2016.09.15

【車のトラブル】いきなりの車のトラブルは寝つきが悪いから、対処したってや。

急な車のトラブルでも慌てへんで! 寝つき良くしたいんや!寝つきの良いドライバーでいたいんや!


<作業員>
お待たせしました!ロードサービスです!

<馬場>
お、待ってたで!

<作業員>
え、何をですか??

<馬場>
おっと。ロードサービスぅ。君ぃ。ロードのサービスぅ。いや、出鼻からボケてくるロードサービスの人は初めてやわ。違うサービス業の方が向いてるんちゃいますか?いやね、急にエンジンが停止しよったんや。ホンマに困ったもんや。

<作業員>
なるほど、そうですか。まあ、別に煙も吹いてないようですし、故障してるわけでもなさそうですね。ちょっとボンネットを開けてから閉めてもらってよろしいですか?

<馬場>
うい!勢いよく開けてから閉めたるで!ってアホか。なんで閉めんねや。なんのためのモーションやねん。俺は世界的ダンサーか。PV撮影でもしとんのか。いや、もうええから、開けたままにしとくから、はよ点検してくれ。

<作業員>
あれ?すいません、お客さんどこかで見たことあるような気がしますけど、もしかして、F1レーサーの馬場絆(ばばばん)さんじゃないですか?

<馬場>
まあ、そうやけど、なんかあるんかいな。

<作業員>
わわっ、スゴイ!最初は気付きませんでしたよ。いや~なんとなく光栄ですけど、レーサーでも車のトラブルってあるんですね!

<馬場>
おい、なんとなく光栄ってどんなレベル感やねん。いやもう、そりゃ、レーサーも車のトラブルぐらい起こすっちゅうねん。おたくもロードサービスの仕事してても、車のこと全部理解してるわけちゃうでしょ?

<作業員>
…いや、あ、あ、あの、そ、そ、そこまで奥深く深遠な意味での発言ではないので、お、お気を悪くされたのなら、あ、あ、謝ります。

<馬場>
“奥深く深遠な意味での発言”って表現のクセ、えげつないな。ていうか、出た。ほら、関西弁って音に圧があるし、雰囲気だけで怒ってるように聞こえるみたいなところあるよね。それもあってか、他の地域出身の人とは、どうも人間関係に覇気が出えへんねんなぁ。

<作業員>
ふーん。

<馬場>
テンションの高低差スゴイな、オマエ。



いきなり起こってしまった場合にハラハラしてしまう車のトラブルですが、極力、急なトラブルでも慌てないスマートなドライバーでいたいですよね。

そんな気高きドライバーを目指すためにも、今回は車のトラブル事例、解決策や予防法をご紹介します。


よくある車のトラブル:解決・予防

よくある車のトラブル:解決・予防


<馬場>
おし、ボンネット開けたで。

<作業員>
う~ん、やっぱりバッテリーあがりが原因かもしれないですね。ライトを点灯したまま何時間も車を放置してたとか、そういう系統の至極鮮明でハツラツな記憶ってありません?

<馬場>
そういう系統の至極鮮明でハツラツな記憶は、ないなぁ。

<作業員>
そりゃ、ないでしょうね。まあ、とりあえずバッテリーあがりの線で調べてみます。

<馬場>
だいぶ食い気味に入ってきたやん。明らかに俺の答え待ってなかったやん。

<作業員>
にしてもスゴイ車ですよね。さすが第一線で活躍されておられるレーサーは持ってる車も全然違いますね!正真正銘の天才ですよ。もうオマージュしか捧げるものがないんですけど大丈夫ですか?

<馬場>
褒め方のクセもヤバイな、オマエ。



JAFによると、車に関する救援依頼件数トップに位置しているのが『バッテリーあがり』です。

事前対処法として、バッテリーは目で確認することが可能で、まずバッテリー本体の割れや膨らみ、上部にある端子の接続部分が緩んでいないかチェックします。
軽く手でケーブルを揺すると、緩みがないか確認できるので、女性でも簡単にチェックすることができます。
そこで緩みがあった場合は、しっかりナットを固定しましょう。
車の振動によってここが緩むと、正常な電気が流れなくなるので、時々ボンネットを開けて確認すると効果的です。

次に、バッテリー液量の確認、接触不良の原因となる端子部分や通気口に付着した白い腐食物の除去などは、定期的に行いましょう。
また、端子部分に付着したゴミやサビも接触不良を起こす原因になるので、ブラシなどで取り除くといいでしょう。

なお、先にも述べたバッテリー膨張のチェックについてですが、こちらは過充電により起こる現象なので、バッテリーが異様に膨らんでいる場合、そのままにしておくと相当危険です。
内部で大量のガスが発生している可能性もあるので、最悪の場合、破裂してしまいます。
白い粉が出始めていたり、少しでも膨張しているのが分かったら、早めにカーメンテナンス専門店に相談してみましょう。




<作業員>
じゃあ、エンジンかけてみてください。

<馬場>
……やっぱ動かんな。

<作業員>
う~ん、バッテリーじゃなくてエンジン内部の問題ですかね。そうなるとレッカーで移動しなきゃいけません。

<馬場>
レッカー移動?大丈夫かいな?後輪パンクしとんで。

<作業員>
え、頭がパンク?

