日の半分ほどですが、“衣”は24時間ずっと寄り添っています。




だから、ほらほら!
アナタ、その服にそのバッグはあり得ないわよ!
色の組み合わせを考えなさいよ!
スーツのサイズ感がオカシイわよ!
革靴はちゃんと磨きなさいよ!

以上よ!!!(最後の最後にタガを外してきたな、もう反動がモロに出てきてるよね、まあとりあえず、ファッショニスタに憧れてるんやったら、もっとディープなファッション情報をよこさんかいや、アホンダラ)






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