自動車保険の基礎知識

搭乗者傷害保険とは?

搭乗者傷害保険は、被保険自動車(補償の対象となる自動車)に搭乗中の人(運転者を含む)が、事故により死傷または後遺障害を負った場合に保険金が支払われる傷害保険です。支払われる保険金には大きく分けて死亡・後遺障害保険金と医療保険金の2種類があります。相手からの賠償金や人身傷害補償保険などの保険金受け取りの有無に関係なく支払われます。

補償の内容

死亡・後遺障害保険金は、死亡した場合には契約した保険金額が支払われ、後遺障害の場合には、障害の程度に応じて保険金額の4%~100%が支払われます。

医療保険金は、以前は「日数払」といって、「入院1日5,000円、通院1日3,000円」といったように、入通院の日数に応じて保険金が支払らわれるものでしたが、「部位・症状別払」が主流となっています。旧来の日数払タイプが治療後に保険金を支払うのに対して、治療中であってもケガの部位や症状に応じて、一定の条件のもとに事前に決められた保険金を支払うというものです。

「部位・症状別払い」では、例えば「足の骨折は30万円、頭部の打撲には・・・」というように細かく定められています。

(例)

治療日数による制限 傷害の程度 保険金支払額
治療日数4日以内の場合 一律 1万円
治療日数5日以上の場合 1.打撲、挫傷、擦過傷、捻挫などで下記2~4以外のもの 10万円
2.骨折、脱臼、神経損傷(脳・目・頚椎・脊髄以外の部位)、上肢・下肢の筋・腱または靭帯の断裂 30万円
3.上肢・下肢の切断または離断、眼球の内出血または血腫、眼の神経損傷、眼球の破裂 50万円
4.脳挫傷等の脳損傷、頭蓋内出血、頚椎損傷、脊髄損傷、胸部・腹部の臓器損傷 100万円

搭乗者傷害保険は、保険会社によって補償内容にバラツキがあり、部位症状別払いの支払金額が倍額になる特約がある保険会社や、死亡・後遺障害は無く傷害一時金を支払うといった保険会社もあります。

こんな時には保険金が支払われません

搭乗者傷害保険では人身傷害補償保険同様に、下記のような場合には保険金が支払われません。

  • 被保険者や保険金受取人の故意または重大な過失によって生じた損害
  • 無免許運転、酒気帯び運転、麻薬等使用中の運転により、運転者本人に生じた損害
  • 正当な権利を有する者の承諾を得ないで被保険自動車に搭乗中に生じた損害
  • 被保険者の闘争行為、自殺行為、犯罪行為によって、その本人に生じた損害
  • 競技・曲技のために使用、または競技・曲技を行うことを目的とする場所で搭乗中に生じた損害
  • 異常かつ危険派の方法で搭乗中に生じた損害
  • 戦争、外国の武力行使、革命、暴動、核燃料物質等によって生じた損害
  • 地震、噴火、津波による損害など

「人身傷害補償保険」と「搭乗者傷害保険」の違い

  人身傷害補償保険 搭乗者傷害保険
どんな時にでる? 車に乗っている人が死傷した時、他の車に乗っている時や歩行中の事故で死傷した時 車に乗っている人が死傷した時
補償内容は? 治療費、通院にかかる交通費、休業損害、遺失利益など 部位症状別の一時金が主流

人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険の大きな違いは、支払われる保険金が実費をベースにしたものになるか、あるいは定額になるかというところです。人身傷害補償保険(人身傷害補償特約)が発売されるまでは、自分や同乗者が事故によりケガをした場合の補償については搭乗者傷害保険で備えるというのが一般的でしたが、治療費だけでなく休業損害などの損害も考えると、足りないのでは?とちょっと不安でした。人身傷害補償保険の誕生以降、それらを補償する役割は人身傷害補償保険がカバーすることになり、搭乗者傷害保険はそれを補完するものへと移行されつつあります。よって、自分や同乗者の人身損害に備える補償の考え方としては、「人身傷害補償保険」に優先的に加入し、「搭乗者傷害保険」は上乗せ補償として検討すればよいでしょう。

なお、部位・症状別払の方が旧来型の日数払に比べて保険料が安く設定されているのが一般的ですので、保険料の節約を考えている場合には、搭乗者傷害保険をやめるのではなく部位・症状別払に変更してみるという選択肢もあります。事故でケガをして入院することになったような場合には、新しい寝間着など入院生活のために特別に生活用品を購入することがあるかと思いますが、対人賠償責任保険や人身傷害保険では一般的に生活用品の購入費用は損害として認められないので、そのような費用負担に備える保険としては搭乗者傷害保険が役に立つことがあります。

※本ページに記載されている情報については一般的なものとなっており、保険会社によっては定義・ 補償内容等が異なる場合があります。また本ページに掲載されている情報は、特定の保険商品の募集を目的としたものではありませんので、保険契約の締結や変更手続き等に際しては、保険会社から提供される情報をご参照いただきますようお願いいたします。

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