<馬場>
言うてへん。さすがに言うてへんわ、それは。“アタマ”と“コウリン”って、どう聞き間違えんねん。母音すらどこもカスってへんやんけ。耳すらクセすごいな、オマエ。

<作業員>
あぁ、後輪がパンクですか。割と普通ですね。面白くはないですね。

<馬場>
普通やで。ずっと普通にきてたよ。こっちは普通にこれてると自負してるよ。ただまあ、プロのレーサーやから、パンクなんて日常茶飯事や。

<作業員>
いや、渾身の自慢とか結構なので、なる早で交換してくださいね。

<馬場>
最初にプロのレーサーですか?って聞いてきたんはオマエやけどな。もうこっから俺、何言うても自慢になりそうやな。



車のトラブルで『バッテリーあがり』の次に多いのは、『タイヤのパンク』です。
タイヤのチェック項目は、「空気圧チェック」「残り溝の確認」「傷や摩耗の確認」「タイヤに異変がないかの確認」があり、事前に劣化具合を見る習慣をつけるとパンク予防になります。
また、スペアタイヤがちゃんと積んであるかも確認しておきましょう。
走行中にタイヤがパンクした場合、そのまま1~2kmほど走ることは可能ですが、かなり危険なので早急に交換しましょう。




<作業員>
じゃあ、レッカー移動の準備しますね。

<馬場>
あぁ!車の中に鍵を入れたままドア施錠してもうた。キー閉じ込みや。

<作業員>
あぁ、ありますよね。僕もこの間、座席に鍵を置いたまま、外に出ませんでしたよ。

<馬場>
出てへんのかい。揺さぶるよね。どこまで揺さぶるん?俺との会話をどこまで揺さぶるん?ホンマに豆腐の角に1,000回、オマエの頭を打ち付けたろか。

<作業員>
いや、何言ってるか全然分かりません。あと、込み入ったボケってややこしいだけで、面白い!ってなるまで時間かかるので、なるべくやめた方がいいと思いますけどね。とりあえず、鍵を車の中に置いて出てしまうのは、そこまで大袈裟な失敗じゃないと思います。

<馬場>
誰が込み入ったボケじゃ。ボケんの自体、初めてじゃ。オマエがボケ倒しとったから、余地すらなかったんじゃ。



車のトラブルで3番目に多いのは『キーの閉じ込み』です。
キー閉じ込みとは、車内にキーを置いたままドアを施錠してしまうことですが、スペアキーを用意していない場合は、ものすごい困った状態になるので注意が必要です。
キー閉じ込みをしてしまう理由のほとんどはヒューマンエラーなので気を付けましょう。



参照:データで見るロードサービス │ JAF


車のトラブル事例/対人


<顔が強い人>
おい、オマエら!いつまでグダグダコントやってんだ!いい加減にどけよ!駐車場から車が出せねぇんだよ!!

<作業員>
す、すいません。す、すぐに車を移動しますから、す、少しお待ちください。

<馬場>
なんや!言いたいことがあるんやったら俺に言わんかい!俺の車から物語が始まっとんねん!!

<作業員>
ちょっ、ちょっと馬場さん。そこは響き重視で、“物語”よりも“ストーリー”の方がいいんじゃないですかね?

<顔が強い人>
なんだオマエは!ていうか誰に向かって関西弁喋ってんだよぉ!

<馬場>
やかましいっ!オマエみたいなやつはペットフードの食べ過ぎで、キレやすくなっとんねやろっ!あと、おるか分からんから賭けに出るけど、嫁さんと子供も満足に養えていないであろう甲斐性なしに、駐車場から車を出す資格はないからなっ!

<顔が強い人>
あるとしたらジャンクフードだろ、そこは。あと、残念ながら嫁も子供もいねぇよ。ていうか最後も、論理の飛躍というか、シンプルに意味が分かんねぇよ。トータルでなんなんだよ、オマエは。

<馬場>
お、いいね!そう!甲斐性なしでも、駐車場から車を出すのは別にええわけやん。見事に割と関係ない話に持っていってるわけ。そういうこと。

<作業員>
馬場さん、しょーもないボケの玄人ですね。ゲロスベってますよ。

<馬場>
まあ、オマエが言うな。



カーライフに対人トラブルは付き物です。
例えば、接触事故が起きた場合でも、被害者を威圧して不利な条件を飲ませようとする加害者も存在しますので、そういう場合は、その場での直接示談は行わず、警察に連絡して冷静に対処しましょう。

また、自賠責保険や任意保険の請求には、自動車安全運転センターが発行する「交通事故証明書」が必要です。
証明書は警察を通して発行されるので、事故現場の状況を把握するためにも車などは移動させずに、そのままの状態にしておきましょう。
なお、ドライブレコーダーを活用すれば、事故状況を正確に伝えられるので、設置を考えてみてもいいでしょう。

また、自分が加害者となり人身事故などを起こしてしまった場合、警察だけでなく救急車の手配や目撃者の確保などが必要です。
事故直後はパニック状態に陥るドライバーも多いですが、人の命に関わることもありますので、周囲に助けを呼ぶなどしてとにかく最善を尽くしましょう。

その他の対人トラブルには、「走行中の煽り行為」「故意に車に傷をつける」「暴言」など、枚挙にいとまがありません。
ほとんどは、マナーを守らない人間によって引き起こされるので、状況に応じて対処しましょう。



車のトラブル事例/季節や環境

車のトラブル事例/季節や環境


<作業員>
あの、さっきから気になってるんですけど。

<馬場>
なんやねん。

<作業員>
なんで前輪にタイヤチェーンを装着してるんですか?雪も全然降ってないですよね?

<馬場>
(タ、タイヤチェーン…?え、振りか?粗すぎるやろコイツ!?ていうか初対面やのに、ずっとグイグイくるやん!?)オ、オシャレや、オシャレ。オシャレな演出や。

<作業員>
いやいやぁ、雪のない季節にチェーン付けて走ってたら、振動がモロに車内に伝わってメチャクチャうるさくないですか?

<馬場>
オマエは分かってへんなぁ。何にも分かってへんわぁ。それがええんやろが。レーサーっていうのは、どんなに過酷な状況でも走り続けないとアカン職業やねん。時には誰かを乗せて、人生という名のサーキットを走らなアカン時もあるわけ。だから、集中力と忍耐を鍛えるのにはうってつけなんや。

<作業員>
すいません。“レーサーっていうのは”のところから全部聞こえませんでした。

<馬場>
ボケナス。ええ加減にせえ。



季節の変化や環境による車のトラブルもあります。
特に、路面の凍結は大事故を引き起こすこともあるので、スタッドレスタイヤを履いて走行するなどの事前準備は意識しましょう。
なお、スタッドレスタイヤは降雪時の滑り防止に一定の効果がありますが、過信はいけません。

また、高速道路を走行する際や、急な坂道を運転する場合は、タイヤチェーンを装備する必要も出てくるでしょう。
チェーンの中には、ハイドロプレーニング現象(※タイヤと路面の間に水が入り、ハンドルとブレーキが利かなくなる現象)に対する耐性が高くない商品もあるので、降雨時の高速道路の走行には十分注意してください。

他にも、道路環境によるトラブルで有名なもので、長い坂道が影響して発生する「フェード現象」と、道の種類に左右されずにどこでも起こり得る「ベーパーロック現象」があります。
長い下り坂が続いてフットブレーキを使い続けると、ブレーキに熱が伝わって摩擦力が急激に低下することがあります。
この影響でブレーキ性能が落ちる状態が「フェード現象」です。
一方、道の種類は関係なく、フットブレーキを酷使すると発生するのが「ベーパーロック現象」で、熱がブレーキ液まで過剰に伝わることで、液の内部で気泡が発生してしまい、ブレーキを踏んでも利かなくなってしまう現象のことです。
フェード現象もベーパーロック現象も、ドライバーの運転技術に拠るところがありますので、日頃から滑らかなブレーキ使いを意識して運転するようにしましょう。
中にはブレーキがやられてしまい、車体を壁に衝突させて停めなければならないといったようなシチュエーションもありますので、適宜サイドブレーキを活用して、ブレーキ熱を逃がしてあげることが重要です。



Be a 寝つきの良い driver.


<作業員>
本日はお疲れ様でした!というよりも、ご愁傷様でした!の方がいいですよね。それでは、故障の原因が分かり次第、またご連絡させていただきます。

<馬場>
一言多いねん。しかも、そうなるとボケじゃなくて、ただの嫌味になってまう節があるやん。まあ、よろしく頼むわ。あ、それから、俺の車の名前教えてなかったやろ。

<作業員>
もしかして…

<馬場>
せやな、ランボルギーニ・ヴェネーノや。めっちゃええやろ?

<作業員>
ランボーのオニギリ??何ですか、それ。めちゃくちゃ怪訝そうな名前ですね。

<馬場>
もうええっ!!“怪訝そうな名前”って、なんっやねんっ!!気になるわぁ。語彙の踊り方のクセがごっつい気になるわぁ。とにかく最後の最後までクセだけで引っ張ってきてるよね。オマエというやつは、一貫性だけはハンパじゃないやん。ということで、もう帰れ、はよ。仕事も変えろ。



車のトラブルの大半は、運転者の不注意や日頃の点検やメンテナンスを怠った結果として発生しがちです。


ということで、皆さんも寝つきの良いドライバーになるための努力に励みましょう。
では、さようなら。







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